System Center 2012 Configuration Manager のアップグレードの計画
適用対象: System Center 2012 Configuration Manager SP1,System Center 2012 Configuration Manager SP2,System Center 2012 R2 Configuration Manager,System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1
System Center 2012 Configuration Manager では、サービス パックをインストールするか、または新しいリリース (System Center 2012 R2 Configuration Manager など) にアップグレードして、Configuration Manager サイトのバージョンをアップグレードすることがサポートされています。
Configuration Manager をアップグレードするときに、新しいバージョンをインストールするために必要となる変更と、新しいバージョンで生じる変更について計画します。 新しい製品バージョンの変更のために、サイト システムの役割の新しい前提条件など、アップグレードがサポートされるようにアップグレード前の構成を変更することが必要となる可能性があります。 また、一部の設定の再構成や Configuration Manager クライアントと Configuration Manager コンソールのアップグレードなど、アップグレード後の構成の変更についても計画します。
[!メモ]
System Center 2012 Configuration Manager は、Configuration Manager 2007 以前の製品バージョンからのアップグレードはサポートしていません。 また、Configuration Manager 2007 サイトと System Center 2012 Configuration Manager サイトでサイト システム サーバーやサイト システムの役割を共有することはできません。 コンピューターに System Center 2012 Configuration Manager サイト システムの役割をインストールする前に、Configuration Manager 2007 サイトからサイト システムのすべての役割をアンインストールする必要があります。 唯一の例外は、移行中に階層間で共有する配布ポイントです。 詳細については、「ソース階層と移行先階層での配布ポイントの共有」トピックの「System Center 2012 Configuration Manager のコンテンツ展開移行戦略の計画」セクションを参照してください。
ヒント |
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サイトの階層で子サイトをアップグレードする前に、最上位サイトをアップグレードする必要があります。 たとえば、中央管理サイトとプライマリ サイトの階層を System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードし、両方のサイトが既に SP1 である場合は、プライマリ サイトをアップグレードする前に中央管理サイトを System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードする必要があります。 |
新しいバージョンへの Configuration Manager サイトのアップグレードを計画するときに、以下のセクションの情報を参考にしてください。
System Center 2012 Configuration Manager のバージョンについて
System Center 2012 Configuration Manager SP1 へのアップグレードの計画
Configuration Manager SP1 のアップグレード チェックリスト
Configuration Manager SP1 にアップグレードする場合の考慮事項
System Center 2012 R2 Configuration Manager へのアップグレードの計画
System Center 2012 R2 Configuration Manager のアップグレード チェックリスト
System Center 2012 R2 Configuration Manager へのアップグレードに関する考慮事項
System Center 2012 Configuration Manager SP2 へのアップグレードの計画
System Center 2012 Configuration Manager SP2 のアップグレード チェックリスト
System Center 2012 Configuration Manager SP2 へのアップグレードに関する考慮事項
System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 へのアップグレードの計画
サービス パックをアンインストールするためのサポート
System Center 2012 Configuration Manager のバージョンについて
System Center 2012 Configuration Manager が初めてリリースされて以来、いくつかの新しいバージョンの Microsoft System Center 2012 Configuration Manager が使用できるようになっています。
重要 |
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ソフトウェア アシュアランスの適用範囲と、現在お使いの Configuration Manager のバージョンによって、インストールおよびアップグレードのパスが決まります。 |
たとえば、
現在 System Center 2012 R2 Configuration Manager がインストールされていて、有効なソフトウェア アシュアランスが適用される場合は、次の手順に従う必要があります。
**インストールのアップグレード:**System Center 2012 R2 Configuration Manager がインストールされている場合、System Center 2012 Configuration Manager SP2 メディアを使用して最新のパッチをインストールすると、自動的に System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 にアップグレードされます。
**新規インストール:**System Center 2012 Configuration Manager SP2 をインストールした後、階層の最上位にあるサイトで、System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 にアップグレードします。
現在 System Center 2012 Configuration Manager SP1 がインストールされていて、有効なソフトウェア アシュアランスが適用されない場合は、次の手順に従う必要があります。
**インストールのアップグレード:**System Center 2012 Configuration Manager SP1 がインストールされている場合、System Center 2012 Configuration Manager SP2 にアップグレードできます。
**新規インストール:**System Center 2012 Configuration Manager SP2 をインストールします。
次の表は、インストールとアップグレードのオプションについて説明しています。
