DatePickerContentControl インターフェイス
文書内の日付選択コントロールを表します。
名前空間: Microsoft.Office.Tools.Word
アセンブリ: Microsoft.Office.Tools.Word (Microsoft.Office.Tools.Word.dll 内)
構文
'宣言
<GuidAttribute("96344f0e-9431-43c6-92bd-8c8621fe1520")> _
Public Interface DatePickerContentControl _
Inherits ContentControlBase, IBindableComponent, IComponent, IDisposable, _
ISupportInitialize
[GuidAttribute("96344f0e-9431-43c6-92bd-8c8621fe1520")]
public interface DatePickerContentControl : ContentControlBase,
IBindableComponent, IComponent, IDisposable, ISupportInitialize
DatePickerContentControl 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。
プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Application | Microsoft Office Word の現在のインスタンスを表す Microsoft.Office.Interop.Word.Application を取得します。 | |
BindingContext | IBindableComponent の CurrencyManager のコレクションを取得または設定します。 (IBindableComponent から継承されます。) | |
Container | インフラストラクチャ。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
ContainerComponent | インフラストラクチャ。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
Creator | DatePickerContentControl が作成されたアプリケーションを示す 32 ビット整数を取得します。 | |
DataBindings | このIBindableComponent のデータ バインディング オブジェクトのコレクションを取得します。 (IBindableComponent から継承されます。) | |
DateCalendarType | DatePickerContentControl に表示されるカレンダーの種類を取得または設定します。 | |
DateDisplayFormat | DatePickerContentControl が日付を表示する形式を指定する文字列を取得または設定します。 | |
DateDisplayLocale | DatePickerContentControl に表示される、日付の言語形式を取得または設定します。 | |
DateStorageFormat | DatePickerContentControl がカスタム XML 部分に保存する日付形式を取得または設定します。 | |
DefaultDataSourceUpdateMode | ContentControlBase の既定の DataSourceUpdateMode を取得または設定します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
DefaultTextStyle | DatePickerContentControl 内のテキストへの書式設定に使用する、文字スタイルの名前を取得します。 | |
ID | コンテンツ コントロールを示す一意の数字を取得します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
InnerObject | Microsoft.Office.Tools.Word.ContentControlBase の基になる Microsoft.Office.Interop.Word.ContentControl オブジェクトを取得します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
LockContentControl | DatePickerContentControl を文書から削除できるかどうかを指定する値を取得または設定します。 | |
LockContents | DatePickerContentControl のコンテンツを編集できるかどうかを指定する値を取得または設定します。 | |
MultiLine | DatePickerContentControl に改行を含めることができるかどうかを指定する値を取得または設定します。 | |
Parent | DatePickerContentControl の親を取得します。 | |
ParentContentControl | 別のコンテンツ コントロールに入れ子になっている DatePickerContentControl の親コンテンツ コントロールを取得します。 | |
PlaceholderText | ユーザーによる操作やその他の操作によってテキストが変更されない限り、DatePickerContentControl に表示されるテキストを取得または設定します。 | |
Range | DatePickerContentControl のコンテンツを表す Range を取得します。 | |
ShowingPlaceholderText | DatePickerContentControl が現在表示されているプレースホルダー テキストであるかどうかを示す値を取得します。 | |
Site | IComponent に関連付けられた ISite を取得または設定します。 (IComponent から継承されます。) | |
Tag | DatePickerContentControl に関連付ける文字列を取得または設定します。 | |
Temporary | コントロールが編集されたときに文書から DatePickerContentControl を自動的に削除するかどうかを指定する値を取得または設定します。 | |
Text | DatePickerContentControl 内のテキストを取得または設定します。 | |
Title | DatePickerContentControl のタイトルを取得または設定します。 | |
XMLMapping | DatePickerContentControl とカスタム XML 部分にある要素の間のバインディングを表す XMLMapping を取得します。 |
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メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
BeginInit | 初期化の開始を通知するシグナルをオブジェクトに送信します。 (ISupportInitialize から継承されます。) | |
Copy | 文書からクリップボードに、DatePickerContentControl をコピーします。 | |
Cut | DatePickerContentControl を文書から削除し、クリップボードに追加します。 | |
Delete | 動的に作成されたコンテンツ コントロールを、文書から削除し、さらに文書内の ControlCollection から削除します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
Dispose | アンマネージ リソースの解放およびリセットに関連付けられているアプリケーション定義のタスクを実行します。 (IDisposable から継承されます。) | |
EndInit | 初期化の完了を通知するシグナルをオブジェクトに送信します。 (ISupportInitialize から継承されます。) | |
SetPlaceholderText | BuildingBlock 、Range、または DatePickerContentControl 内にプレースホルダー テキストとして存在する文字列にあるテキストを表示します。 |
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イベント
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Added | コンテンツ コントロールが文書に追加された後に発生します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
BindingContextChanged | ContentControlBase の BindingContext プロパティの値が変更された場合に発生します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
ContentUpdating | コンテンツ コントロールがカスタム XML 部分にバインドされている場合、Microsoft Office Word がコンテンツ コントロール内のテキストを更新する直前に発生します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
