チュートリアル: Visual C++ 再頒布可能パッケージを使用した Visual C++ アプリケーションの配置
Visual C++ 再頒布可能パッケージを使用して Visual C++ アプリケーションを配置する方法を説明します。
必須コンポーネント
このチュートリアルを実行するには、次のコンポーネントが必要です。
Visual Studio 2010 がインストールされているコンピューター
Visual C++ ライブラリがない別のコンピューター
Visual C++ 再頒布可能パッケージを使用してアプリケーションを配置するには
「チュートリアル: Visual C++ 再頒布可能パッケージを使用した Visual C++ アプリケーションの配置」の手順 1. ~ 3. に従って、新しい MFC アプリケーションを作成してビルドします。
setup.bat というファイルを作成し、次のコマンドを追加します。 MyMFCApplication の部分は、手順 1. で使用したプロジェクトの名前に変更する必要があります。
@echo off vcredist_x86.exe mkdir "C:\Program Files\MyMFCApplication" copy MyMFCApplication.exe "C:\Program Files\MyMFCApplication"
次の手順を実行して、自己展開セットアップ ファイルを作成します。
コマンド ウィンドウまたは [ファイル名を指定して実行] ウィンドウから、iexpress.exe を実行します。
[新規の自己展開指示ファイルを作成する] をクリックして [次へ] をクリックします。
[ファイルを展開して、インストール コマンドを実行する] をクリックして [次へ] をクリックします。
テキスト ボックスに使用する MFC アプリケーションの名前を入力し、[次へ] をクリックします。
[確認プロンプト] ページで、[プロンプトを表示しない] をクリックして [次へ] をクリックします。
[使用許諾契約書] ページで、[使用許諾契約書を表示しない] をクリックして [次へ] をクリックします。
[パッケージしたファイル] ページで、次のファイルを追加して [次へ] をクリックします。
使用する MFC アプリケーション (.exe)。
vcredist_x86.exe。 このファイルは、Program Files フォルダーの下の \Microsoft SDKs\Windows\v7.0A\Bootstrapper\Packages\vcredist_x86 フォルダー内にあります。
手順 2. で作成した setup.bat ファイル。
[起動するインストール プログラム] ページで、[インストールプログラム] テキスト ボックスに次のように入力して [次へ] をクリックします。
cmd.exe /c "setup.bat"
[ウィンドウの表示] ページで、[既定] をクリックして [次へ] をクリックします。
[完了後のメッセージ] ページで、[メッセージを表示しない] をクリックして [次へ] をクリックします。
[パッケージ名とオプション] ページで、自己展開セットアップ ファイルの名前を入力し、[パッケージ内に長いファイル名でファイルを保存する] オプションがオンになっていることを確認して、[次へ] をクリックします。 ファイル名の最後が Setup.exe になっている必要があります (たとえば、MyMFCApplicationSetup.exe)。
[再起動の構成] ページで、[再起動しない] をクリックして [次へ] をクリックします。
[自己展開指示ファイルの保存] ページで、[自己展開指示 (SED) ファイルを保存する] をクリックして [次へ] をクリックします。
[パッケージの作成] ページで、[次へ] をクリックします。
Visual C++ ライブラリがないもう 1 台のコンピューターで自己展開セットアップ ファイルを実行します。
手順 3. で作成した自己展開セットアップ ファイルを 2 台目のコンピューターにコピーします。
2 台目のコンピューターで、自己展開セットアップ ファイルを実行します。 セットアップ ウィザードで指示される手順に従って、インストールを完了します。
MFC アプリケーションを実行します。 自己展開セットアップ ファイルによって、手順 2. で指定したフォルダー内の MFC アプリケーションがインストールされます。
Visual C++ 再頒布可能パッケージのインストーラーが自己展開セットアップ ファイルに含まれているため、アプリケーションは正常に実行されます。