現在のインストール状況: |
次のような方法があります。 |
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なし |
インストール:
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System Center 2012 Configuration Manager (サービス パックなし) |
アップグレード対象:
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System Center 2012 Configuration Manager SP1 |
アップグレード対象:
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System Center 2012 Configuration Manager SP2 |
アップグレード対象:
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System Center 2012 R2 Configuration Manager |
アップグレード対象:
(アップグレードするには、System Center 2012 Configuration Manager SP2 メディアをインストールします。これにより、サイトは自動的に System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 に更新されます)。 |
System Center 2012 Configuration Manager SP1 へのアップグレードの計画
Configuration Manager では、System Center 2012 Configuration Manager Service Pack 1 (SP1) をインストールして、サービス パックなしの System Center 2012 Configuration Manager を実行しているサイトをアップグレードすることができます。 中央管理サイトとプライマリ サイトのサイト サーバーで、サービス パックのアップグレードを実行できます。 プライマリ サイトを System Center 2012 Configuration Manager SP1 にアップグレードした後で、Configuration Manager コンソールを使用してセカンダリ サイトを Configuration Manager SP1 にアップグレードできます。
Configuration Manager SP1 へのアップグレードを計画するときに、以下のセクションの情報を参照してください。
Configuration Manager SP1 の新機能
Configuration Manager SP1 のインストールに関して、以下の項目が新しく追加または変更されています。
新しい System Center 2012 Configuration Manager SP1 サイトをインストールしたり、サービス パックなしの Configuration Manager を実行している既存のサイトをアップグレードしたりできます。
Configuration Manager SP1 を実行するスタンドアロンのプライマリ サイトを拡張できます。 プライマリ サイトを拡張するときに、既存のプライマリ サイトの親サイトとなる、新しい中央管理サイトをインストールします。
Configuration Manager SP1 のアップグレード チェックリスト
アップグレード前の構成変更を特定し、サイトと階層の Configuration Manager SP1 へのアップグレードに関連する追加のアクションを計画するときに、以下のチェックリストの情報を参照してください。
手順 |
説明 |
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コンピューター環境が、System Center 2012 Configuration Manager SP1 へのアップグレードに必要なサポート構成を満たしていることを確認する |
Configuration Manager SP1 にアップグレードする前に、サイト システムの役割をホストする各コンピューターに必要な前提条件をインストールします。 複数のサイト システムの役割で、新しい前提条件または前提条件のアップグレードが必要です。 たとえば、オペレーティング システムを展開するために、Configuration Manager SP1 では Windows 自動インストール キット (Windows AIK) ではなく Windows アセスメント & デプロイメント キット (Windows ADK) を使用します。 セットアップを実行する前に、サイト サーバーと、SMS プロバイダーのインスタンスを実行する各コンピューターに Windows ADK をダウンロードしてインストールする必要があります。 サポートされているプラットフォームおよび前提条件の構成の全般的な情報については、「」を参照してください。No text is shown for link 'c1e93ef9-761f-4f60-8372-df9bf5009be0'. The title of the linked topic might be empty. Configuration Manager で Windows ADK を使用する方法については、「Configuration Manager でのオペレーティング システム展開の前提条件」ガイドの「System Center 2012 Configuration Manager でのソフトウェアとオペレーティング システムの展開」を参照してください。 |
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サイトと階層の状態を確認して、未解決の問題がないことを確認する |
サイトをアップグレードする前に、サイト サーバー、サイト データベース サーバー、およびリモート コンピューターにインストールされているサイト システムの役割で、運用上のすべての問題を解決します。 運用上の問題があると、サイトのアップグレードが失敗する可能性があります。 サイトおよびサイト システムの役割の状態の詳細については、「Configuration Manager サイトと階層の監視」を参照してください。 |
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サイト、サイト データベース サーバー、およびリモートのサイト システムの役割をホストするコンピューターのオペレーティング システムに適用できる、重要な更新プログラムすべてをインストールする |
サイトをアップグレードする前に、該当する各サイト システムの重要な更新プログラムすべてをインストールします。 更新のインストール時に再起動が必要な場合は、サービス パックの更新を開始する前に該当するコンピューターを再起動します。 詳細については、「Windows Update」を参照してください。 |
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プライマリ サイトの管理ポイントのデータベース レプリカを無効にする |
