ユーザー インターフェイス オブジェクトの更新方法
通常、メニュー項目とツール バー ボタンには複数の状態があります。 たとえば、現在のコンテキストで使用できないメニュー項目は灰色 (淡色) で表示されます。 また、メニュー項目には、チェック マークを表示して、オンにしたりオフにしたりすることができます。 ツール バー ボタンも、使用できない場合に無効の状態で表示したり、チェック マークを表示したりすることができます。
このような更新は、プログラムのコンテキストの変化に応じて行います。 たとえば、ドキュメントが処理するコマンドをメニュー項目で生成した場合は、そのメニュー項目はドキュメントで更新するのが合理的です。 ドキュメントには、更新に必要な情報が含まれている可能性があるためです。
コマンドに複数のユーザー インターフェイス オブジェクト (多くの場合、メニュー項目とツール バー ボタン) がある場合は、両者は同じハンドラー関数に送られます。 これにより、同等の扱いができるすべてのユーザー インターフェイス オブジェクトについて、ユーザー インターフェイス更新コードを 1 か所にカプセル化できます。
フレームワークには、ユーザー インターフェイス オブジェクトを自動で更新する便利なインターフェイスが用意されています。 ほかの方法で更新することもできますが、このインターフェイスは効率的で簡単に使用できます。
以下のトピックで、更新ハンドラーの使用方法について説明します。