_vcprintf、_vcprintf_l、_vcwprintf、_vcwprintf_l
引数リストへのポインターを使用して、書式付き出力をコンソールに書き込みます。 これらの関数のセキュリティを強化したバージョンについては、「_vcprintf_s、_vcprintf_s_l、_vcwprintf_s、_vcwprintf_s_l」を参照してください。
int _vcprintf(
const char* format,
va_list argptr
);
int _vcprintf_l(
const char* format,
locale_t locale,
va_list argptr
);
int _vcwprintf(
const wchar_t* format,
va_list argptr
);
int _vcwprintf_l(
const wchar_t* format,
locale_t locale,
va_list argptr
);
パラメーター
format
書式の指定。argptr
引数リストへのポインター。locale
使用するロケール。
詳細については、「printf 関数と wprintf 関数の書式指定フィールド」を参照してください。
戻り値
書き込まれた文字数。出力エラーが発生した場合は負の値を返します。 format が null ポインターの場合は、「パラメーターの検証」に説明されているように、無効なパラメーター ハンドラーが呼び出されます。 実行の継続が許可された場合、errno が EINVAL に設定され、関数から -1 が返されます。
解説
これらの関数は、引数リストへのポインターを使用して、指定されたデータを書式指定してコンソールに書き込みます。 _vcwprintf 関数は、_vcprintf 関数のワイド文字バージョンです。 引数としてワイド文字列を使用します。
_l サフィックスが付いているこれらの関数の各バージョンは、現在のロケールの代わりに渡されたロケール パラメーターを使用する点を除いて同じです。
セキュリティに関するメモ |
---|
format にユーザー定義の文字列を指定しないでください。 詳細については、「Avoiding Buffer Overruns」を参照してください。 |
汎用テキスト ルーチンのマップ
TCHAR.H のルーチン |
_UNICODE および _MBCS が未定義の場合 |
_MBCS が定義されている場合 |
_UNICODE が定義されている場合 |
---|---|---|---|
_vtcprintf |
_vcprintf |
_vcprintf |
_vcwprintf |
_vtcprintf_l |
_vcprintf_l |
_vcprintf_l |
_vcwprintf_l |
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
省略可能なヘッダー |
---|---|---|
_vcprintf, _vcprintf_l |
<conio.h> および <stdarg.h> |
<varargs.h>* |
_vcwprintf, _vcwprintf_l |
<conio.h> または <wchar.h>、および <stdarg.h> |
<varargs.h>* |
* UNIX V との互換性用
互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。
使用例
// crt_vcprintf.cpp
// compile with: /c
#include <conio.h>
#include <stdarg.h>
// An error formatting function used to print to the console.
int eprintf(const char* format, ...)
{
va_list args;
va_start(args, format);
return _vcprintf(format, args);
}
int main()
{
eprintf(" (%d:%d): Error %s%d : %s\n", 10, 23, "C", 2111,
"<some error text>");
eprintf(" (Related to symbol '%s' defined on line %d).\n",
"<symbol>", 5 );
}
同等の .NET Framework 関数
参照
参照
_cprintf、_cprintf_l、_cwprintf、_cwprintf_l
fprintf、_fprintf_l、fwprintf、_fwprintf_l
printf、_printf_l、wprintf、_wprintf_l