Configuration Manager では、管理ポイントのデータベース レプリカが有効になっているプライマリ サイトを正常にアップグレードすることはできません。 データベースのアップグレードをテストするサイト データベースのバックアップを作成する前、および実稼働サイトを Configuration Manager SP1 にアップグレードする前に、データベース レプリカを無効にしてください。 詳細については、「管理ポイントのデータベース レプリカの構成」をご覧ください。 |
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NLB を使用するソフトウェアの更新ポイントを再構成する |
Configuration Manager では、ネットワーク負荷分散 (NLB) クラスターを使用してソフトウェアの更新ポイントをホストしているサイトは、アップグレードできません。 詳細については、「Configuration Manager (サービス パックなし) から Configuration Manager SP1 へのアップグレード」トピックの「Configuration Manager でのソフトウェア更新プログラムの計画」セクションを参照してください。 |
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中央管理サイトとプライマリ サイトのサイト データベースをバックアップする |
サイトをアップグレードする前に、サイト データベースをバックアップして、障害回復に使用するバックアップを正常に作成できることを確認します。 詳細については、「Configuration Manager のバックアップと回復」をご覧ください。 |
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サイトのアップグレード時に各サイトのすべてのサイト メンテナンス タスクを無効にする |
Configuration Manager サイトのバージョンをアップグレードする前に、アップグレード プロセスがアクティブになっている間にそのサイトで実行される可能性がある、サイト メンテナンス タスクを無効にします。 次のタスクが含まれますが、これらのタスクに限定されません。
アップグレード プロセス中にサイト データベースのメンテナンス タスクが実行されると、サイトのアップグレードが失敗する可能性があります。 タスクを無効にする前に、サイトのアップグレードが完了した後で構成を復元できるように、タスクのスケジュールを記録してください。 サイト メンテナンス タスクの詳細については、「Configuration Manager のメンテナンス タスクの計画」トピックの「Configuration Manager のサイト運用の計画」セクションを参照してください。 |
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変更した各組み込みコレクションのコピーを作成する |
Configuration Manager SP1 にアップグレードすると、サイト データベースで組み込みコレクションが上書きされます。 組み込みコレクションをカスタマイズした場合は、アップグレード前にそのコレクションのコピーを作成してください。 Configuration Manager SP1 では、組み込みコレクションは読み取り専用で、変更することはできません。 |
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セットアップ前提条件チェッカーを実行する |
Configuration Manager SP1 では、新しい前提条件チェッカーが導入されています。 サイトをアップグレードする前に、セットアップとは別に前提条件チェッカーを実行して、サイトが前提条件を満たしていることを確認できます。 サイトのアップグレード時に、前提条件チェッカーが再度実行されます。 詳細については、「前提条件チェッカー」トピックの「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」セクションを参照してください。 前提条件チェッカーの詳細については、「Configuration Manager の前提条件チェッカーのテクニカル リファレンス」を参照してください。 |
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Configuration Manager SP1 の前提条件ファイルと再頒布可能ファイルをダウンロードする |
Configuration Manager SP1 ソース メディアのセットアップ ダウンローダーを使用して、サービス パックのアップグレードに必要な前提条件の再頒布可能ファイル、Configuration Manager SP1 言語パック、および製品の最新の更新プログラムをダウンロードします。 セットアップ ダウンローダーの詳細については、「セットアップ ダウンローダー」トピックの「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」セクションを参照してください。 |
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サイトのアップグレード時のサーバー言語とクライアント言語の管理を計画する |
Configuration Manager SP1 では、サービス パックなしの Configuration Manager と同じサーバー言語とクライアント言語をサポートしています。また、Configuration Manager SP1 で導入された追加の言語もサポートしています。 ただし、Configuration Manager SP1 へのアップグレード時に、サイトをアップグレードすると新しいバージョンの各言語パックがインストールされます。 セットアップを実行すると、サイトの現在の言語構成が確認されてから、以前にダウンロードした前提条件ファイルが保存されているフォルダー内の使用可能な言語パックが識別されます。 その後で、現在のサーバー言語パックとクライアント言語パックの選択を確認したり、言語のサポートを追加または削除するように選択を変更したりできます。 ダウンロードした前提条件ファイルで使用可能な言語パックのみ利用することができます。
サイトにサーバー言語パックまたはクライアント言語パックを以前にインストールしており、その言語パックの Configuration Manager SP1 バージョンが前提条件ファイルで使用できない場合、その言語を選択することはできません。 アップグレードが実行されると、その言語のサポートはサイトから削除されます。 言語パックの詳細については、「Configuration Manager のクライアントおよびサーバーのオペレーティング システムの言語の計画」トピックの「Configuration Manager のサイトと階層の計画」セクションを参照してください。 セットアップ ダウンローダーの詳細については、「セットアップ ダウンローダー」トピックの「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」セクションを参照してください。 |
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新しいサイト システムの役割の前提条件を計画する
