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CDockingManager クラス

メイン フレーム ウィンドウのドッキング レイアウトを制御するコア機能を実装します。

class CDockingManager : public CObject

メンバー

パブリック メソッド

[名前]

説明

CDockingManager::AddDockSite

ドッキング ペインを作成し、それをコントロール バーのリストに追加します。

CDockingManager::AddHiddenMDITabbedBar

バー ペインへのハンドルを非表示の MDI タブ付きバー ペインのリストに追加します。

CDockingManager::AddMiniFrame

ミニフレームの一覧にフレームを追加します。

CDockingManager::AddPane

ペインをドッキング マネージャーに登録します。

CDockingManager::AdjustDockingLayout

フレーム ウィンドウ内のすべてのペインのレイアウトを再計算して調整します。

CDockingManager::AdjustPaneFrames

すべてのペインおよび CPaneFrameWnd ウィンドウに WM_NCCALCSIZE メッセージを送信します。

CDockingManager::AdjustRectToClientArea

四角形の配置を調整します。

CDockingManager::AlignAutoHidePane

自動非表示モードのドッキング ペインのサイズを、ドッキング サイトで囲まれたフレームのクライアント領域いっぱいの幅または高さになるように変更します。

CDockingManager::AutoHidePane

自動非表示ツール バーを作成します。

CDockingManager::BringBarsToTop

指定された配置を持つドッキング バーを一番上に置きます。

CDockingManager::BuildPanesMenu

ドッキング ペインおよびツール バーの名前をメニューに追加します。

CDockingManager::CalcExpectedDockedRect

ドッキング ウィンドウの予想される四角形を計算します。

CDockingManager::Create

ドッキング マネージャーを作成します。

CDockingManager::DeterminePaneAndStatus

指定した点とドッキング ステータスを含むペインを判断します。

CDockingManager::DisableRestoreDockState

レジストリからのドッキング レイアウトの読み込みを有効または無効にします。

CDockingManager::DockPane

ペインを別のペインまたはフレーム ウィンドウにドッキングします。

CDockingManager::DockPaneLeftOf

ペインを別のペインの左側にドッキングします。

CDockingManager::HideAutoHidePanes

ペインのメイン フレームへのドッキングを有効にし、ドッキング ペインを作成し、それをコントロール バーのリストに追加します。

CDockingManager::EnableDocking

ドッキング ペインを作成し、メイン フレームへのペインのドッキングを有効にします。

CDockingManager::EnableDockSiteMenu

すべてのドッキング ペインのキャプションにポップアップ メニューを開く、追加のボタンを表示します。

CDockingManager::EnablePaneContextMenu

ユーザーが右マウス ボタンをクリックし、ライブラリが WM_CONTEXTMENU メッセージを処理している場合に、ライブラリに対して、アプリケーションのツール バーとドッキング ペインがリストされる特別なコンテキスト メニューを表示するよう指示します。

