次の方法で共有


_cprintf、_cprintf_l、_cwprintf、_cwprintf_l

書式化してコンソールに出力します。 セキュリティが強化されたバージョンを使用できるようになりました。「_cprintf_s、_cprintf_s_l、_cwprintf_s、_cwprintf_s_l」を参照してください。

int _cprintf( 
   const char * format [, 
   argument] ... 
);
int _cprintf_l( 
   const char * format,
   locale_t locale [,
   argument] … 
);
int _cwprintf(
   const wchar * format [, 
   argument] …
);
int _cwprintf_l(
   const wchar * format,
   locale_t locale [, 
   argument] …
);

パラメーター

  • format
    書式指定文字列。

  • argument
    省略可能なパラメーター。

  • locale
    使用するロケール。

戻り値

出力された文字数。

解説

これらの関数は、文字を出力する _putch 関数 (_cwprintf の場合は _putwch) を使用して、一連の文字や値を書式化して直接コンソールに出力します。 各 argument (指定されている場合) は、format 中の対応する書式指定に応じて変換され、格納されます。 書式は、printf 関数のパラメーター format と同じ形式および機能を保持します。 fprintf、printf、sprintf の各関数とは異なり、_cprintf も _cwprintf も、出力時にライン フィード文字をキャリッジ リターンとライン フィード (CR-LF: carriage return–line feed) の組み合わせに変換しません。

_cwprintf を Windows NT で使用すると、Unicode 文字が表示される点に注意してください。 _cprintf と異なり、_cwprintf はコンソールの現在のロケール設定を使用します。

_l サフィックスが付いているこれらの関数の各バージョンは、現在のロケールの代わりに渡されたロケール パラメーターを使用する点を除いて同じです。

_cprintf は、format パラメーターを検証します。 format が null ポインターの場合、「パラメーターの検証」に説明されているように、この関数は無効なパラメーター ハンドラーを呼び出します。 実行の継続が許可された場合、関数は -1 を返し、errno を EINVAL に設定します。

セキュリティに関するメモセキュリティに関するメモ

format にユーザー定義の文字列を指定しないでください。

汎用テキスト ルーチンのマップ

Tchar.h のルーチン

_UNICODE および _MBCS が未定義の場合

_MBCS が定義されている場合

_UNICODE が定義されている場合

_tcprintf

_cprintf

_cprintf

_cwprintf

_tcprintf_l

_cprintf_l

_cprintf_l

_cwprintf_l

必要条件

ルーチン

必須ヘッダー

_cprintf, _cprintf_l

<conio.h>

_cwprintf, _cwprintf_l

<conio.h>

互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。

使用例

// crt_cprintf.c
// compile with: /c
// This program displays some variables to the console.

#include <conio.h>

int main( void )
{
    int         i = -16,
                h = 29;
    unsigned    u = 62511;
    char        c = 'A';
    char        s[] = "Test";

    // Note that console output does not translate \n as
    // standard output does. Use \r\n instead.
    //
    _cprintf( "%d  %.4x  %u  %c %s\r\n", i, h, u, c, s );
}
  

同等の .NET Framework 関数

該当なし標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

参照

参照

コンソール入出力とポート入出力

_cscanf、_cscanf_l、_cwscanf、_cwscanf_l

fprintf、_fprintf_l、fwprintf、_fwprintf_l

printf、_printf_l、wprintf、_wprintf_l

sprintf、_sprintf_l、swprintf、_swprintf_l、__swprintf_l

vfprintf、_vfprintf_l、vfwprintf、_vfwprintf_l

_cprintf_s、_cprintf_s_l、_cwprintf_s、_cwprintf_s_l

_cprintf_p、_cprintf_p_l、_cwprintf_p、_cwprintf_p_l

printf 関数と wprintf 関数の書式指定フィールド