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Configuration Manager SP1 では、複数のサイト システムの役割に新しい前提条件が導入されています。 サイトをアップグレードする前に、サイト システムの役割をホストしている各コンピューターが Configuration Manager SP1 の新しい前提条件を満たしていることを確認してください。 サイトのアップグレード中に、Configuration Manager によって各サイト システムの役割が再インストールされて、サイトでサイト システムの役割が自動的にアップグレードされます。 前提条件を満たしていない場合は、サイト システムの役割は再インストールされないか、再インストールされても正しく動作しない可能性があります。 サイト システムの役割の前提条件の詳細については、「」トピックの「」セクションを参照してください。No text is shown for link 'c1e93ef9-761f-4f60-8372-df9bf5009be0'. The title of the linked topic might be empty.c1e93ef9-761f-4f60-8372-df9bf5009be0#BKMK_SupConfigSiteSystemReq |
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サイトのアップグレードに関する考慮事項の一覧を確認する |
サイトをアップグレードすると、一部の機能と構成が既定の構成にリセットされます。Configuration Manager SP1 でこれらと関連する変更を計画するには、このトピックの「Configuration Manager SP1 にアップグレードする場合の考慮事項」セクションの情報を確認してください。 |
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最新のサイト データベース バックアップのコピーで、データベースのアップグレード処理をテストする |
Configuration Manager の中央管理サイトまたはプライマリ サイトを新しいサービス パックにアップグレードする前に、サイト データベースのコピーでサイト データベースのアップグレード処理をテストすることを計画します。 サイト データベースのアップグレード処理をテストする必要があるのは、サイトのアップグレード時にサイト データベースが変更される可能性があるため、また、テスト データベースのアップグレードは必要ありませんが、実稼働データベースが影響を受ける前にアップグレードの問題を特定できるためです。 サイト データベースのアップグレードが失敗すると、サイト データベースが運用不可能になり、機能を復元するにはサイトの回復が必要になる可能性があります。
サイト データベースは階層内のサイトで共有されますが、そのサイトをアップグレードする前に、該当する各サイトのデータベースをテストするように計画してください。 プライマリ サイトで管理ポイントにデータベース レプリカを使用する場合、サイト データベースのバックアップを作成する前にレプリケーションを無効にします。
詳細については、「Configuration Manager サイト データベースのアップグレードのテスト」トピックの「Configuration Manager を新しいサービス パックにアップグレードする」セクションを参照してください。 |
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サイト システムの役割をホストするサイト サーバーと各コンピューターを再起動して、更新プログラムの最後のインストールや前提条件で保留中の操作がないことを確認する |
会社固有の内部プロセス |
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サービス パックをインストールする |
まず、階層内の最上位サイトで、Configuration Manager SP1 ソース メディアから Setup.exe を実行します。 最上位サイトで Service Pack 1 へのアップグレードが完了したら、各子サイトのアップグレードを開始できます。 各サイトのアップグレードが完了してから、次のサイトのアップグレードを開始します。 階層内のすべてのサイトを同じサービス パック バージョンにアップグレードするまで、階層はサービス パック バージョンが混在したモードで動作します。 サービス パックのインストールを実行する方法については、「Configuration Manager サイトのアップグレード」トピックの「Configuration Manager を新しいサービス パックにアップグレードする」セクションを参照してください。 混在モードでの Configuration Manager 階層の操作については、「System Center 2012 Configuration Manager の異なるサービス パック バージョンを使用したサイト間の相互運用性」トピックの「異なるバージョンの Configuration Manager 間の相互運用性」セクションを参照してください。 |
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スタンドアロンの Configuration Manager コンソールをアップグレードする |
既定では、中央管理サイトまたはプライマリ サイトをアップグレードする際、インストール時にサイト サーバーにインストールされている Configuration Manager コンソールもアップグレードされます。 ただし、サイト サーバー以外のコンピューターにインストールされている各 Configuration Manager コンソールは、手動でアップグレードする必要があります。
Configuration Manager コンソールをアップグレードすると、インストール プロセスによって既存の Configuration Manager コンソールはアンインストールされ、新しいバージョンのソフトウェアがインストールされます。 そのため、サイト サーバー以外のコンピューターで Configuration Manager コンソールをアップグレードするには、Configuration Manager がサポートする任意の方法を使用して Configuration Manager コンソールをインストールできます。 これらのサポートされる方法には、手動のインストールや、コンソールをインストールする展開も含まれます。
Configuration Manager コンソールをインストールする方法の詳細については、「Configuration Manager コンソールのインストール」トピックの「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」セクションを参照してください。 |
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プライマリ サイトで管理ポイント用のデータベース レプリカを再構成する |
プライマリ サイトで管理ポイント用のデータベース レプリカを使用する場合、データベース レプリカをアンインストールしてから、サイトをアップグレードする必要があります。 プライマリ サイトをアップグレードしたら、管理ポイント用のデータベース レプリカを再構成します。 詳細については、「データベースのレプリカを使用するための構成」トピックの「管理ポイントのデータベース レプリカの構成」セクションを参照してください。 |