Deleting | コンテンツ コントロールが文書から削除される直前に発生します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
Disposed | コンポーネントの Disposed イベントを処理するメソッドを表します。 (IComponent から継承されます。) | |
Entering | ユーザーがコンテンツ コントロールをクリックしたとき、またはプログラムによってカーソルがコンテンツ コントロール内に移動したときに発生します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
Exiting | ユーザーがコンテンツ コントロールの外部をクリックしたとき、またはプログラムによってカーソルがコンテンツ コントロールの外部に移動したときに発生します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
StoreUpdating | コンテンツ コントロールにバインドされているカスタム XML 部分にあるデータを Microsoft Office Word が更新する直前 (コンテンツ コントロール内のテキストが変更された後) に発生します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
Validated | コンテンツ コントロールの検証が正常に完了したときに発生します。 (ContentControlBase から継承されます。) | |
Validating | コンテンツ コントロール内のコンテンツを検証中であるときに発生します。 (ContentControlBase から継承されます。) |
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解説
DatePickerContentControl は、ユーザーが日付を選択できるカレンダーを提供します。 カレンダーは、エンド ユーザーがコントロール内のドロップダウン矢印をクリックすると表示されます。
表示される日付の形式を指定するには、DateDisplayFormat プロパティと DateDisplayLocale プロパティを使用します。 地域で使用するカレンダーを選択するには、DateCalendarType プロパティを使用します。
注意
これは、Visual Studio Tools for Office ランタイムによって実装されたインターフェイスです。 コードに実装されるものではありません。 詳細については、「Visual Studio Tools for Office Runtime の概要」を参照してください。
コンテンツ コントロール
Microsoft Office Word には、文書やテンプレートのデザインに使用できるコンテンツ コントロールが 8 種類あります。DatePickerContentControl は、そのコンテンツ コントロールの 1 つです。 コンテンツ コントロールには、フォームと同様に、入力を制御するユーザー インターフェイス (UI) があります。 コンテンツ コントロールを使用して、保護されている文書やテンプレートのセクションをユーザーが編集しないようにすることができます。また、コンテンツ コントロールをデータ ソースにバインドすることも可能です。 詳細については、「コンテンツ コントロール」を参照してください。
使用方法
ここでは、.NET Framework 4 を対象とする Office プロジェクトで使用される型のバージョンについて説明します。.NET Framework 3.5 を対象とするプロジェクトでは、この型のメンバーが異なること、およびこのコード例が動作しないことがあります。 .NET Framework 3.5 を対象とするプロジェクトの型の詳細については、Visual Studio 2008 ドキュメントの参照セクション https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=160658 を参照してください。
例
次のコード例は、文書の先頭に新しい DatePickerContentControl を追加します。 この例では、コントロールが表示する日付形式の変更も行います。
このバージョンは、ドキュメント レベルのカスタマイズに使用されます。 このコードを使用するには、プロジェクトの ThisDocument クラスにコードを貼り付け、ThisDocument_Startup メソッドから AddDatePickerControlAtSelection メソッドを呼び出します。
Dim datePickerControl1 As Microsoft.Office.Tools.Word.DatePickerContentControl
Private Sub AddDatePickerControlAtSelection()
Me.Paragraphs(1).Range.InsertParagraphBefore()
Me.Paragraphs(1).Range.Select()
datePickerControl1 = Me.Controls.AddDatePickerContentControl("datePickerControl1")
datePickerControl1.DateDisplayFormat = "MMMM d, yyyy"
datePickerControl1.PlaceholderText = "Choose a date"
End Sub
private Microsoft.Office.Tools.Word.DatePickerContentControl datePickerControl1;
private void AddDatePickerControlAtSelection()
{
this.Paragraphs[1].Range.InsertParagraphBefore();
this.Paragraphs[1].Range.Select();
datePickerControl1 = this.Controls.AddDatePickerContentControl("datePickerControl1");
datePickerControl1.DateDisplayFormat = "MMMM d, yyyy";
datePickerControl1.PlaceholderText = "Choose a date";
}
このバージョンは、アプリケーション レベルのアドインに使用されます。 このコードを使用するには、プロジェクトの ThisAddIn クラスにコードを貼り付け、ThisAddIn_Startup メソッドから AddDatePickerControlAtSelection メソッドを呼び出します。
Dim datePickerControl1 As Microsoft.Office.Tools.Word.DatePickerContentControl
Private Sub AddDatePickerControlAtSelection()
If Me.Application.ActiveDocument Is Nothing Then
Return
End If
Dim vstoDoc As Document = Globals.Factory.GetVstoObject(Me.Application.ActiveDocument)
vstoDoc.Paragraphs(1).Range.InsertParagraphBefore()
vstoDoc.Paragraphs(1).Range.Select()
datePickerControl1 = vstoDoc.Controls.AddDatePickerContentControl("datePickerControl1")
datePickerControl1.DateDisplayFormat = "MMMM d, yyyy"
datePickerControl1.PlaceholderText = "Choose a date"
End Sub
private Microsoft.Office.Tools.Word.DatePickerContentControl datePickerControl1;
private void AddDatePickerControlAtSelection()
{
if (this.Application.ActiveDocument == null)
return;
Document vstoDoc = Globals.Factory.GetVstoObject(this.Application.ActiveDocument);
vstoDoc.Paragraphs[1].Range.InsertParagraphBefore();
vstoDoc.Paragraphs[1].Range.Select();
datePickerControl1 = vstoDoc.Controls.AddDatePickerContentControl("datePickerControl1");
datePickerControl1.DateDisplayFormat = "MMMM d, yyyy";
datePickerControl1.PlaceholderText = "Choose a date";
}
参照
参照
Microsoft.Office.Tools.Word 名前空間