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コード メトリックス データの操作

[コード メトリックスの結果] ウィンドウには、コード メトリックス分析によって生成されるデータが表示されます。コード メトリックスのデータ値の詳細については、「コード メトリックス値」を参照してください。

このトピックは、次のセクションで構成されています。

コード メトリックスの結果ウィンドウ

[コード メトリックスの結果] ウィンドウでは、ツール バーが上部にあり、計算された結果を表示する列もあります。

[列]

Description

階層

[階層] 列には、コードの階層構造を示すツリー ビューがあります。このツリー ビューを展開したり折りたたんだりして、必要な詳細レベルを確認できます。残りの列では、計算された結果が示されます。結果の列は、必要に応じて、非表示にしたり並べ替えたりできます。

保守性

[保守容易性インデックス] 列には、数値結果に加えてアイコンも表示されます。緑色のアイコンは、保守容易性が比較的高いことを示します。黄色のアイコンは、保守容易性が中程度であることを示します。赤いアイコンは、保守容易性が低く、問題が発生する可能性があることを示します。これらのカラー インジケーターは、FxCop 規則の AvoidUnmaintainableCode で使用される重大度のカテゴリに対応しています。この規則では、保守容易性指数が 10 未満の場合はエラーが出力され、10 ~ 20 の範囲内の場合は警告が出力され、20 を超える場合はエラーも警告も出力されません。保守容易性指数は、サイクロマティック複雑度、コード行、および計算の複雑度の 3 つのメトリックスを統合したものです。指数の値は単位では表されません。

コード メトリックスの結果の表示

[コード メトリックスの結果] ウィンドウは、コード メトリックスの結果を生成すると自動的に表示されます。また、必要に応じていつでも表示できます。

[コード メトリックスの結果] ウィンドウを表示するには

  • [分析] メニューの [ウィンドウ] をクリックし、[コード メトリックスの結果] をクリックします。

    または

  • [表示] メニューの [その他のウィンドウ] をポイントし、[コード メトリックスの結果] をクリックします。

    [コード メトリックスの結果] ウィンドウが結果の有無にかかわらず表示されます。

コード メトリックスの詳細を表示するには

  • コード メトリックスの結果が生成された場合は、[階層] 列のツリーを展開します。

コード メトリックスの結果のフィルター処理

上部にあるツール バーを使用して、[コード メトリックスの結果] ウィンドウに表示されている結果をフィルター処理できます。たとえば、保守容易性指数が 65 未満の結果のみを表示できます。

[フィルター] ボックスの一覧には、結果列の名前が含まれています。フィルターは定義されると、一覧の一番下に追加されます。この一覧には、定義された最新のフィルターを 10 個含めることができます。

コード メトリックスの結果をフィルター処理するには

  1. [フィルター] ボックスの一覧で、列名を選択します。

  2. [最小] に、表示する最小値を入力します。

  3. [最大] に、表示する最大値を入力します。

  4. [フィルターの実行] をクリックします。

  5. 結果の詳細を表示するには、階層ツリーを展開します。

データ列の追加、削除、および再整列

[コード メトリックスの結果] ウィンドウの結果列を追加したり削除したりできます。さらに、結果列を希望する順序に再整列することもできます。

列を削除するには

  1. [列の追加と削除] をクリックします。

    または

    列見出しを右クリックし、[列の追加と削除] をクリックします。

  2. [列の追加と削除] ダイアログ ボックスで、削除する列のチェック ボックスをオフにし、[OK] をクリックします。

削除した列を追加するには

  1. [列の追加と削除] をクリックします。

    または

    列見出しを右クリックし、[列の追加と削除] をクリックします。

  2. [列の追加と削除] ダイアログ ボックスで、追加する列のチェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

列を再整列するには

  1. [列の追加と削除] をクリックします。

    または

    列見出しを右クリックし、[列の追加と削除] をクリックします。

  2. [列の追加と削除] ダイアログ ボックスで、移動する列を選択し、上向きまたは下向きの矢印をクリックします。

  3. 列を目的の位置に移動したら、[OK] をクリックします。

クリップボードまたは Excel へのデータのコピー

各データ列の名前と値の 1 行を含む文字列としてクリップボードにコード メトリックス データの行を選択しコピーできます。またExcel スプレッドシートにコード メトリックスの結果をすべてエクスポートするに ENT0ENT [] をクリックできます。

コード メトリックスの結果に基づく作業項目を作成します。

[コード メトリックスの結果] ウィンドウに表示された結果に基づく Team Foundation 作業項目を作成できます。この作業項目を作成すると、Visual Studio が自動的に [タイトル] フィールドにタイトルを入力し、[履歴] タブにコード メトリックス データを表示します。

作業項目を作成する方法の詳細については、「作業項目の作成」を参照してください。

結果に基づく作業項目を作成するには

  1. 結果を右クリックします。

  2. [作業項目の作成] をポイントし、作成する作業項目の種類 ([バグ][タスク] など) をクリックします。

  3. すべての必須フィールドを入力して、作業項目フォームを完成させます。

  4. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックして、作業項目を保存します。

結果に基づくバグを作成するには

  1. 結果をクリックして選択します。

  2. [作業項目の作成] をクリックします。

  3. すべての必須フィールドを入力して、作業項目フォームを完成させます。

  4. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックして、作業項目を保存します。

参照

処理手順

方法 : コード メトリックス データを生成する

その他の技術情報

マネージ コードの複雑さと保守性の測定