不透明度マスクの作成
不透明度マスクとは、色が無視され、マスクされたオブジェクトに不透明度を転送するブラシのことです。不透明度マスクが不透明な場合は、マスクの適用先オブジェクトも不透明になります。不透明度マスクが透明の場合は、マスクの適用先オブジェクトも透明になります。[プロパティ] パネルの [外観] セクションで、どのようなオブジェクトにも不透明度マスクを定義できます。
不透明度マスクの詳細については、「不透明度マスクの作成」を参照してください。
グラデーション ブラシを使用してオブジェクト上で不透明度マスクを作成するには
[ツール] パネルの [選択内容]
をクリックして、アートボード上のパスを選択します。
[プロパティ] パネルの [ブラシ] で、一覧から [OpacityMask] を選択し、[グラデーション ブラシ]
をクリックしてから、カラー エディターの下部にある [線状グラデーション]
または [放射状グラデーション]
を選択します。
マスクを適用したときに、背面の 1 つ以上のオブジェクトの一部が透けて見えるようにするには、アルファ値が 100% 未満に設定されたグラデーションの分岐点を少なくとも 1 つ定義します。
ブラシ リソースを使用してオブジェクト上で不透明度マスクを作成するには
アートボードに [Grid] レイアウト パネル
か、他のレイアウト パネル要素を作成します。
パネル要素をダブルクリックしてアクティブにすると、子要素を追加することができます。
不透明度マスクを構成するさまざまな子要素を追加します。
[プロパティ] パネルの [外観] で、レイアウト パネルを含むすべての要素の [Opacity] プロパティを調整します。
不透明度マスクのデザインが完成したら、[オブジェクトとタイムライン] パネルでそのレイアウト パネルを選択し、[ツール] メニューの [ブラシ リソースの作成] をポイントして、次のいずれかを選択します。
DrawingBrush リソースの作成 : 描画ブラシを使用して、図形、テキスト、ビデオ、画像などを格納できる領域を描画します。
VisualBrush リソースの作成 : アニメーションまたはインタラクティブ コントロールを含むパネルから作成された表示ブラシは、実行時に更新可能なビジュアル要素を領域に描画します。[ブラシ リソースの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
メモ :
Microsoft Expression Design からインポートされたアート アセットなど、アートボード上のどのオブジェクトからもブラシ リソースを作成することができます。ブラシの色は不透明度マスクとして適用される場合は無視されます。これは、不透明度値のみによってマスキング効果が生じるためです。
[ブラシ リソースの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
[リソース名 (キー)] にキー名を入力します。ここに入力した名前を、他の要素でこのリソースを適用するときに指定します。
[定義先] で、リソースを定義する場所に該当するオプションを選択します。
アプリケーション内の任意のドキュメントでリソースを使用できるようにする場合は、[アプリケーション] を選択します。
リソースを現在のドキュメントでのみ使用できるようにする場合は、[このドキュメント] ([Window: Window]) を選択します。
リソースを作成元のオブジェクトまたはその子オブジェクトでのみ使用できるようにする場合は、[このドキュメント (オブジェクト)] を選択します。
他のプロジェクトで再利用できるリソース ディクショナリ ファイルにリソースを定義する場合は、[リソース ディクショナリ] を選択します。次に、既存のリソース ディクショナリ ファイルを選択するか、新しいファイルを作成します。
[OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じ、リソースを作成します。
オブジェクトでブラシ リソースを不透明度マスクとして適用するには、以下のいずれかを実行します。
[リソース] パネルで、ブラシ リソースを探し、アートボードのマスク対象オブジェクトにドラッグします。
マスクするオブジェクトを選択し、[プロパティ ] パネルの [ブラシ] で [ブラシ リソース]
をクリックしてブラシ リソースを選択します。