CDockingManager::FindDockSite

指定された位置にあり、指定された配置を持つバー ペインを取得します。

CDockingManager::FindDockSiteByPane

対象のバー ペインの ID を持つバー ペインを返します。

CDockingManager::FindPaneByID

指定したコントロール ID でペインを検索します。

CDockingManager::FixupVirtualRects

現在のすべてのツール バーの位置を仮想四角形にコミットします。

CDockingManager::FrameFromPoint

指定した点を含むフレームを返します。

CDockingManager::GetClientAreaBounds

クライアント領域の境界を含む四角形を取得します。

CDockingManager::GetDockingMode

現在のドッキング モードを返します。

CDockingManager::GetDockSiteFrameWnd

親ウィンドウ フレームへのポインターを取得します。

CDockingManager::GetEnabledAutoHideAlignment

ペインの有効な配置を返します。

CDockingManager::GetMiniFrames

ミニフレームの一覧を取得します。

CDockingManager::GetOuterEdgeBounds

フレームの外縁を含む四角形を取得します。

CDockingManager::GetPaneList

ドッキング マネージャーに属するペインの一覧を返します。 これには、すべての浮動ペインが含まれます。

CDockingManager::GetSmartDockingManager

スマート ドッキング マネージャーへのポインターを取得します。

CDockingManager::GetSmartDockingManagerPermanent

スマート ドッキング マネージャーへのポインターを取得します。

CDockingManager::GetSmartDockingParams

ドッキング マネージャーのスマート ドッキングのパラメーターを返します。

CDockingManager::GetSmartDockingTheme

スマート ドッキング マーカーの表示に使用されるテーマを返す静的メソッド。

CDockingManager::HideAutoHidePanes

自動非表示モードのペインを非表示にします。

CDockingManager::InsertDockSite

ドッキング ペインを作成し、それをコントロール バーのリストに挿入します。

CDockingManager::InsertPane

コントロール ペインをコントロール バーのリストに挿入します。

CDockingManager::IsDockSiteMenu

すべてのペインのキャプションにポップアップ メニューが表示されるかどうかを指定します。

CDockingManager::IsInAdjustLayout

すべてのペインのレイアウトが調整されているかどうかを確認します。

CDockingManager::IsOLEContainerMode

ドッキング マネージャーが OLE コンテナー モードであるかどうかを示します。

CDockingManager::IsPointNearDockSite

指定された点がドッキング サイトの近くにあるかどうかを判定します。

CDockingManager::IsPrintPreviewValid

印刷プレビュー モードが設定されているかどうかを判定します。

CDockingManager::LoadState

レジストリからドッキング マネージャーの状態を読み込みます。

CDockingManager::LockUpdate

指定されたウィンドウをロックします。

CDockingManager::OnActivateFrame

フレーム ウィンドウがアクティブまたは非アクティブになるときに、フレームワークによって呼び出されます。

CDockingManager::OnClosePopupMenu

アクティブなポップアップ メニューが WM_DESTROY メッセージを処理するときに、フレームワークによって呼び出されます。

CDockingManager::OnMoveMiniFrame

ミニフレーム ウィンドウを移動するために、フレームワークによって呼び出されます。

CDockingManager::OnPaneContextMenu

ペインのリストを持つメニューをビルドするときに、フレームワークによって呼び出されます。

CDockingManager::PaneFromPoint

指定した点を含むペインを返します。

CDockingManager::ProcessPaneContextMenuCommand

指定されたコマンドのチェック ボックスをオンまたはオフにし、表示されるペインのレイアウトを再計算するために、フレームワークによって呼び出されます。

CDockingManager::RecalcLayout

コントロールのリストに掲載されるコントロールの内部レイアウトを再計算します。

CDockingManager::ReleaseEmptyPaneContainers

空のペイン コンテナーを解放します。

CDockingManager::RemoveHiddenMDITabbedBar

指定された非表示のバー ペインを削除します。

CDockingManager::RemoveMiniFrame

指定したフレームをミニフレームの一覧から削除します。

CDockingManager::RemovePaneFromDockManager

ペインの登録を解除し、ドッキング マネージャーの一覧から削除します。

CDockingManager::ReplacePane

ペインを別のペインに置き換えます。

CDockingManager::ResortMiniFramesForZOrder

