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方法 : AdRotator Web サーバー コントロールを使用してデータベースから広告を表示する

更新 : 2007 年 11 月

AdRotator コントロールは、1 つ以上の広告レコードが格納されているデータ ソースから広告情報を読み取ります。特定のスキーマを使用して広告情報をデータベース テーブルに格納すると、データ ソース コントロールを使用して実行時に広告レコードを読み取ることができます。既存のテーブルに広告情報が含まれている場合は、AdRotator コントロールで必要とされるフィールドにテーブルのスキーマを割り当てることができます。

データベースに対応する適切なデータ ソース コントロールが存在する場合、広告情報はあらゆる種類のデータベースに格納できます。

広告のデータベース テーブルを作成するには

  1. 広告情報が含まれているデータベース テーブルが存在しない場合は、次のスキーマに従ってテーブルを作成します。ID 以外の列はすべてオプションです。

    ms227550.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    記載のデータ型は SQL Server 型です。SQL Server 以外のデータベースを使用する場合は、対応する適切な型に置き換えてください。

    列名

    データ型

    説明

    ID

    int

    主キー。この列には、任意の名前を付けることができます。

    ImageUrl

    nvarchar(length)

    広告で表示するイメージの相対または絶対 URL。

    href

    nvarchar(length)

    広告の対象 URL。値を指定しないと、広告はハイパーリンクになりません。

    AlternateText

    nvarchar(length)

    イメージが見つからない場合に表示されるテキスト。ブラウザによっては、このテキストはツールヒントとして表示されます。代替テキストはユーザー補助のためにも使用され、目の不自由なユーザーがグラフィックの説明を音声で聞くことができるようにします。

    Keyword

    nvarchar(length)

    ページでフィルタ処理できる広告のカテゴリ。

    Impressions

    int(4)

    広告の見込み表示頻度を表す数値。数値が大きい広告ほど、頻繁に表示されます。XML ファイルに指定する Impressions の値は、合計で 2,048,000,000 - 1 を超えないようにしてください。

    Width

    int(4)

    イメージの幅 (ピクセル単位)。

    Height

    int(4)

    イメージの高さ (ピクセル単位)。

  2. 既存のデータベース テーブルに広告情報が含まれている場合は、コントロールが必要とするフィールドにデータベースのテーブル スキーマをマップするように、AdRotator コントロールの次のプロパティを設定します。

  3. 広告情報を含むテーブルに新しいレコードを挿入します。

データベースから広告を表示するには

  1. データ ソース コントロール (SqlDataSource コントロールや AccessDataSource コントロールなど) をページに配置します。

  2. 接続文字列とクエリを使用してデータ ソース コントロールを設定し、既に作成したデータベース テーブルからすべてのレコードを選択するようにします。

    ms227550.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    データ ソース コントロールの使用については、「データ ソース Web サーバー コントロール」を参照してください。

  3. 広告を表示する ASP.NET Web ページに AdRotator コントロールを配置します。

  4. AdRotator コントロールの DataSourceID プロパティに、手順 1. で作成したデータ ソース コントロールの ID を設定します。

    これで、ページを実行すると、AdRotator コントロールはデータベースに広告を問い合わせ、表示する広告を選択します。

参照

処理手順

方法 : AdRotator Web サーバー コントロールを使用して XML ファイルから広告を表示する

方法 : AdRotator Web サーバー コントロールでプログラムによって広告を選択する

参照

AdRotator Web サーバー コントロールの概要