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アップグレードの前に無効にしたデータベース メンテナンス タスクを再構成する |
アップグレードの前にサイトのデータベース メンテナンス タスクを無効にした場合、アップグレードの前に使用していたのと同じ設定を使用して、サイトでこれらのタスクを再構成します。 |
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クライアントをアップグレードする |
プライマリ サイトをアップグレードしたら、そのサイトに割り当てるクライアントのアップグレードを計画します。Configuration Manager のプライマリ サイトまたはセカンダリ サイトは、古いサービス パック バージョンのクライアントからの通信をサポートできますが、このような通信は一時的な構成にする必要があります。 古いサービス パック バージョンの Configuration Manager を実行するクライアントは、新しいサービス パック バージョンの Configuration Manager で使用できる新機能を使用できません。 クライアントをアップグレードすると、現在のクライアント ソフトウェアはアンインストールされ、新しいクライアント ソフトウェア バージョンがインストールされます。 クライアントをアップグレードするには、Configuration Manager がサポートする任意の方法を使用できます。
既存のクライアントをアップグレードする方法と新しいクライアントをインストールする方法については、「Configuration Manager で Windows ベースのコンピューターにクライアントをインストールする方法」を参照してください。 |
Configuration Manager SP1 にアップグレードする場合の考慮事項
Configuration Manager SP1 にアップグレードする場合のサイトと階層の変更について準備するには、次の情報を参照してください。
**自動的に行われる操作:**Configuration Manager サイトを新しいサービス パックにアップグレードすると、自動的に次の操作が行われます。
すべてのサイト システムの役割の再インストールなど、サイトのリセットが実行されます。
サイトが階層の最上位サイトの場合、その階層内の各配布ポイントでクライアント インストール パッケージが更新されます。
サイトがプライマリ サイトの場合、そのサイトのクライアント アップグレード パッケージが更新されます。
**アップグレード後の管理ユーザーの手動操作:**Configuration Manager サイトを新しいサービス パックにアップグレードした後は、必ず次の操作を実行してください。
各プライマリ サイトに割り当てられているクライアントがアップグレードされ、新しいサービス パックのクライアント ソフトウェアがインストールされていることを確認します。
サイトに接続し、サイト サーバーのリモート コンピューターで実行されている各 Configuration Manager コンソールをアップグレードします。
管理ポイント用のデータベース レプリカを使用するプライマリ サイトで、Configuration Manager SP1 用のデータベース レプリカを再構成します。
**構成と設定に影響がある操作:**サイトを Configuration Manager SP1 にアップグレードすると、一部の構成と設定はアップグレード後に無効になるか、新しい既定の構成に設定されます。 次の表に、無効になる、または変化する構成および設定を示します。また、サイトのアップグレード時の構成および設定に役立つ情報について説明します。
構成または設定 |
説明 |
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ソフトウェア センター |
Configuration Manager SP1 にアップグレードすると、次のソフトウェア センター項目が既定値にリセットされます。
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ソフトウェア更新プログラムの概要作成スケジュール |
Configuration Manager SP1 にアップグレードすると、ソフトウェア更新プログラムまたはソフトウェア更新プログラム グループ用のカスタムの概要スケジュールは 1 時間という既定値にリセットされます。 アップグレードが完了した後に、カスタムの概要値を目的の頻度にリセットしてください。 |
System Center 2012 R2 Configuration Manager へのアップグレードの計画
Configuration Manager では、System Center 2012 R2 Configuration Manager をインストールして、System Center 2012 Configuration Manager SP1 を実行しているサイトをアップグレードすることができます。 中央管理サイトとプライマリ サイトのサイト サーバーで、アップグレードを実行できます。 プライマリ サイトをアップグレードした後で、Configuration Manager コンソールを使用してセカンダリ サイトを System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードできます。 サービス パックなしの System Center 2012 Configuration Manager を実行しているサイトを System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードすることはサポートされていません。 代わりに、まず System Center 2012 Configuration Manager SP1 にアップグレードしてから、System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードする必要があります。
System Center 2012 R2 Configuration Manager へのアップグレードを計画するときに、以下のセクションの情報を参考にしてください。
System Center 2012 R2 Configuration Manager の新機能
System Center 2012 R2 Configuration Manager のインストールが次のように変更されています。
新しい System Center 2012 R2 Configuration Manager サイトをインストールしたり、System Center 2012 Configuration Manager SP1 を実行している既存のサイトをアップグレードしたりできます。
セットアップを実行して新しいプライマリ サイトまたは中央管理サイトをインストールするときに、サイト データベース ファイルに既定以外の場所を選択できます。 既定以外のファイルの場所を指定するオプションは、SQL Server クラスターを指定する場合は使用できません。
System Center 2012 R2 Configuration Manager のアップグレード チェックリスト
アップグレード前の構成変更を特定し、サイトと階層の System Center 2012 R2 Configuration Manager へのアップグレードに関連する追加のアクションを計画するときに、以下のチェックリストの情報を参考にしてください。
手順 |
説明 |