ミニフレームの一覧でフレームを再度並べ替えます。

CDockingManager::SaveState

レジストリにドッキング マネージャーの状態を保存します。

CDockingManager::SendMessageToMiniFrames

指定されたメッセージをすべてのミニフレームに送信します。

CDockingManager::Serialize

ドッキング マネージャーをアーカイブに書き込みます (CObject::Serialize をオーバーライドします)。

CDockingManager::SetAutohideZOrder

コントロール バーと指定されたペインのサイズ、幅、および高さを設定します。

CDockingManager::SetDockingMode

ドッキング モードを設定します。

CDockingManager::SetDockState

コントロール バー、ミニ フレーム、および自動非表示バーのドッキング状態を設定します。

CDockingManager::SetPrintPreviewMode

印刷プレビューに表示されるバーの印刷プレビュー モードを設定します。

CDockingManager::SetSmartDockingParams

スマート ドッキングの動作を定義するパラメーターを設定します。

CDockingManager::ShowDelayShowMiniFrames

ミニフレーム ウィンドウの表示と非表示を切り替えます。

CDockingManager::ShowPanes

コントロールと自動非表示のバーのペインの表示と非表示を切り替えます。

CDockingManager::StartSDocking

スマート ドッキング マネージャーの配置に従って指定されたウィンドウのスマート ドッキングを開始します。

CDockingManager::StopSDocking

スマート ドッキングを停止します。

データ メンバー

[名前]

説明

CDockingManager::m_bHideDockingBarsInContainerMode

OLE コンテナー モードの場合にドッキング マネージャーがペインを非表示にするかどうかを指定します。

CDockingManager::m_dockModeGlobal

グローバル ドッキング モードを指定します。

CDockingManager::m_nDockSensitivity

ドッキング感度を指定します。

CDockingManager::m_nTimeOutBeforeDockingBarDock

即時ドッキング モードでドッキング ペインがドッキングするまでの待機時間をミリ秒単位で指定します。

CDockingManager::m_nTimeOutBeforeToolBarDock

ツール バーがメイン フレーム ウィンドウにドッキングされるまでの時間をミリ秒単位で指定します。

解説

メイン フレーム ウィンドウは、このクラスを自動的に作成および初期化します。

ドッキング マネージャー オブジェクトは、ドッキング レイアウト内にあるすべてのペインのリスト、およびメイン フレーム ウィンドウに属するすべての CPaneFrameWnd ウィンドウのリストも保持します。

CDockingManager クラスは、ペインまたは CPaneFrameWnd ウィンドウを検索するために使用できるサービスを実装します。 これらのサービスはメイン フレーム ウィンドウのオブジェクトにラップされるので、通常は直接呼び出しません。 詳細については、「CPaneFrameWnd クラス」を参照してください。

カスタマイズのヒント

次のヒントは CDockingManager オブジェクトに適用されます。

  • CDockingManager クラスは、次のドッキング モードをサポートします。

    • AFX_DOCK_TYPE::DT_IMMEDIATE

    • AFX_DOCK_TYPE::DT_STANDARD

    • AFX_DOCK_TYPE::DT_SMART

    これらのドッキング モードは CDockingManager::m_dockModeGlobal により定義され、CDockingManager::SetDockingMode を呼び出すことにより設定されます。

  • 非フローティングのサイズ変更できないペインを作成するには、CDockingManager::AddPane メソッドを呼び出します。 このメソッドは、ペインのレイアウトを制御するドッキング マネージャーにペインを登録します。

使用例

CDockingManager クラスのさまざまなメソッドを使用して CDockingManager オブジェクトを構成する方法を次の例に示します。 例では、すべてのドッキング ペインのキャプションでポップアップ メニューを開く追加のボタンを表示する方法、およびオブジェクトのドッキング モードを設定する方法を示しています。 このコード スニペットは、「VisualStudioDemo サンプル:MFC Visual Studio アプリケーション」の一部です。

    CDockingManager* pDockManager = GetDockingManager();
    ASSERT_VALID(pDockManager);
    pDockManager->AdjustPaneFrames();
    pDockManager->EnableDockSiteMenu();
    pDockManager->SetDockingMode(DT_STANDARD);

継承階層

CObject

   CDockingManager

必要条件

**ヘッダー:**afxDockingManager.h

参照

参照

階層図

CObject クラス

CFrameWndEx クラス

CDockablePane クラス

CPaneFrameWnd クラス

その他の技術情報

MFC クラス