次の方法で共有


方法 : AdRotator Web サーバー コントロールを使用して XML ファイルから広告を表示する

更新 : 2007 年 11 月

AdRotator Web サーバー コントロールは、1 つ以上の広告レコードが格納されているデータ ソースから広告情報を読み取ります。広告情報は XML ファイルに格納でき、その XML ファイルに AdRotator コントロールを関連付けることができます。

AdRotator コントロールのすべての属性はオプションです。XML ファイルに格納できる属性を次に示します。

  • ImageUrl   表示するイメージの URL です。

  • href   AdRotator コントロールをクリックしたときの移動先ページの URLです。

  • AlternateText   イメージが表示できない場合に表示するテキスト。

  • Keyword   特定の広告のフィルタ処理に使用できる、広告のカテゴリです。

  • Impressions   広告の見込み表示頻度を表す数値 (重み値) です。XML ファイルに指定する Impressions 属性の値は、合計で 2,048,000,000 - 1 を超えないようにしてください。

  • Height   広告の高さ (ピクセル単位) です。この値は、AdRotator コントロールの高さの既定値をオーバーライドします。

  • Width   広告の幅 (ピクセル単位) です。この値は、AdRotator コントロールの幅の既定値をオーバーライドします。

広告リストを XML ファイルとして作成するには

  1. Web サイトの App_Data フォルダに新しい XML ファイルを作成します。セキュリティを高めるために、このファイルには、.xml 以外のファイル名拡張子 (.ads など) を指定します。

    d5kd8aka.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    ASP.NET では、App_Data フォルダのファイルはブラウザに提供されないため、広告ファイルを App_Data フォルダに配置することをお勧めします。

  2. ファイルに次の XML 要素を追加します。

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
    <Advertisements xmlns="https://schemas.microsoft.com/AspNet/AdRotator-Schedule-File">
    </Advertisements>
    
  3. 広告リストに含める各広告の Ad 要素を Advertisements 要素の中に作成し、ファイルを保存します。

    このファイルの例を次に示します。

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
    <Advertisements xmlns="https://schemas.microsoft.com/AspNet/AdRotator-Schedule-File">
      <Ad>
        <ImageUrl>~/images/Contoso_ad.gif</ImageUrl>
        <href>http://www.contoso-ltd.com</href>
        <AlternateText>Ad for Contoso, Ltd. Web site</AlternateText>
        <Impressions>100</Impressions>
      </Ad>
      <Ad>
        <ImageUrl>~/images/Aspnet_ad.gif</ImageUrl>
        <href>https://www.asp.net</href>
        <AlternateText>Ad for ASP.NET Web site</AlternateText>
        <Impressions>50</Impressions>
      </Ad>
    </Advertisements>
    

広告をデータベースから表示するには

  1. ASP.NET Web ページで広告を表示する場所に AdRotator コントロールを配置します。

  2. AdRotator コントロールの AdvertisementFile プロパティに、前の手順で作成した XML ファイルのパスを設定します。

    d5kd8aka.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    アプリケーションの汎用性を向上させるために、このパスには相対 URL を使用することをお勧めします。~\App_Data\filename.ad のような構文を使用してください。ファイル パスの詳細については、「ASP.NET Web サイトのパス」を参照してください。

    これでページが動作すると、AdRotator コントロールが広告の XML ファイルを読み取り、表示する広告を選択します。

参照

処理手順

方法 : AdRotator Web サーバー コントロールを使用してデータベースから広告を表示する

方法 : AdRotator Web サーバー コントロールでプログラムによって広告を選択する

参照

AdRotator Web サーバー コントロールの概要