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プロパティ シートの例

プロパティ シートは他の MSBuild プロジェクト ファイルに似ており、プロジェクト ファイルまたは他のプロパティ シート ファイルに含めることができます。通常、プロジェクト システムで作成されるプロパティ シートには、アイテムとメタデータを定義する <ItemGroup> 要素、およびプロパティを定義する <PropertyGroup> 要素のみが含まれます。

プロパティ シート ファイルは、手動で編集する代わりに、Visual C++ IDE で作成して保守することをお勧めします。

使用例

次の例は、IDE で作成された MyPropertySheet.props という名前のプロパティ シート ファイルを示しています。このプロパティ シートは、MyUserMacro という名前のユーザー マクロを定義し、その値は Example です。また、プロジェクトを開くときに、ユーザー マクロをユーザーの環境変数に追加します。

プロジェクト ファイルで、ユーザー マクロとその値は <MyUserMacro**>** 要素によって表されます。また、ユーザー マクロを環境変数に追加するディレクティブは、<EnvironmentVariable**>** 要素によって表されます。詳細については、「ユーザー定義のマクロ」を参照してください。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Project ToolsVersion="4.0" 
      xmlns="https://schemas.microsoft.com/developer/msbuild/2003">
   <ImportGroup Label="PropertySheets" />
   <PropertyGroup Label="UserMacros">
      <MyUserMacro>Example</MyUserMacro>
   </PropertyGroup>
   <PropertyGroup />
   <ItemDefinitionGroup />
      <ItemGroup>
         <BuildMacro Include="MyUserMacro">
            <Value>$(MyUserMacro)</Value>
            <EnvironmentVariable>true</EnvironmentVariable>
         </BuildMacro>
      </ItemGroup>
</Project>

参照

概念

プロパティ シート (C++)