/target:library
コード ライブラリを作成します。
/target:library
解説
/target:library オプションは、コンパイラで、実行可能ファイル (EXE) ではなくダイナミック リンク ライブラリ (DLL: Dynamic Link Library) を作成します。 作成される DLL の拡張子は .dll です。
/out オプションで特に指定しない限り、出力ファイル名は最初の入力ファイルと同じになります。
コマンド ラインで指定すると、/out オプションまたは /target:exe オプションを次に指定するまでのすべてのソース ファイルが、.dll の作成に使用されます。
/t は /target の省略形です。
注意
JScript コンパイラである jsc.exe は、コンパイラと同じバージョンまたはそれ以前のバージョンを使用して作成されたアセンブリを参照できます。 しかし、JScript コンパイラでは、より新しいバージョンのコンパイラで作成されたアセンブリを参照するときにコンパイル エラーが発生することがあります。 たとえば、JScript .NET 2003 コンパイラは JScript .NET 2002 コンパイラで作成されたアセンブリを参照できますが、JScript .NET 2002 コンパイラの場合は、JScript .NET 2003 で作成されたアセンブリを参照するときにエラーが発生する可能性があります。
使用例
in.js をコンパイルし、in.dll を作成する例を次に示します。
jsc /target:library in.js