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方法: アプリケーション イベント ログに書き込む (Visual Basic)

My.Application.Log オブジェクトおよび My.Log オブジェクトを使用すると、アプリケーション内で発生したイベントに関する情報を書き込むことができます。 この例では、My.Application.Log がアプリケーション イベント ログにトレース情報を書き込むようにイベント ログ リスナーを構成する方法を示します。

セキュリティ ログに書き込むことはできません。 システム ログに書き込むためには、LocalSystem または Administrator アカウントのメンバーであることが必要です。

イベント ログを参照するには、サーバー エクスプローラーまたは Windows イベント ビューアーを使用できます。 詳細については、「.NET Framework の ETW イベント」を参照してください。

注意

Windows 95、Windows 98、および Windows ME (Millennium Edition) では、イベント ログはサポートされていません。

イベント ログ リスナーを追加および構成するには

  1. ソリューション エクスプローラーで app.config を右クリックし、[開く] をクリックします。

    または

    app.config ファイルがない場合は、次の操作を行います。

    1. [プロジェクト] メニューの [新しい項目の追加] をクリックします。

    2. [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスで、[アプリケーション構成ファイル] をクリックします。

    3. [追加] をクリックします。

  2. アプリケーション構成ファイルで <listeners> セクションを見つけます。

    <listeners> セクションは、最上位の <configuration> セクションに入れ子になった <system.diagnostics> セクションにさらに入れ子になっている、名前属性が "DefaultSource" の <source> セクションにあります。

  3. その <listeners> セクションに次の要素を追加します。

    <add name="EventLog"/>
    
  4. 最上位の <configuration> セクション内の <system.diagnostics> セクションで、<sharedListeners> セクションを見つけます。

  5. その <sharedListeners> セクションに次の要素を追加します。

    <add name="EventLog"
        type="System.Diagnostics.EventLogTraceListener, System, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089"
         initializeData="APPLICATION_NAME"/>
    

    APPLICATION_NAME をアプリケーションの名前に置き換えます。

    注意

    通常、アプリケーションがイベント ログに書き込むのはエラーのみです。 ログ出力のフィルター処理の詳細については、「チュートリアル: My.Application.Log の出力のフィルター処理 (Visual Basic)」を参照してください。

イベント情報をイベント ログに書き込むには

参照

処理手順

方法 : Visual Basic で例外をログに記録する

チュートリアル: My.Application.Log による情報の書き込み先の確認 (Visual Basic)

参照

Microsoft.VisualBasic.Logging.Log

WriteEntry

WriteException

概念

Visual Basic でのアプリケーション ログの使用