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---|---|---|---|---|---|
階層内のすべてのサイトで System Center 2012 Configuration Manager SP1 を実行していることを確認する |
階層内のすべてのサイトで System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 を実行するまで、サイトを System Center 2012 Configuration Manager にアップグレードすることはできません。 サイトにインストールされている Configuration Manager の累積的な更新プログラムのバージョンは評価されません。インストールされている累積的な更新プログラムのバージョンに関係なく、System Center 2012 Configuration Manager SP1 サイトをアップグレードできます。累積的な更新プログラムが全くインストールされていない場合でも、アップグレードが可能です。 |
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コンピューター環境が、System Center 2012 R2 Configuration Manager へのアップグレードに必要なサポートされる構成を満たしていることを確認する |
System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードする前に、サイト システムの役割をホストする各コンピューターに、必要な前提条件をインストールします。 複数のサイト システムの役割で、新しい前提条件または前提条件のアップグレードが必要です。 たとえば、オペレーティング システムを展開するために、System Center 2012 R2 Configuration Manager では Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.0 ではなく Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.1 を使用します。 セットアップを実行する前に、サイト サーバーと、SMS プロバイダーのインスタンスを実行する各コンピューターで Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.0 をアンインストールしてから、Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.1 をインストールする必要があります。 サポートされているプラットフォームおよび前提条件の構成の全般的な情報については、「」を参照してください。No text is shown for link 'c1e93ef9-761f-4f60-8372-df9bf5009be0'. The title of the linked topic might be empty. Configuration Manager で Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.1 を使用する方法については、「Configuration Manager でのオペレーティング システム展開の前提条件」ガイドの「System Center 2012 Configuration Manager でのソフトウェアとオペレーティング システムの展開」トピックを参照してください。 |
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サイトと階層の状態を確認して、未解決の問題がないことを確認する |
サイトをアップグレードする前に、サイト サーバー、サイト データベース サーバー、およびリモート コンピューターにインストールされているサイト システムの役割で、運用上のすべての問題を解決する必要があります。 運用上の問題があると、サイトのアップグレードが失敗する可能性があります。 サイトおよびサイト システムの役割の状態の詳細については、「Configuration Manager サイトと階層の監視」を参照してください。 |
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サイト、サイト データベース サーバー、およびリモートのサイト システムの役割をホストするコンピューターのオペレーティング システムに適用できる、重要な更新プログラムすべてをインストールする |
サイトをアップグレードする前に、該当する各サイト システムの重要な更新プログラムすべてをインストールします。 更新のインストール時に再起動が必要な場合は、アップグレードを開始する前に該当するコンピューターを再起動します。 詳細については、「Windows Update」を参照してください。 |
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使用する Configuration Manager のアドインまたは拡張機能の要件を確認する |
サイトをアップグレードする前に、Configuration Manager で使用する製品アドインと拡張機能について提供されている情報を確認し、Configuration Manager サイトのアップグレード時に発生する互換性の問題やアップグレード後に発生する可能性がある問題を確認します。 |
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プライマリ サイトの管理ポイントのデータベース レプリカを無効にする |
Configuration Manager では、管理ポイントのデータベース レプリカが有効になっているプライマリ サイトを正常にアップグレードすることはできません。 データベースのアップグレードをテストするサイト データベースのバックアップを作成する前、および実稼働サイトを System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードする前に、データベースのレプリケーションを無効にしてください。 詳細については、「管理ポイントのデータベース レプリカの構成」をご覧ください。 |
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NLB を使用するソフトウェアの更新ポイントを再構成する |
Configuration Manager では、ネットワーク負荷分散 (NLB) クラスターを使用してソフトウェアの更新ポイントをホストしているサイトは、アップグレードできません。 ソフトウェアの更新ポイントに NLB クラスターを使用している場合、PowerShell を使用して NLB クラスターを削除してください (Configuration Manager SP1 以降では、Configuration Manager コンソールには NLB クラスターを構成するオプションがありません)。 詳細については、「Configuration Manager (サービス パックなし) から Configuration Manager SP1 へのアップグレード」トピックの「Configuration Manager でのソフトウェア更新プログラムの計画」セクションを参照してください。 |
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中央管理サイトとプライマリ サイトのサイト データベースをバックアップする |
