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Visual C++ ウィザード モデル

Visual C++ ウィザード モデルは、ウィザードのデザイン時にオートメーションをサポートします。また、このモデルには、ウィザード開発で必要となる各種の事項に対する手段も用意されています。

  • UI ベースのウィザードと非 UI ベースのウィザードの起動

  • ウィザードの HTML ユーザー インターフェイスでの内容の変更

  • ウィザードのページ移動の処理

  • ユーザーと HTML ユーザー インターフェイスとの対話の制御

  • クエリ、ユーザー入力の検証、およびコードの生成に必要な Visual C++ コード モデルへのアクセス

  • タイプ ライブラリ情報の問い合わせ

  • エラー処理とエラー報告

また、Visual C++ ウィザード モデルには、Visual C++ に付属するウィザードで使用するヘルパー メソッドも用意されています。

Visual C++ ウィザード モデルでは、次のオブジェクトが定義されています。

Object

Description

IVCWizCtl オブジェクト。

IVCWizCtlUI インターフェイスおよび IVCWizCtl インターフェイスのコクラスであり、カスタム ウィザードの HTML コントロールを制御するメソッドとプロパティが含まれています。

VsWizard オブジェクト。

IDTWizard.Execute メソッドを実装するコクラスです。

WizCombo オブジェクト。

IWizCombo のコクラスであり、カスタム ウィザードのコンボ ボックスを制御するメソッド、プロパティ、およびイベントが含まれています。

IEnumInfo オブジェクト。

ウィザード プロジェクトの列挙メンバーに関する情報が含まれています。

IFuncInfo オブジェクト。

ウィザード プロジェクトの関数に関する情報が含まれています。

IInterfaceInfo オブジェクト。

ウィザード プロジェクトのインターフェイスに関する情報が含まれています。

IParamInfo オブジェクト。

ウィザード プロジェクトの関数と変数のパラメーターに関する情報が含まれています。

ITypeLibInfo オブジェクト。

ウィザード プロジェクトのタイプ ライブラリに関する情報が含まれています。

IVarInfo オブジェクト。

ウィザード プロジェクトの変数に関する情報が含まれています。

Visual C++ のカスタム ウィザードの詳細については、「カスタム ウィザードの作成」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : Visual C++ ウィザード モデルの例を解釈する

概念

ウィザードのデザイン

その他の技術情報

Visual C++ 機能拡張オブジェクト モデル