方法: Team Foundation Server Proxy を Team Foundation Server に接続する
更新 : 2010 年 10 月
プロキシ サーバーを使用して、分散しているチームの場所でバージョン管理ファイルのコピーをキャッシュするには、Visual Studio Team Foundation Server に Team Foundation Server Proxy を接続する必要があります。 この手順を完了するには、プロキシ サーバーでファイルをキャッシュする Team Foundation Server の配置の URL が必要になります。
ヒント
アプリケーション層を実行しているサーバーで Team Foundation 管理コンソールを使用すると、Team Foundation Server の配置の URL を確認できます。 URL を確認するには、[アプリケーション層] ページの [パブリック URL]を使用します。 コレクション名を含む URL を確認するには、[チーム プロジェクト コレクション] ページの [URL] を使用します。
必要なアクセス許可
この手順を実行するには、Team Foundation Server Proxy の Administrators セキュリティ グループのメンバーである必要があります。
Team Foundation Server Proxy を Team Foundation Server に接続するには
[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Microsoft Team Foundation Server 2010] をポイントし、[Team Foundation 管理コンソール] をクリックします。
Team Foundation 管理コンソールが表示されます。
[プロキシ サーバー] をクリックし、[構成ファイル] のパスをクリックします。
Proxy.config ファイルが、関連付けられたテキスト エディターまたは XML エディターで開きます。
注意
Windows Server 2008 を実行中のサーバーで proxy.config を編集するには、管理資格情報を使用してログオンしている場合でも、管理者としてファイルを開く必要があります。 詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。
管理者としてメモ帳を開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。次に、「notepad」と入力します。 メモ帳で、[構成ファイル] のパスを使用して Proxy.config ファイルの場所に移動します。
Proxy.config ファイルで、<Servers> ノード、<Server> 要素、<Uri> 要素の順に探します。
@H\_TFSSERVER@ というトークンを探します。 このトークンを、Team Foundation Server の配置の URL に置き換えます。プロキシ サーバーでキャッシュするバージョン管理ファイルの範囲に応じて、次のいずれかの方法を使用します。
Team Foundation Server の配置内にあるすべてのコレクションのファイルをプロキシ サーバーでキャッシュする場合は、http://ServerName:Port/Directory/ という形式の URL を使用します。
特定のコレクションのファイルをプロキシ サーバーでキャッシュする場合は、1 つ以上の URI 要素で、http://ServerName:Port/Directory/CollectionName/ という形式の URL を使用します。
ここで、ServerName は Team Foundation Server の配置のサーバー名または DNS 名です。 Port は、Team Foundation Server がクライアントからの要求をリッスンするポート番号です (既定では 8080)。 Directory は仮想ディレクトリです (既定では tfs)。 CollectionName は、チーム プロジェクト コレクションの名前です (既定では DefaultCollection)。
たとえば、Team Foundation Server の配置内のすべてのコレクションのバージョン管理ファイルをキャッシュする場合、<Uri> 要素は次のようになります。
<Servers> <Server> <Uri>https://Server:8080/tfs/</Uri> </Server> </Servers>
複数のコレクションのバージョン管理ファイルをキャッシュする場合は、次のように複数の <Uri> 要素を使用します。
<Servers> <Server> <Uri>https://Server:8080/tfs/Collection1/</Uri> </Server> <Server> <Uri>https://Server:8080/tfs/Collection2/</Uri> </Server> </Servers>
Proxy.config ファイルを保存して閉じます。
IIS を再起動します。これを行うには、コマンド プロンプト ウィンドウを開き、「iisreset」と入力して、Enter キーを押します。
注意
管理資格情報を使ってログオンした場合であっても、Windows Server 2008 を実行中のサーバーでこの機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプトを開く必要があります。 昇格した特権のコマンド プロンプトを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。 詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。
参照
その他の技術情報
Team Foundation Server Proxy の管理
方法: Team Foundation Server Proxy を Team Foundation Server に接続する
方法: パフォーマンス モニターを使用してキャッシュのパフォーマンスをチェックする
Team Foundation Server の Proxy.Config ファイル
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
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2010 年 10 月 |
例を明記。 |
情報の拡充 |
2010 年 8 月 |
コード例を変更。 |
カスタマー フィードバック |