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Message プロパティ (起動条件)

更新 : 2007 年 11 月

インストール時に起動条件が false と評価された場合に表示するメッセージを指定します。このメッセージは、状況に合わせてカスタマイズできます。たとえば、必要なコンポーネントを入手できる場所をユーザーに通知するメッセージを指定できます。

設定

Message プロパティの設定値は以下のとおりです。

設定値

説明

<Error Message>

プレースホルダです。適切なエラー メッセージに置き換えてください。

[VSDNETMSG]

.NET Framework 起動条件の既定のメッセージです。"このセットアップは .NET Framework バージョン VersionNumber を必要とします。.NET Framework をインストールして、このセットアップをやり直してください。.NET Framework は Web から取得できます。今すぐ取得しますか?" というメッセージが表示されます。VersionNumber は、SupportedRuntimes プロパティで最初に指定したバージョンです。

[VSDIISMSG]

インターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) 起動条件の既定のメッセージです。"このセットアップは Internet Information Server 4.0 かそれ以上を必要とし、加えて Windows NT 4.0 か Windows 2000 または Windows XP を必要とします。このセットアップは Windows 95、Windows 98 または Windows Me にインストールすることはできません。Internet Information Server をインストールして、このセットアップをやり直してください。" というメッセージが表示されます。

解説

ほとんどの起動条件では、Message プロパティの既定値はプレースホルダ "<Error Message>" です。独自のメッセージ テキストを指定しないと、このプレースホルダがそのままユーザーに表示されてしまいます。

w7cyf513.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

InstallUrl プロパティを使ってユーザーをリダイレクトする場合は、ユーザーに表示されるダイアログ ボックスに [はい] と [いいえ] のボタンがあることに注意してください。この場合は、質問形式のメッセージを指定する必要があります (例 : "このアプリケーションには MyComponent が必要です。ここでインストールしますか?")。詳細については、「InstallUrl プロパティ (起動条件)」を参照してください。

.NET Framework 起動条件の既定のメッセージは、既定の InstallUrl プロパティを使ってユーザーを Web サイトにリダイレクトすることを前提にしています。したがって、これに該当しない場合は、Message プロパティに新しいメッセージを指定する必要があります。InstallUrl プロパティが空白の場合は、ボタンが 1 つあるダイアログ ボックスが表示されて次のメッセージが出されます。"このセットアップは .NET Framework バージョン VersionNumber を必要とします。.NET Framework をインストールして、このセットアップをやり直してください。"

セットアップ プロジェクトの Localization プロパティを設定している場合は、既定のメッセージ テキストが自動的に翻訳されます。独自のメッセージ テキストについては、自分で翻訳する必要があります。詳細については、「Localization プロパティ」を参照してください。

参照

概念

.NET Framework 起動条件

その他の技術情報

配置での起動条件の管理