ステージング場所の選択およびドロップ フォルダーの設定
ビルド定義を定義するか、キューに配置するときに、ビルド処理でチームにバイナリとログ ファイルを配信できるように、ドロップ フォルダーのパスを指定できます。指定したフォルダーがドロップ フォルダーとして使用できるように準備されていることを確認してください。
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内部設置型のビルド コントローラー用にファイル共有にドロップ フォルダーを設定する
ホスト ビルド コントローラーを使用するときに出力を TFS にドロップする
Set up a drop folder on a file share for your on-premises build controllers
内部設置型のビルド コントローラーで実行されるビルド定義を定義するか、キューに配置するときに、ファイル共有のパスを指定できます。内部設置型のビルド コントローラーは、内部設置型の Team Foundation Server (TFS) または Team Foundation サービス上のチーム プロジェクト コレクションに専用のコントローラーとして使用できます。
ヒント |
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ビルド結果ログに TF270016 エラーがある場合は、ビルド サーバーに、ドロップ フォルダーにアクセスするためのアクセス許可がない可能性があります。この問題を解決するには、以下の手順に従ってください。 |
要件
ドロップ フォルダーが存在するコンピューター上で Administrators グループのメンバーである必要があります。
ファイル共有のドロップ フォルダーは、次のオペレーティング システムで使用できます。
Windows Server 2012
Windows Server 2008
Windows Server 2003
Windows 8
Windows 7
Windows Vista
ファイル共有でドロップ フォルダーを設定するには
ドロップ フォルダーを配置するコンピューターにログオンします。
Windows エクスプローラー (Windows 8 のファイル エクスプローラー) を開き、ドロップ フォルダーを格納している (または格納する予定の) フォルダーを参照します。
必要に応じてドロップ フォルダーを作成します。
ヒント ドロップ フォルダーのパスは、できるだけ短くしてください (c:\drops など)。ドロップ フォルダーにより、ビルド エージェントで生成される物理パスが 259 文字を超えないようにする必要があります。259 文字を超えると、ビルドは失敗し、TF205022 エラー メッセージがログに記録されます。
フォルダーのショートカット メニューを開き、[プロパティ] を選択し、[共有] タブを選択します。
Windows Server 2012、Windows Server 2008、Windows 8、Windows 7、および Windows Vista に限り、[詳細な共有] を選択します。
[詳細な共有] ダイアログ ボックスが表示されます。
[このフォルダーを共有する] をクリックし、[アクセス許可] を選択します。
[FolderName のアクセス許可] ダイアログ ボックスが表示されます。
[追加] をクリックします。
[ユーザー、コンピューターまたはグループの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
ビルド コントローラーをホストするビルド サーバーでビルド サービス アカウントとして指定したアカウントの種類に応じて、次の手順のいずれか 1 つを実行します。
ドロップ フォルダーを格納しているコンピューター上で実行されている NETWORK SERVICE: [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに「NETWORK SERVICE」と入力します。
ドロップ フォルダーを格納しているコンピューターとは別のコンピューター上で実行されている NETWORK SERVICE:
[オブジェクトの種類] を選択します。
[オブジェクトの種類] ダイアログ ボックスが表示されます。
[コンピューター] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
場所が正しいことを確認します。
[選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに、「BuildMachine$」と入力します。ただし、BuildMachine はビルド エージェントが実行されているビルド コンピューターの名前です。
ドメイン アカウント: 場所が正しいことを確認します。[選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに、アカウントの名前を入力します。
[OK] をクリックします。
ビルド エージェントをホストするビルド サーバーのビルド サービス アカウントごとに、前の 2 つの手順を繰り返します。
[FolderName のアクセス許可] ダイアログ ボックスで、[グループ名またはユーザー名] ボックスに追加したアカウントを選択します。
[変更] および [読み取り] の各チェック ボックスをオンにし、[OK] を選択します。
Drop outputs into TFS when you use the Hosted Build Controller
Visual Studio 2012 更新プログラム 1 より新しいバージョンを使用してビルド定義とホスト ビルド コントローラーを作成し、それを実行する場合は、Team Foundation Server サービスに出力をドロップする必要があります。
注意 |
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Team Foundation サービスを使用する場合、バージョン コントロールのドロップ フォルダーはステージング場所として認められますが、お勧めしません。 バージョン コントロールのドロップ フォルダーを使用する場合は、ドロップ フォルダーとして使用することだけを目的としたフォルダーを指定する必要があります。このフォルダーには、チームのコードまたは他の重要なソース ファイルを含めることはできません。含めた場合、ソース ファイルが破壊されるおそれがあります。 不要なファイルのダウンロードによってパフォーマンスが低下することを避けるには、開発用コンピューターのワークスペース マッピングとビルド定義のワークスペース マッピングでバージョン コントロールのドロップ フォルダーが除外されるようにします。 |
[!メモ]
ビルド定義の編集に Visual Studio 2012 更新プログラム 1 より前にリリースされたバージョンの Visual Studio 2012 を使用する場合は、[ビルド出力をサーバーにコピーする] オプションは無効になります。
次の手順
ドロップ フォルダーを指定して設定したら、ビルドを定義するときやビルドをキューに配置するときに、このフォルダーのパスを指定できます。