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AfxInitRichEdit

アプリケーションのリッチ エディット コントロール (Version 1.0) を初期化します。

BOOL AFXAPI AfxInitRichEdit( );

解説

この関数は下位互換性のために用意されています。 Visual C++ .NET 以降で作成されたアプリケーションでは、AfxInitRichEdit2 を使用します。

AfxInitRichEdit は RICHED32.DLL を読み込んでリッチ エディット コントロール Version 1.0 を初期化します。 リッチ エディット コントロール Version 2.0 および 3.0 を使用するには、RICHED20.DLL を読み込む必要があります。 RICHED20.DLL を読み込むには、AfxInitRichEdit2 を呼び出します。 Visual C++ .NET 以前に作成されたリッチ エディット コントロールを含むダイアログ リソースでは、そのリッチ エディット コントロールが自動的に Version 1.0 に設定されています。 Visual C++ .NET リソース エディターで挿入されるリッチ エディット コントロールは Version 2.0 です。

既存の Visual C++ アプリケーションのリッチ エディット コントロールを Version 2.0 に更新するには、.RC ファイルをテキストとして開き、各リッチ エディット コントロールのクラス名を "RICHEDIT" から "RichEdit20a" に変更します。 次に、AfxInitRichEdit の呼び出しを AfxInitRichEdit2 に置き換えます。

コモン コントロール ライブラリがプロセス用に初期化されていないと、このライブラリも初期化されます。 MFC アプリケーションからリッチ エディット コントロールを直接使用する場合は、この関数を呼び出して、リッチ エディット コントロール ランタイムを正しく初期化してください。 CRichEditCtrlCRichEditView、または CRichEditDoc の Create メソッドを呼び出す場合には、通常、この関数を呼び出す必要はありませんが、場合によっては必要になります。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

AfxInitRichEdit2

概念

MFC マクロとグローバル