EntityDataSource のイベント
更新 : 2007 年 11 月
EntityDataSource コントロールが公開しているイベントを利用すると、マークアップだけでは実現できない機能を ASP.NET アプリケーションに追加できます。イベント ハンドラを使用して、データの検証、データ バインドされていないプロパティへの値の割り当て、クエリ結果に関する情報の抽出、データの照会と更新に使用された ObjectContext のライフサイクル管理などを行うことができます。
データ ソース コントロールのイベントの全般的な説明については、「Events Associated with Inserting, Updating, and Deleting Capabilities of ASP.NET Data controls」を参照してください。
イベント |
説明 |
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ContextCreating イベントは、EntityDataSource コントロールが後続の処理で使用する ObjectContext のインスタンスを提供します。詳細については、「オブジェクト コンテキスト有効期間管理」を参照してください。 |
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ContextCreated イベントを使用すると、EntityDataSource コントロールによって作成された ObjectContext のインスタンスにアクセスできます。このコンテキスト オブジェクトを保存し、EntityDataSource 外の後続の処理で使用できます。詳細については、「オブジェクト コンテキスト有効期間管理」を参照してください。 |
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ContextDisposing イベントを使用すると、EntityDataSource コントロールによって使用されている ObjectContext が破棄されないようにすることができます。ページ内で、複数のコントロールまたは EntityDataSource コントロールの複数のインスタンスから 1 つの ObjectContext のインスタンスを使用する必要がある場合は、このイベントを処理します。 |
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Selecting イベントを使用すると、クエリが構築されて実行される前に、EntityDataSource の構成を変更できます。データ バインド コントロールの引数を読み取ったり変更したりすることも可能です。コントロールのページングや並べ替えの動作を変更したり、クエリをキャンセルしたりする場合は、このイベントを処理します。 |
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Selected イベントを使用すると、クエリの結果にアクセスしたり、行数の情報を取得したりできます。オブジェクトの結果にアクセスしたり、オブジェクトをビューステートに格納したりする場合は、このイベントを処理します。 |
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Inserting イベントを使用すると、追加されようとしているオブジェクトに対する変更や検証、別のオブジェクトの追加、操作のキャンセルなどを行うことができます。EntityDataSourceChangingEventArgs オブジェクトの Entity プロパティから追加されるオブジェクトにアクセスするには、このイベントを処理します。 |
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Inserted イベントを使用すると、データ ソース内に作成されたオブジェクトにアクセスできます。追加されたオブジェクトにアクセスするには、EntityDataSourceChangedEventArgs オブジェクトの Entity プロパティを使用します。 |
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Updating イベントを使用すると、オブジェクトに対する変更や検証、別のオブジェクトの追加、操作のキャンセルなどを、その変更が実際に保存される前に行うことができます。変更されたオブジェクトには、EntityDataSourceChangingEventArgs オブジェクトの Entity プロパティからアクセスできます。変更内容の確認や検証を行ったり、オブジェクトの ObjectStateEntry に変更を加え、同時実行制御の元の値を異なる値に設定し直したりする場合は、このイベントを処理します。詳細については、「変更の保存と同時実行制御の管理 (Entity Framework)」を参照してください。 |
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Updated イベントを使用すると、変更がデータ ソースに保存された直後のオブジェクトにアクセスできます。更新されたオブジェクトにアクセスするには、EntityDataSourceChangedEventArgs オブジェクトの Entity プロパティを使用します。 |
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Deleting イベントを使用すると、オブジェクトがデータ ソースから削除される前に、そのオブジェクトにアクセスしたり、操作をキャンセルしたりできます。削除されようとしているオブジェクトは、EntityDataSourceChangingEventArgs の Entity プロパティに格納されます。 |
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Deleted イベントを使用すると、データ ソースから削除されたオブジェクトにアクセスできます。削除されたオブジェクトにアクセスするには、EntityDataSourceChangingEventArgs オブジェクトの Entity プロパティを使用します。返されたオブジェクトは、Detached 状態になります。 |
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Exception() |
IDynamicDataSource.Exception イベントは、ASP.NET Dynamic Data との互換性を確保するために実装されています。マークアップでこのイベントのハンドラを登録することはできません。これは、EntityDataSource のインスタンスが IDynamicDataSource インターフェイスにキャストされている場合のみ、使用できます。詳細については、「ASP.NET Dynamic Data モデルの概要」を参照してください。 |
参照
概念
オブジェクト コンテキストの有効期間の管理 (EntityDataSource)