CCommandLineInfo::m_nShellCommand
アプリケーションのこのインスタンスのシェル コマンドを示します。
m_nShellCommand;
解説
このデータ メンバーの型は、次の列挙型であり、CCommandLineInfo クラスに定義されます。
enum{
FileNew,
FileOpen,
FilePrint,
FilePrintTo,
FileDDE,
AppRegister,
AppUnregister,
RestartByRestartManager,
FileNothing = -1
};
各値の簡単な説明を次に示します。
CCommandLineInfo::FileNew はコマンド ラインにファイル名が見つからなかったことを示します。
CCommandLineInfo::FileOpen はコマンド ラインにファイル名が見つかったこと、および、のどのフラグも見つからなかったことを示します: /p、/pt、/dde。
CCommandLineInfo::FilePrint は /p のコマンド ラインにフラグが見つかったことを示します。
CCommandLineInfo::FilePrintTo は /pt のコマンド ラインにフラグが見つかったことを示します。
CCommandLineInfo::FileDDE は /dde のコマンド ラインにフラグが見つかったことを示します。
CCommandLineInfo::AppRegister は /Register または /Regserver のコマンド ラインにフラグが検索され、アプリケーションに登録する) ことを示します。
CCommandLineInfo::AppUnregister は /Unregister または /Unregserver のアプリケーションに登録解除が要求されたことを示します。
CCommandLineInfo::RestartByRestartManager は、アプリケーションが再起動マネージャーによって再起動されたことを示します。
CCommandLineInfo::FileNothing は、起動時に新しい MDI 子ウィンドウの表示をオフにします。デザインでは、アプリケーション ウィザードが作成した MDI アプリケーションは、起動時に新しい子ウィンドウを表示します。この機能をオフにするために、アプリケーションでは ProcessShellCommand を呼び出すときにシェル コマンドとして CCommandLineInfo::FileNothing を使用できます。ProcessShellCommand は、すべての CWinApp 派生クラスの InitInstance( ) によって呼び出されます。
使用例
// From CMyWinApp::InitInstance
// Parse command line for standard shell commands, DDE, file open
CCommandLineInfo cmdInfo;
ParseCommandLine(cmdInfo);
// DON'T display a new MDI child window during startup!!!
cmdInfo.m_nShellCommand = CCommandLineInfo::FileNothing;
// Dispatch commands specified on the command line
if (!ProcessShellCommand(cmdInfo))
return FALSE;
必要条件
Header: afxwin.h
参照
関連項目
CCommandLineInfo::m_strFileName
CCommandLineInfo::m_strPrinterName
CCommandLineInfo::m_strDriverName