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CMFCOutlookBar クラス

更新 : 2007 年 11 月

このトピックは作成中です。

Microsoft Outlook 2000 または Outlook 2003 の [ナビゲーション ウィンドウ] と同じ外観のタブ付きペインです。CMFCOutlookBar オブジェクトには CMFCOutlookBarTabCtrl クラス オブジェクトと一連のタブが含まれます。それらのタブは、CMFCOutlookBarPane クラス オブジェクトまたは CWnd から派生したオブジェクトです。ユーザーに対しては、Outlook バーは一連のボタンおよび表示領域として表示されます。ユーザーがボタンをクリックすると、対応するコントロールまたはボタン ペインが表示されます。

class CMFCOutlookBar : public CBaseTabbedPane

メンバ

パブリック コンストラクタ

名前

説明

CMFCOutlookBar::CMFCOutlookBar

既定のコンストラクタです。

CMFCOutlookBar::~CMFCOutlookBar

デストラクタです。

パブリック メソッド

名前

説明

CMFCOutlookBar::AllowDestroyEmptyTabbedPane

  (CBaseTabbedPane::AllowDestroyEmptyTabbedPane をオーバーライドします)。

CMFCOutlookBar::CanAcceptPane

別のペインを Outlook バー ペインにドッキングできるかどうかを調べます (CDockablePane::CanAcceptPane をオーバーライドします)。

CMFCOutlookBar::CanSetCaptionTextToTabName

タブ付きペインのキャプションにアクティブなタブと同じテキストが表示されるかどうかを判断します (CBaseTabbedPane::CanSetCaptionTextToTabName をオーバーライドします)。

CMFCOutlookBar::Create

Outlook バー コントロールを作成します。

CMFCOutlookBar::CreateCustomPage

カスタム Outlook バー タブを作成します。

CMFCOutlookBar::CreateObject

このクラス型の動的インスタンスを作成するために、フレームワークによって使用されます。

CMFCOutlookBar::DoesAllowDynInsertBefore

ユーザーが Outlook バーの外側にコントロール バーをドッキングできるかどうかを判断します。

CMFCOutlookBar::FloatTab

ペインが現在切り離し可能なタブにある場合に限り、ペインをフローティングにします (CBaseTabbedPane::FloatTab をオーバーライドします)。

CMFCOutlookBar::GetButtonsFont

Outlook バーのボタンに表示されるテキストのフォントを返します。

CMFCOutlookBar::GetDockingStatus

ドッキング動作を管理するために、フレームワークによって呼び出されます (CDockablePane::GetDockingStatus をオーバーライドします)。

CMFCOutlookBar::GetPaneName

ペインのウィンドウ テキストを取得します (CPane::GetPaneName をオーバーライドします)。

CMFCOutlookBar::GetTabArea

Outlook バーのタブ領域のサイズと位置を返します (CBaseTabbedPane::GetTabArea をオーバーライドします)。

CMFCOutlookBar::GetThisClass

このクラス型に関連付けられた CRuntimeClass オブジェクトへのポインタを取得するために、フレームワークによって使用されます。

CMFCOutlookBar::IsMode2003

Outlook バーが Microsoft Office Outlook 2003 と同じように動作するかどうかを判断します。「解説」を参照してください。

CMFCOutlookBar::LoadState

レジストリから状態を読み込むために、フレームワークによって呼び出されます (CBaseTabbedPane::LoadState をオーバーライドします)。

CMFCOutlookBar::OnAfterAnimation

 

CMFCOutlookBar::OnBeforeAnimation

 

CMFCOutlookBar::OnScroll

 

CMFCOutlookBar::RemoveCustomPage

カスタム Outlook バー タブを削除します。

CMFCOutlookBar::SaveState

ペインの状態をレジストリに保存するために、フレームワークによって呼び出されます (CBaseTabbedPane::SaveState をオーバーライドします)。