サイトをアップグレードする前に、サイト データベースをバックアップして、障害回復に使用するバックアップを正常に作成できることを確認します。 詳細については、「Configuration Manager のバックアップと回復」をご覧ください。 |
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サイトのアップグレード時に各サイトのすべてのサイト メンテナンス タスクを無効にする |
Configuration Manager サイトのバージョンをアップグレードする前に、アップグレード プロセスがアクティブになっている間にそのサイトで実行される可能性がある、サイト メンテナンス タスクを無効にします。 次のタスクが含まれますが、これらのタスクに限定されません。
アップグレード プロセス中にサイト データベースのメンテナンス タスクが実行されると、サイトのアップグレードが失敗する可能性があります。 タスクを無効にする前に、サイトのアップグレードが完了した後で構成を復元できるように、タスクのスケジュールを記録してください。 サイト メンテナンス タスクの詳細については、「Configuration Manager のメンテナンス タスクの計画」トピックの「Configuration Manager のサイト運用の計画」セクションを参照してください。 |
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セットアップ前提条件チェッカーを実行する |
System Center 2012 R2 Configuration Manager では、新しい前提条件の確認が導入されています。 サイトをアップグレードする前に、セットアップとは別に前提条件チェッカーを実行して、サイトが前提条件を満たしていることを確認できます。 サイトのアップグレード時に、前提条件チェッカーが再度実行されます。 詳細については、「前提条件チェッカー」トピックの「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」セクションを参照してください。 前提条件チェッカーの詳細については、「Configuration Manager の前提条件チェッカーのテクニカル リファレンス」を参照してください。 |
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System Center 2012 R2 Configuration Manager の前提条件ファイルと再頒布可能ファイルをダウンロードする |
System Center 2012 R2 Configuration Manager ソース メディアのセットアップ ダウンローダーを使用して、製品バージョンのアップグレードに必要な前提条件の再頒布可能ファイル、言語パック、および製品の最新の更新プログラムをダウンロードします。 セットアップ ダウンローダーの詳細については、「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」トピックの「セットアップ ダウンローダー」セクションを参照してください。 |
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セカンダリ サイトをアップグレードする準備をする |
System Center 2012 R2 Configuration Manager では、サービス パックなしの SQL Server 2012 Express を使用している既存のセカンダリ サイトのアップグレードを計画したり、失敗したセカンダリ サイトのインストールを再試行するときに、まず、セカンダリ サイト サーバーの SQL Server 2012 Express インストールに累積的な更新プログラム 2 を適用する必要があります。System Center 2012 R2 Configuration Manager では、SQL Server Express を新しいセカンダリ サイトのインストールの一部としてインストールするときに、サービス パックなしの SQL Server 2012 Express がインストールされ、必要な累積的な更新プログラム 2 をインストールの一部としてインストールできないためです。 SQL Server Express を新しいサイトの一部としてインストールするように Configuration Manager に指定すると、前提条件の確認では SQL Server Express の既存のインストールが検出されず、SQL Server Express がサイトのインストールの一部としてインストールされます。 アップグレードまたは再試行時に、サービス パックと累積的な更新プログラム 2 が適用されていない SQL Server 2012 Express という System Center 2012 R2 Configuration Manager の最小バージョン要件を満たさない、既存のバージョンの SQL Server Express が検出されると、アップグレードまたは再試行は失敗します。 |
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サイトのアップグレード時のサーバー言語とクライアント言語の管理を計画する |
System Center 2012 R2 Configuration Manager では、以前のバージョンと同じサーバー言語およびクライアント言語をサポートしています。 ただし、サイトのアップグレード時に、アップグレード プロセスで新しいバージョンの各言語パックがインストールされます。 セットアップを実行すると、サイトの現在の言語構成が確認されてから、以前にダウンロードした前提条件ファイルが保存されているフォルダー内の使用可能な言語パックが識別されます。 その後で、現在のサーバー言語パックとクライアント言語パックの選択を確認したり、言語のサポートを追加または削除するように選択を変更したりできます。 ダウンロードした前提条件ファイルで使用可能な言語パックのみ利用することができます。
サイトにサーバー言語パックまたはクライアント言語パックを以前にインストールしており、その言語パックのバージョンがアップグレード ファイルの前提条件ファイルで使用できない場合、その言語を選択することはできません。 アップグレードが実行されると、その言語のサポートはサイトから削除されます。 言語パックの詳細については、「Configuration Manager のクライアントおよびサーバーのオペレーティング システムの言語の計画」トピックの「Configuration Manager のサイトと階層の計画」セクションを参照してください。 セットアップ ダウンローダーの詳細については、「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」トピックの「セットアップ ダウンローダー」セクションを参照してください。 |
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新しいサイト システムの役割の前提条件を計画し、インストールされているサイト システムの役割の前提条件をサイト システム サーバーが引き続き満たすことを確認する
