Visual Basic コンパイラオプション一覧 (カテゴリ別)

[アーティクル]
02/21/2013

Visual Basic のコマンドラインコンパイラは、Visual Studio 統合開発環境 (IDE) からプログラムをコンパイルする方法の代替として用意されています。次に、Visual Basic コマンドラインコンパイラオプションの一覧をその機能ごとに示します。

コンパイラ出力

オプション	目的
/nologo	コンパイラの開始メッセージが表示されないようにします。
/utf8output	UTF-8 エンコーディングを使用してコンパイラ出力を表示します。
/verbose	コンパイル時のその他の情報を出力します。

[最適化]

オプション	目的
/filealign	出力ファイルのセクションを配置する場所を指定します。
/optimize	最適化を有効または無効にします。

出力ファイル

オプション	目的
/doc	ドキュメントコメントを XML ファイルに出力します。
/netcf	.NET Compact Framework を対象とするようにコンパイラを設定します。
/out	出力ファイルを指定します。
/target	出力形式を指定します。

.NET アセンブリ

オプション	目的
/addmodule	指定ファイルからのすべての型情報をコンパイル中のプロジェクトで使用できるようにします。
/delaysign	アセンブリに完全に署名するか、部分的に署名するかを指定します。
/imports	指定のアセンブリから名前空間をインポートします。
/keycontainer	アセンブリに厳密な名前を付けるために、キーペアのキーコンテナーの名前を指定します。
/keyfile	アセンブリに厳密な名前を付けるキーおよびキーペアを含むファイルを指定します。
/libpath	/reference オプションによって参照されるアセンブリの場所を指定します。
/reference	アセンブリからメタデータをインポートします。
/moduleassemblyname	モジュールが含まれるアセンブリの名前を指定します。

デバッグ/エラーのチェック

オプション	目的
/bugreport	バグを簡単に報告するための情報を含むファイルを作成します。
/debug	デバッグ情報を生成します。
/nowarn	警告を生成するコンパイラの機能が表示されないようにします。
/quiet	構文関連のエラーおよび警告に関するコードが表示されないようにします。
/removeintchecks	整数のオーバーフローチェックを無効にします。
/warnaserror	警告をエラーとして扱います。

Help

オプション	目的
/?	コンパイラオプションを表示します。このコマンドは、/help オプションを指定するのと同じです。コンパイルは行われません。
/help	コンパイラオプションを表示します。このコマンドは、/? オプションを指定するのと同じです。コンパイルは行われません。

言語

オプション	目的
/langversion	コンパイラが指定されたバージョンの Visual Basic に含まれる構文のみを受け入れるよう指定します。
/optionexplicit	変数を明示的に宣言するよう強制します。
/optionstrict	厳密な型の意味を適用します。
/optioncompare	文字列比較をバイナリで行うか、ロケール固有のテキストの意味を使用して行うかを指定します。
/optioninfer	変数の宣言に対するローカル型の推定の使用を有効にします。

プリプロセッサ

オプション	目的
/define	条件付きコンパイルの記号を定義します。

リソース

オプション	目的
/linkresource	マネージリソースへのリンクを作成します。
/resource	マネージリソースをアセンブリに埋め込みます。
/win32icon	.ico ファイルを出力ファイルに挿入します。
/win32resource	Win32 リソースを出力ファイルに挿入します。

[その他]

オプション	目的
@ (応答ファイルの指定)	応答ファイルを指定します。
/baseaddress	ダイナミックリンクライブラリ (DLL: Dynamic Link Library) のベースアドレスを指定します。
/codepage	コンパイルですべてのソースコードファイルに使用するコードページを指定します。
/errorreport	Visual Basic コンパイラが内部コンパイラエラーを出力する方法を指定します。
/highentropyva	特定の実行可能ファイルが高いエントロピの ASLR 機能をサポートするかどうかをウィンドウのカーネルを (ASLR)指定します。
/main	起動に使用する SubMain プロシージャを含むクラスを指定します。
/noconfig	コンパイルに Vbc.rsp を使用しません。
/nostdlib	コンパイラが標準のライブラリを参照しないよう指定します。
/nowin32manifest	コンパイラがアプリケーションマニフェストを実行可能ファイルに埋め込まないよう指定します。
/platform	コンパイラが出力ファイルの対象とするプロセッサのプラットフォームを指定します。
/recurse	コンパイルするソースファイルをサブディレクトリで検索します。
/rootnamespace	すべての型宣言の名前空間を指定します。
/sdkpath	Mscorlib.dll と Microsoft.VisualBasic.dll の場所を指定します。
/vbruntime	コンパイラが、Visual Basic ランタイムライブラリを参照しないで、または特定のランタイムライブラリを参照してコンパイルを実行するよう指定します。
/win32manifest	プロジェクトの移植可能な実行可能 (PE) ファイルに埋め込むユーザー定義の Win32 アプリケーションマニフェストファイルを識別します。

参照

関連項目

Visual Basic コンパイラオプション一覧 (アルファベット順)

アルファベット順の C# コンパイラオプションの一覧

カテゴリ別の C# コンパイラオプションの一覧

概念

プロジェクトデザイナーの概要