DFX_Binary
CDaoRecordset オブジェクトのフィールド データ メンバーとデータ ソースのレコードの列との間でバイトの配列を転送します。
void AFXAPI DFX_Binary(
CDaoFieldExchange* pFX,
LPCTSTR szName,
CByteArray& value,
int nPreAllocSize = AFX_DAO_BINARY_DEFAULT_SIZE,
DWORD dwBindOptions = 0
);
パラメーター
pFX
CDaoFieldExchange クラスのオブジェクトへのポインター。 このオブジェクトは、関数の各呼び出しのコンテキストを定義する情報を保持します。szName
データ列の名前。値
指定されたデータ メンバーに格納される値。この値は転送されます。 レコードセットからデータ ソースへの転送では、指定されたデータ メンバーから CByteArray 型の値を取得します。 データ ソースからレコードセットへの転送では、指定されたデータ メンバーに値が格納されます。nPreAllocSize
フレームワークがあらかじめ確保するメモリの量を指定します。 データが大きいときは、フレームワークは必要に応じてさらにスペースを確保します。 パフォーマンスを向上させるには、再確保の必要が生じないように、このサイズに十分大きな値を設定しておきます。 既定のサイズは、AFXDAO.H ファイルで AFX_DAO_BINARY_DEFAULT_SIZE として定義されています。dwBindOptions
変更されたレコードセット フィールドを検出するために、MFC のダブル バッファー機構を利用するかどうかを指定するオプションです。 既定の AFX_DAO_DISABLE_FIELD_CACHE では、ダブル バッファリングを使用しないため、ユーザー自身で SetFieldDirty と SetFieldNull を呼び出す必要があります。 もう 1 つの値 AFX_DAO_ENABLE_FIELD_CACHE を指定すると、ダブル バッファリングが使われ、フィールドをダーティまたは Null としてマークするための補足的な作業は不要になります。 パフォーマンスとメモリの点から、バイナリ データが比較的小さい場合にこの値を使用します。注意
CDaoRecordset::m_bCheckCacheForDirtyFields を設定することにより、すべてのフィールドでデータが既定でダブル バッファリングされるかどうかを制御できます。
解説
データは、DAO の DAO_BYTES 型とレコードセットの CByteArray 型の間に割り当てられます。
使用例
「DFX_Text」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxdao.h
参照
参照
CDaoFieldExchange::SetFieldType