ブック (アジャイル)
ブックを使用すると、ユーザー ストーリー、タスク、バグ、および懸案事項を、特定のイテレーション (スプリントとも呼ばれます) に割り当てることで、製品バックログを構築して作業を計画することができます。 MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートに用意されたブックを使用することで、作業項目をすばやく作成し、複数の作業項目の順位、優先度、状態、および割り当てを同時に変更できます。
このトピックの内容
ブックの使用に必要な構成
ブックを使用して実行される一般的なタスク
ブックを開く手順
関連するタスク
ブックの使用に必要な構成
ブックにアクセスして使用するには、次の構成を満たしている必要があります。
ブックにアクセスするには、チーム プロジェクトがプロジェクト ポータルでプロビジョニングされている必要があります。
ブックは、チーム プロジェクトの SharePoint 製品をホストしているサーバーに保存されます。 チーム プロジェクトでプロジェクト ポータルが有効になっていない場合、ブックにアクセスできません。 詳細については、「チーム プロジェクト ポータルおよびプロセス ガイダンスへのアクセス」を参照してください。
Office Excel でブックを開くには、クライアント コンピューターに Team Foundation Office Integration アドインがインストールされている必要があります。 このアドインは、Visual Studio ALM に任意の製品をインストールするときにインストールされます。
ブックを使用して実行される一般的なタスク
タスク |
ブック |
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ユーザー ストーリーのバックログを構築し、イテレーション間で作業負荷を分散させる。 製品計画ブックを使用して、イテレーション間でユーザー ストーリーを分散させることができます。 製品バックログを構築するには、ストーリーに対するポイントを校閲し、順位を付け、優先度を付け、割り当てます。 作業負荷を分散させるには、各ストーリーを固有のイテレーションに割り当てて、すべてのイテレーションに割り当てられたストーリー ポイントが分散されるように必要に応じて調整します。
メモ
製品計画ブックを開いて、ブックに組み込まれた機能を使用するときは、マクロを有効にする必要があります。
このブックは、製品計画チーム クエリを使用して、終了していない (または過去 90 日に終了しなかった) ユーザー ストーリーを一覧表示します。 |
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イテレーションのブックを計画および分散させる。 イテレーション バックログ ブックを使用して、特定のイテレーションの作業の進行状況を計画し、また追跡することができます。 このブックを使用することで、チームのキャパシティを決定し、チームと個々のチーム メンバーの両方に割り当てられたキャパシティより上または下に作業を調整し、またユーザー ストーリーをチームが作業するタスクに分割することができます。 別のイテレーションをサポートするため、別のブックを作成できます。
メモ
イテレーション バックログ ブックを開いて、ブックに組み込まれた機能を使用するときは、マクロを有効にする必要があります。
このブックは、イテレーションに関連付けられているユーザー ストーリーとリンク済みのタスクを、イテレーション バックログのチーム クエリを使用して一覧表示します。 |
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処理を妨げる懸案事項を校閲し、順位を付け、追跡する。 懸案事項ブックを使用して、チームの進行状況を妨げる可能性がある問題を校閲したり、順位を付けたりすることができます。 このブックでは、[懸案事項を開く] チーム クエリが使用されて、終了していないすべての懸案事項が一覧表示されます。 |
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バグをトリアージする。 トリアージ ブックを使用して、イテレーションで作業するバグの順位を指定し、割り当てることができます。 このブックは、イテレーションに割り当てられていて、なおかつ、チーム メンバーには割り当てられていないアクティブなバグをすべて、バグ トリアージのチーム クエリを使用して一覧表示します。 |
ブックを開く手順
ブックは、チーム プロジェクト ポータルから、またはチーム エクスプローラーを使用して開くことができます。
注意
ブックを開くと、チーム プロジェクトの SharePoint 製品をホストしているサーバーに接続されます。 ブックに加えた変更は、作業項目を追跡するためにデータベースに発行される必要があります。 さらに、ブックをサーバーに保存して、他のチーム メンバーが更新内容にアクセスできるようにする必要もあります。
チーム エクスプローラーを使用してブックを開くには
チーム エクスプローラーを開き、チーム プロジェクト ノードを展開します。
[ドキュメント] ノードを展開し、[共有ドキュメント] を展開します。
フォルダーとブックの既定のセットは、次の図と一致します。
開くブックを右クリックし、[開く] をクリックします。
[ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。
Office Excel でブックが開きます。 マクロは自動的に無効になります。 ブックの上部には、次の図に示す注意が表示されます。
[オプション] をクリックします。
[Microsoft Office セキュリティ オプション] ダイアログ ボックスの [マクロ] で、[このコンテンツを有効にする] をクリックし、[OK] をクリックします。
[ブックの編集] をクリックし、必要に応じてブックを変更します。
ブックを保存して閉じます。
関連するタスク
タスク |
関連トピック |
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製品バックログを構築し、スプリントを計画し、進行状況を追跡する。 スクラムは、アジャイルの基本原則と価値に基づいて一連のプロセスを定義します。これは、チームが顧客に対してより大きな価値を提供するのに役立ちます。 |
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会議の構造を計画する。 アジャイルの各プラクティスの根本には、プロジェクトを順調に進めて正しい方向に向けるための、会議のセットがあります。 |
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ユーザー ストーリー、製品機能、または要件を定義する。 チームは、ユーザー ストーリーを作成して、実装する必要がある特徴、機能、および要件を定義します。 |
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作業の見通しを立てて、追跡する。 チームは、タスクを使用して、プロジェクトに対して識別される作業のユーザー ストーリーまたは他の作業区分を実装するのに必要な工数レベルを追跡します。 |
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リスク、懸案事項、または障害を定義して管理する。 懸案事項の作業項目を使用することで、プロジェクトに対して既知のまたは潜在的な問題、障害、またはリスクを定義できます。 |
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バグを開いて追跡する。 バグ作業項目を使用することで、コード障害を追跡できます。 |