Printer.PrintFileName プロパティ
更新 : 2007 年 11 月
PrintAction プロパティが PrintToFile に設定されている場合、EPS (Encapsulated PostScript) ファイルの名前と保存場所のパスを指定する値を取得または設定します。
名前空間 : Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Compatibility.VB6
アセンブリ : Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Vs (Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Vs.dll 内)
構文
'宣言
Public Property PrintFileName As String
'使用
Dim instance As Printer
Dim value As String
value = instance.PrintFileName
instance.PrintFileName = value
public string PrintFileName { get; set; }
public:
property String^ PrintFileName {
String^ get ();
void set (String^ value);
}
public function get PrintFileName () : String
public function set PrintFileName (value : String)
プロパティ値
型 : System.String
ファイル パスとファイル名が入った String を返します。
解説
PrintAction プロパティが PrintToFile に設定されている場合、印刷出力は EPS (Encapsulated PostScript) ファイル (.eps、.ps、または .ai) に保存されます。PrintFileName プロパティは、ファイルのパスと名前を指定します。
メモ : |
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他のアプリケーションがファイルを PostScript ファイルとして認識できるようにするには、PrintFileName プロパティの中で PostScript ファイル拡張子 (.eps、.ps、または .ai) を使用する必要があります。 |
PrintFileName が指定されない場合、例外が発生します。
メモ : |
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ユーザーはパスやファイル名拡張子の入力を求められません。ファイルのパスと拡張子が適切であることを確認するために、独自のダイアログ ボックスを実装できます。これを行うには、SaveFileDialog コンポーネントを使用して、Print メソッドの呼び出し前に、その戻り値を PrintFileName プロパティに割り当てます。 |
メモ : |
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Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Compatibility.VB6 名前空間の関数とオブジェクトは、Visual Basic 6.0 から Visual Basic 2008 へのアップグレード ツールで使用するために用意されています。ほとんどの場合、これらの関数とオブジェクトは、.NET Framework の他の名前空間にある機能と重複しています。これらが必要になるのは、Visual Basic 6.0 のコード モデルが .NET Framework の実装と大きく異なる場合だけです。 |
例
以下の例では、ファイル名を入力するようユーザーに求めるダイアログ ボックスを表示した後、それを PrintFileName プロパティに割り当てる方法を示します。
Dim Printer As New Printer
Dim fileDialog As New Windows.Forms.SaveFileDialog
Dim fileToSave As String
fileDialog.Title = "Save to PostScript file"
fileDialog.AddExtension = True
fileDialog.Filter = "Encapsulated PostScript (*.eps)|"
アクセス許可
- 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。
参照
参照
Microsoft.VisualBasic.PowerPacks.Printing.Compatibility.VB6 名前空間
その他の技術情報
方法 : Printer Compatibility Library を使用してアップグレード エラーを修正する (Visual Basic)