CMFCOutlookBar::SetButtonsFont

Outlook バーのボタンに表示されるテキストのフォントを設定します。

CMFCOutlookBar::SetMode2003

Outlook バーを Outlook 2003 と同じように動作させるかどうかを指定します。「解説」を参照してください。

解説

Outlook バーの例については、「OutlookDemo サンプル : MFC OutlookDemo アプリケーション」を参照してください。

Outlook バーの実装

アプリケーションで CMFCOutlookBar コントロールを使用するには、次の手順に従います。

  1. CMFCOutlookBar オブジェクトをメイン フレーム ウィンドウ クラスに埋め込みます。

    class CMainFrame : public CMDIFrameWnd
     { ...
         CMFCOutlookBar         m_wndOutlookBar;
         CMFCOutlookBarPane     m_wndOutlookPane;
    ... };
    
  2. メイン フレームで WM_CREATE メッセージを処理するときに、CMFCOutlookBar::Create メソッドを呼び出して Outlook バー タブ コントロールを作成します。

    m_wndOutlookBar.Create (_T("Shortcuts"), this, CRect (0, 0, 100, 100), ID_VIEW_OUTLOOKBAR, WS_CHILD | WS_VISIBLE | CBRS_LEFT);
    
  3. CBaseTabbedPane::GetUnderlyingWindow を使用して、基になる CMFCOutlookBarTabCtrl へのポインタを取得します。

    CMFCOutlookBarTabCtrl* pOutlookBar = (CMFCOutlookBarTabCtrl*) m_wndOutlookBar.GetUnderlyingWindow ();
    
  4. ボタンを含むタブごとに CMFCOutlookBarPane クラス オブジェクトを作成します。

    m_wndOutlookPane.Create (&m_wndOutlookBar, AFX_DEFAULT_TOOLBAR_STYLE, ID_OUTLOOK_PANE_GENERAL, AFX_CBRS_FLOAT | AFX_CBRS_RESIZE);
    // make the Outlook pane detachable (enable docking)
    m_wndOutlookPane.EnableDocking (CBRS_ALIGN_ANY);
    // add buttons
    m_wndOutlookPane.AddButton (theApp.LoadIcon (IDR_MAINFRAME), "About", ID_APP_ABOUT);
    m_wndOutlookPane.AddButton (theApp.LoadIcon (IDR_CUSTOM_OPEN_ICON), "Open", ID_FILE_OPEN);
    
  5. CMFCBaseTabCtrl::AddTab を呼び出して新しいタブをそれぞれ追加します。ページをデタッチできないようにするには、bDetachable パラメータを FALSE に設定します。デタッチできるページを追加するには、CMFCOutlookBarTabCtrl::AddControl を使用します。

    pOutlookBar->AddTab (&m_wndOutlookPane, "General", (UINT) -1, TRUE); 
    
  6. CWnd から派生したコントロール (CMFCShellTreeCtrl クラスなど) をタブとして追加するには、コントロールを作成し、CMFCBaseTabCtrl::AddTab を呼び出してそのコントロールを Outlook バーに追加します。

Bb982639.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

CMFCOutlookBarPane クラス オブジェクトおよび CWnd から派生した各オブジェクトに一意のコントロール ID を使用する必要があります。

新しいページを実行時に動的に追加または削除するには、それぞれ CMFCOutlookBar::CreateCustomPageCMFCOutlookBar::RemoveCustomPage を使用します。

Outlook 2003 モード

Outlook 2003 モードでは、タブ ボタンは Outlook バー ペインの下部に配置されます。ボタンを表示できる十分な領域がない場合、ボタンはペインの下部にあるツール バーに似た領域にアイコンとして表示されます。

Outlook 2003 モードを有効にするには、CMFCOutlookBar::SetMode2003 を使用します。Outlook バーの下部に表示されるアイコンが含まれたビットマップを設定するには、CMFCOutlookBarTabCtrl::SetToolbarImageList を使用します。ビットマップのアイコンは、タブ インデックス順に並べる必要があります。

継承階層

CObject

   CCmdTarget

      CWnd

         CBasePane

            CPane

               CDockablePane

                  CBaseTabbedPane

                     CMFCOutlookBar

必要条件

ヘッダー : afxoutlookbar.h

参照

概念

MFC 階層図

参照

CBaseTabbedPane クラス

CMFCOutlookBarTabCtrl クラス

CMFCOutlookBarPane クラス

その他の技術情報

クラス (MFC Feature Pack)