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CCmdUI クラス

このクラスは、CCmdTarget の派生クラスの ON_UPDATE_COMMAND_UI ハンドラー内だけで使われます。

class CCmdUI

解説

CCmdUI には、基本クラスはありません。

アプリケーションのユーザーが、メニューをプル ダウンしたときに、各メニュー項目は有効な項目として表示されるのか、無効な項目として表示されるのかを知る必要があります。 この情報を与えるために、メニュー コマンドのターゲットに、ON_UPDATE_COMMAND_UI ハンドラーを実装します。 アプリケーションのコマンド ユーザー インターフェイス オブジェクトごとに、[プロパティ] ウィンドウを使って、各ハンドラーに対してメッセージ マップのエントリと関数プロトタイプを作成します。

メニューがプル ダウンされると、フレームワークがそれぞれの ON_UPDATE_COMMAND_UI ハンドラーを探して呼び出します。次に、それぞれのハンドラーが EnableCheck などの CCmdUI メンバー関数を呼び出します。最後に、フレームワークが各メニュー項目を表示します。

ON_UPDATE_COMMAND_UI ハンドラー内のコードを変更せずに、メニュー項目をコントロール バーのボタンや、その他のコマンド ユーザー インターフェイス オブジェクトに置き換えることができます。

次に示す表に、コマンド ユーザー インターフェイスの各アイテムに対する、CCmdUI の各メンバー関数による処理をまとめます。

ユーザー インターフェイスの項目

[有効化]

SetCheck

SetRadio

SetText

メニュー項目

有効、または無効

チェック付き (×) またはチェックなし

ドット (•) チェック付き

項目テキストの設定

ツール バー ボタン

有効、または無効

選択、未選択、または不確定

SetCheck と同じ

(適用なし)

ステータス バーのペイン

テキストの表示、または非表示

突出境界、または通常の境界を表示

SetCheck と同じ

ペイン テキストの設定

CDialogBar 内の通常ボタン

有効、または無効

チェック ボックスのオン、またはオフ

SetCheck と同じ

ボタン テキストの設定

CDialogBar 内の通常のコントロール

有効、または無効

(適用なし)

(適用なし)

ウィンドウ テキストの設定

このクラスの使用法の詳細については、「ユーザー インターフェイス オブジェクトの更新方法」を参照してください。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

処理手順

MDI のサンプル:MDI ドキュメント/ビュー アーキテクチャを使用せずに示します

参照

階層図

CCmdTarget クラス

その他の技術情報

CCmdUI のメンバー