SINK_ENTRY_INFO
更新 : 2007 年 11 月
イベント シンク マップ内で SINK_ENTRY_INFO マクロを使用して、関連するハンドラ関数にイベントをルーティングするために IDispEventSimpleImpl で必要な情報を提供します。
SINK_ENTRY_INFO(
id,
iid,
dispid,
fn,
info
)
パラメータ
id
[入力] イベント ソースを識別する符号なし整数。この値は、関連する IDispEventSimpleImpl 基本クラスで使用される nID テンプレート パラメータと一致する必要があります。iid
[入力] ディスパッチ インターフェイスを識別する IID。dispid
[入力] 指定されたイベントを識別する DISPID。fn
[入力] イベント ハンドラ関数の名前。この関数は、_stdcall 呼び出し規約を使用している必要があります。また、適切なディスパッチ インターフェイス スタイルのシグネチャである必要があります。info
[入力] イベント ハンドラ関数の型情報。この型情報は、_ATL_FUNC_INFO 構造体へのポインタという形式で提供されます。_ATL_FUNC_INFO 構造体の CALLCONV フィールドの場合、CC_CDECL が Windows CE で唯一サポートされているオプションです。その他の値はサポートされていないため、動作は定義されません。
解説
マクロの最初の 4 つのパラメータは、SINK_ENTRY_EX マクロのパラメータと同じです。最後のパラメータは、イベントの型情報を提供します。ActiveX イベント シンクの CE ATL 実装は、HRESULT の戻り値またはイベント ハンドラ メソッドからの void のみをサポートします。その他の戻り値はサポートされていないため、動作は定義されません。
必要条件
ヘッダー : atlcom.h