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SQL Server と SQL Server Reporting Services について

SQL Server、SQL Server Reporting Services、およびこれらが Team Foundation Server とやり取りするしくみを理解しておくと、Visual Studio Team Foundation Server をより簡単に管理できます。ここでは、特に SQL Server、SQL Server Reporting Services と Team Foundation Server 間の対話について説明します。

Team Foundation Server と SQL Server 間の対話

Team Foundation の論理データ層は SQL Server に依存し、いくつかの SQL Server データベースで構成されます。既定では、これらのデータベースの名前は次のようになります。 

  • TFS_Configuration: Team Foundation Server のリソースに関するすべての構成情報が含まれます。

  • TFS_Warehouse: Team Foundation Server のすべてのレポートが格納されるデータベースです。 

  • TFS_Analysis: チーム プロジェクト コレクションからの集計データが格納される多次元データベースです。

  • **TFS_**CollectionName: チーム プロジェクト コレクション用の個別のデータベースです (各コレクションは独自のデータベースを持っています)。

この論理データ層は、1 台以上の物理サーバーに配置するか、SQL Server サーバー クラスター間に分散することができます。

次の図は、SQL Server Reporting Services および SharePoint 製品の両方と統合されている Team Foundation Server の論理アーキテクチャを示しています。

SharePoint 製品とのデータベース リレーションシップ

すべてのデータをデータベースに格納する利点の 1 つは、クライアント コンピューターを個別にバックアップする必要がないため、データ管理が簡略化されることです。 SQL Server データベースのバックアップに関する知識がある場合は、Team Foundation Server データベースのバックアップと格納についてもわかります。 

ヒントヒント

Team Foundation Server では、照合順序の設定について、一定の要件 (大文字と小文字を区別しない、アクセントを区別する、バイナリでない) があります。Team Foundation Server で SQL Server の既存のインストールを使用する場合は、照合順序の設定がこれらの要件を満たしていることを確認する必要があります。要件が満たされない場合、Team Foundation Server のインストールでエラーが発生します。詳細については、「Team Foundation Server 用の SQL Server の照合順序システム要件」を参照してください。

SQL Server は、論理 Team Foundation アプリケーション層をホストするサーバーとの間に適切な信頼レベルが構成されたサーバー上にインストールする必要があります。

Team Foundation Server と SQL Server Reporting Services 間の対話

SQL Server Reporting Services は、Team Foundation Server の論理アプリケーション層の一部と見なされます。ただし、Reporting Services を、アプリケーション層の他の論理要素 (SharePoint 製品など) と同じ物理サーバーにインストールする必要はありません。詳細については、「方法: 詳細構成を使用して Team Foundation Server をインストールする」を参照してください。

Team Foundation Server のユーザーおよびグループのアクセス許可とグループ メンバーシップを構成するときは、Reporting Services のユーザーとグループの適切なロール メンバーシップと権限も手動で構成する必要があります。詳細については、「SQL Server Reporting Services のロール」を参照してください。

Reporting Services のロール メンバーシップとアクセス許可を構成するだけでなく、Team Foundation Server がレポート サーバーとの通信に使用するレポート リーダー アカウントを管理する必要もあります。多くの場合、このアカウントは Reporting Services または TFSREPORTS のデータ ソース アカウントと呼ばれます。Team Foundation Server のサービス アカウントと同様に、レポート リーダー アカウントは、Team Foundation Server に接続するすべてのコンピューターから信頼されているワークグループまたはドメインのメンバーである必要があります。詳細については、「Team Foundation Server のインストールに必要なアカウント」を参照してください。

ヒントヒント

管理者資格情報を使用してログオンしている場合でも、これらを Internet Explorer の信頼済みサイトとして追加するか、管理者として Internet Explorer を起動しない限り、レポート マネージャーまたは https://localhost/Reports サイトにアクセスできないことがあります。Internet Explorer を管理者として起動するには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム] ボタンの順にクリックし、[Internet Explorer] のショートカット メニューを開き、[管理者として実行] をクリックします。詳細については、Microsoft Web サイト を参照してください。

参照

概念

SQL Server Reporting Services のロール