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CMFCListCtrl クラス

CMFCListCtrl クラスは、CMFCHeaderCtrl クラスの高度なヘッダー コントロール機能をサポートすることで、CListCtrl クラス クラスの機能を拡張します。

class CMFCListCtrl : public CListCtrl

メンバー

Bb983191.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック メソッド

名前

説明

CMFCListCtrl::EnableMarkSortedColumn

並べ替えられた列を別の背景色でマークする機能を有効にします。

CMFCListCtrl::EnableMultipleSort

複数の並べ替えモードを有効にします。

CMFCListCtrl::GetHeaderCtrl

下線付きヘッダー コントロールへの参照を返します。

CMFCListCtrl::IsMultipleSort

リスト コントロールが複数の並べ替えモードかどうかを確認します。

CMFCListCtrl::OnCompareItems

2 つのリスト コントロール項目を比較する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCListCtrl::OnGetCellBkColor

個々のセルの背景色を確認する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCListCtrl::OnGetCellFont

描画されるセルのフォントを取得する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCListCtrl::OnGetCellTextColor

個々のセルのテキストの色を確認する必要があるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CMFCListCtrl::RemoveSortColumn

並べ替え対象の列の一覧から並べ替え対象の列を削除します。

CMFCListCtrl::SetSortColumn

現在の並べ替え列と並べ替え順序を設定します。

CMFCListCtrl::Sort

リスト コントロールを並べ替えます。

解説

CMFCListCtrl は、CListCtrl クラス クラスに 2 つの機能を追加します。1 つ目として、ヘッダーに並べ替え矢印を自動的に描画することにより、列の並べ替えが可能であることを示します。2 つ目として、複数列でのデータの同時並べ替えをサポートします。

使用例

CMFCListCtrl クラスのさまざまなメソッドの使用方法を次の例に示します。この例では、リスト コントロールの作成、列の挿入、項目の挿入、項目のテキストの設定、およびリスト コントロールのフォントの設定の各方法を示します。このコード スニペットは Visual Studio のデモのサンプルの一部です。

    CMFCListCtrl m_wndWatch;


...


    // DWORD dwStyle
    // CRect rectDummy
    m_wndWatch.Create(dwStyle, rectDummy, this, ID_LIST_1);
    m_wndWatch.SendMessage(LVM_SETEXTENDEDLISTVIEWSTYLE, 0, LVS_EX_FULLROWSELECT | LVS_EX_GRIDLINES);
    m_wndWatch.InsertColumn(0, _T("Variable"), LVCFMT_LEFT, 100);
    m_wndWatch.InsertColumn(1, _T("Value"), LVCFMT_LEFT, 100);

    m_wndWatch.InsertItem(0, _T("m_nCount"));
    m_wndWatch.SetItemText(0, 1, _T("100"));

    m_wndWatch.SetFont(&m_Font);

継承階層

CObject

   CCmdTarget

      CWnd

         CListCtrl

            CMFCListCtrl

必要条件

ヘッダー : afxlistctrl.h

参照

関連項目

階層図

CListCtrl クラス

その他の技術情報

MFC クラス