方法 : DataTable の行を削除する

更新 : 2007 年 11 月

データセットがデータ ソースに更新を送信するのに必要な情報を保持するために、Delete メソッドを使用してデータ テーブルの行を削除します。たとえば、アプリケーションで TableAdapter (または DataAdapter) を使用する場合、このアダプタの Update メソッドによって、RowState が Deleted の行がデータベースから削除されます。

アプリケーションが更新内容をデータ ソースに送信する必要がない場合は、データ行コレクションに直接アクセスしてレコードを削除できます (Remove)。DataTable 内の特定の行を識別する方法については、「方法 : DataTable の特定の行を探す」を参照してください。

データ テーブルからレコードを削除するには

• DataRow の Delete メソッドを呼び出します。

  このメソッドはレコードを物理的に削除する代わりにレコードに削除のマークを付けます。

  メモ :
  DataRowCollection のカウント プロパティを取得した場合は、結果カウントに削除のマークが付いたレコードが含まれます。削除のマークが付いていないレコードだけの正確なカウントを取得するために、コレクション内を巡回して、各レコードの RowState プロパティを調べることができます (削除マークが付いたレコードの RowState は、Deleted になっています)。また、行の状態に基づいてフィルタリングを行うデータセットのデータ ビューを作成し、そこからカウント プロパティを取得できます。

  Delete メソッドを呼び出して、Customers テーブルの最初の行に削除のマークを付ける例を次に示します。

  NorthwindDataSet1.Customers.Rows(0).Delete()
  

  northwindDataSet1.Customers.Rows[0].Delete();
  

• 型指定されていないデータセットについては、次のようなコードを使用します。

  DataSet1.Tables("Customers").Rows(0).Delete()
  

  dataSet1.Tables["Customers"].Rows[0].Delete();
  

参照

処理手順

方法 : DataTable に行を追加する

方法 : DataTable の行を編集する

方法 : DataTable の特定の行を探す

その他の技術情報

アプリケーションでデータを受け取る準備

アプリケーションへのデータのフェッチ

Windows アプリケーションのフォームでのデータの表示

アプリケーションでのデータ編集

データの検証

データの保存