aggregates
オブジェクトが CLSID で指定されたオブジェクトを集約することを示します。
[ aggregates(
clsid,
variable_name
) ]
パラメータ
clsid
集約できるオブジェクトの CLSID。variable_name
挿入する変数の名前。この変数には、集約されるオブジェクトの IUnknown が含まれます。
解説
C++ 属性 aggregates は、オブジェクトに適用されるときに、集約されるオブジェクト (clsid で指定されます) の外部ラッパーを実装します。
この属性を使用する場合は、同じ要素に対して coclass、progid、または vi_progid の各属性 (あるいは、これらの 1 つを表す別の属性) も適用する必要があります。1 つの属性を使用すると、ほかの 2 つは自動的に適用されます。たとえば、progid を適用すると、vi_progid および coclass も適用されます。
ATL プロジェクト
この属性が ATL を使用するプロジェクト内で使用される場合、属性の動作は異なります。最初に、次のエントリが適用先オブジェクトの COM マップに追加されます。
COM_INTERFACE_ENTRY_AUTOAGGREGATE_BLIND(_m_spAttrXXX, clsid)
次に、DECLARE_GET_CONTROLLING_UNKNOWN マクロも追加されます。
使用例
// cpp_attr_ref_aggregates.cpp
// compile with: /LD
#define _ATL_ATTRIBUTES
#include "atlbase.h"
#include "atlcom.h"
// requires 'aggregatable.dll'
// see aggregatable attribute to create 'aggregatable.dll'
class DECLSPEC_UUID("1a8369cc-1c91-42c4-befa-5a5d8c9d2529") CMyClass;
[module (name="MYObject")];
[object, uuid("ab006d85-e754-47c5-9ef4-2744ff32a20c")]
__interface IObject
{
};
[ coclass, aggregates(__uuidof(CMyClass)),
uuid("91cb2c06-8931-432a-baac-206e55c4edfb")]
struct CObject : IObject
{
int i;
};
必要条件
属性コンテキスト
対象 |
class、struct |
複数回の適用 |
可 |
必要な属性 |
coclass、progid、vi_progid の中から 1 つ以上 |
無効な属性 |
なし |
属性コンテキストの詳細については、「属性コンテキスト」を参照してください。
参照
概念
Typedef、Enum、Union、および Struct 型の属性