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InstallUrl プロパティ (起動条件)

更新 : 2007 年 11 月

起動条件が False に評価された場合にユーザーがダウンロードできるファイルがある場所を指定します。このプロパティに値を指定した場合は、[はい] および [いいえ] のボタンと、Message プロパティで指定したメッセージを含むダイアログ ボックスが表示されます。

[はい] をクリックしたユーザーは、このプロパティで指定された場所にリダイレクトされます。どちらのボタンがクリックされても、インストールは直ちに停止します。

設定

InstallUrl プロパティの設定値は以下のとおりです。

設定

説明

(空白)

ダイアログ ボックスは表示されません。代わりに、Windows 標準の「インストールが終了しました」という内容が表示されます。

URL

https://server/path/ という形式で指定します。server と path で、インターネットまたはイントラネットの有効な Web ページを定義します。

s1t32hs9.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :
指定した URL が無効な場合や、Web 接続ができないユーザー環境や Web ブラウザがインストールされていないユーザー環境では失敗します。

UNC パス

\\server\share という形式で指定します。server と share で、有効なネットワーク ファイル共有を定義します。

s1t32hs9.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :
ファイル共有に対するアクセス許可がユーザーに必要です。

ファイル パス

ファイルの場所のパス。たとえば \My Application\MyFile.exe のように、インストーラの場所からの相対パスです。CD-ROM などの再頒布可能メディアで配置するときに主に使用します。

s1t32hs9.alert_security(ja-jp,VS.90).gifセキュリティに関するメモ :

配置プロジェクトの Bootstrapper プロパティを Web Bootstrapper に設定した場合、URL 以外は指定しないでください。UNC パスやファイル パスを指定すると、セキュリティ プロンプトが出されずにファイルをダウンロードできる可能性があるので、ユーザーにとってセキュリティ上のリスクが発生することになります。詳細については、「配置プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックス ([構成プロパティ] - [ビルド])」を参照してください。

解説

.NET Framework 起動条件では、InstallUrl プロパティが https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=76617 に設定され、.NET Framework のインストーラをダウンロードできる Microsoft サポート Web ページにリダイレクトされます。その他の起動条件の場合、InstallUrl プロパティは既定では空白です。

s1t32hs9.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

アプリケーションが別のバージョンの .NET Framework を必要とする場合は、InstallUrl プロパティをオーバーライドして独自の場所を指定する必要があります。詳細については、「.NET Framework 起動条件」を参照してください。また、InstallUrl プロパティを変更する場合は、Message プロパティも適切なメッセージに変更する必要があります。詳細については、「Message プロパティ (起動条件)」を参照してください。

参照

概念

.NET Framework 起動条件

その他の技術情報

配置での起動条件の管理