未使用の using の削除
Visual Studio ユーザー インターフェイスの [未使用の using の削除] オプションは、ソース コードで使用されていない using ディレクティブ、using エイリアス、および extern エイリアスを削除します。この操作を呼び出すには、次の 2 つの方法があります。
メイン メニュー - [編集] メニューの [IntelliSense] をポイントし、[using の整理] をポイントして、[未使用の using の削除] をクリックします。
コンテキスト メニュー - コード エディターの任意の場所で右クリックし、[using の整理] をポイントして、[未使用の using の削除] をクリックします。
[!メモ]
ビルドできないソース コードで [未使用の using の削除] を実行すると、いくつかの必要な using ディレクティブが削除されることがあります。
次の例は、ソース コードで [未使用の using の削除] を実行した結果を示しています。
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前の例で、ソース コードの後方で使用されているのは System だけです。その他の using ディレクティブは、重複する System using ディレクティブも含めて削除されます。
解説
条件付きプリプロセッサ ディレクティブ
[未使用の using の削除] では、アクティブなブロック内の未使用のディレクティブとエイリアスのみが削除されます。この動作を次の例に示します。
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#define DEBUG #if DEBUG using System; using System.Collections.Generic; using System.Linq; #else using System.Text; #endif namespace ConsoleApplication1 { class Program { static void Main(string[] args) { List<int> myList = new List<int> { 1, 2, 3 }; Console.WriteLine(myList); } } } |
#define DEBUG #if DEBUG using System; using System.Collections.Generic; #else using System.Text; #endif namespace ConsoleApplication1 { class Program { static void Main(string[] args) { List<int> myList = new List<int> { 1, 2, 3 }; Console.WriteLine(myList); } } } |
前の例では、System.Text と System.Linq の両方が使用されていません。しかし、System.Text はアクティブなブロック内にないため、System.Linq だけが削除されます。
コメント
[未使用の using の削除] では、削除されるディレクティブまたはエイリアスのトークンどうしの間にコメントがある場合にのみ、そのコメントが削除されます。前後にあるコメントは影響されません。この動作を次の例に示します。
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[後ろへ] |
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using System; /* Comment before remains */ using /* Comment between removed */ System.Linq; // Comment after remains namespace ConsoleApplication1 { class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("My Example"); } } } |
using System; /* Comment before remains */ // Comment after remains namespace ConsoleApplication1 { class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("My Example"); } } } |
前述の例では、System.Linq が削除されています。ディレクティブのトークンどうしの間にあるコメントだけが削除されます。
参照
関連項目
[オプション]、[テキスト エディター]、[C#]、[詳細]