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サイトのアップグレード中に、Configuration Manager によって各サイト システムの役割が再インストールされて、サイトでサイト システムの役割が自動的にアップグレードされます。 前提条件を満たしていない場合は、サイト システムの役割は再インストールされないか、再インストールされても正しく動作しない可能性があります。 サイト システムの役割の前提条件の詳細については、「」トピックの「」セクションを参照してください。c1e93ef9-761f-4f60-8372-df9bf5009be0#BKMK_SupConfigSiteSystemReqNo text is shown for link 'c1e93ef9-761f-4f60-8372-df9bf5009be0'. The title of the linked topic might be empty. |
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サイトのアップグレードに関する考慮事項の一覧を確認する |
サイトをアップグレードすると、一部の機能と構成が既定の構成にリセットされます。System Center 2012 R2 Configuration Manager でこれらと関連する変更を計画するには、このトピックの「System Center 2012 R2 Configuration Manager へのアップグレードに関する考慮事項」セクションで情報を確認します。 |
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最新のサイト データベース バックアップのコピーで、データベースのアップグレード処理をテストする |
Configuration Manager の中央管理サイトまたはプライマリ サイトをアップグレードする前に、サイト データベースのコピーでサイト データベースのアップグレード処理をテストすることを計画します。 サイト データベースのアップグレード処理をテストする必要があるのは、サイトのアップグレード時にサイト データベースが変更される可能性があるため、また、テスト データベースのアップグレードは必要ありませんが、実稼働データベースが影響を受ける前にアップグレードの問題を特定できるためです。 サイト データベースのアップグレードが失敗すると、サイト データベースが運用不可能になり、機能を復元するにはサイトの回復が必要になる可能性があります。
サイト データベースは階層内のサイトで共有されますが、そのサイトをアップグレードする前に、該当する各サイトのデータベースをテストするように計画してください。 プライマリ サイトで管理ポイントにデータベース レプリカを使用する場合、サイト データベースのバックアップを作成する前にレプリケーションを無効にします。
詳細については、「Configuration Manager サイト データベースのアップグレードのテスト」トピックの「Configuration Manager を新しいサービス パックにアップグレードする」セクションを参照してください。 |
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サイト システムの役割をホストするサイト サーバーと各コンピューターを再起動して、更新プログラムの最後のインストールや前提条件で保留中の操作がないことを確認する |
会社固有の内部プロセス |
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System Center 2012 R2 Configuration Manager をインストールします。 |
まず、階層内の最上位サイトで、System Center 2012 R2 Configuration Manager ソースメディアから Setup.exe を実行します。 最上位サイトでアップグレードが完了してレプリケーションが [アクティブ] になったら、各子サイトのアップグレードを開始できます。 各サイトのアップグレードが完了してから、次のサイトのアップグレードを開始します。 階層内のすべてのサイトが新しい製品バージョンにアップグレードされるまで、階層はバージョンが混在したモードで動作します。 アップグレードのインストールを実行する方法については、「Configuration Manager サイトのアップグレード」トピックの「Configuration Manager を新しいサービス パックにアップグレードする」セクションを参照してください。 混在モードでの Configuration Manager 階層の操作については、「System Center 2012 Configuration Manager の異なるサービス パック バージョンを使用したサイト間の相互運用性」トピックの「異なるバージョンの Configuration Manager 間の相互運用性」セクションを参照してください。 |
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スタンドアロンの Configuration Manager コンソールをアップグレードする |
既定では、中央管理サイトまたはプライマリ サイトをアップグレードする際、インストール時にサイト サーバーにインストールされている Configuration Manager コンソールもアップグレードされます。 ただし、サイト サーバー以外のコンピューターにインストールされている各 Configuration Manager コンソールは、手動でアップグレードする必要があります。
Configuration Manager コンソールをアップグレードすると、インストール プロセスによって既存の Configuration Manager コンソールはアンインストールされ、新しいバージョンのソフトウェアがインストールされます。 そのため、サイト サーバー以外のコンピューターでコンソールをアップグレードするには、Configuration Manager でサポートされている任意の方法を使用して Configuration Manager コンソールをインストールできます。 これらのサポートされる方法には、手動のインストールや、コンソールをインストールする展開も含まれます。
Configuration Manager コンソールをインストールする方法の詳細については、「Configuration Manager コンソールのインストール」トピックの「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」セクションを参照してください。 |
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プライマリ サイトで管理ポイント用のデータベース レプリカを再構成する |
プライマリ サイトで管理ポイント用のデータベース レプリカを使用する場合、データベース レプリカをアンインストールしてから、サイトをアップグレードする必要があります。 プライマリ サイトをアップグレードしたら、管理ポイント用のデータベース レプリカを再構成します。 詳細については、「データベースのレプリカを使用するための構成」トピックの「管理ポイントのデータベース レプリカの構成」セクションを参照してください。 |
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アップグレードの前に無効にしたデータベース メンテナンス タスクを再構成する |
アップグレードの前にサイトのデータベース メンテナンス タスクを無効にした場合、アップグレードの前に使用していたのと同じ設定を使用して、サイトでこれらのタスクを再構成します。 |
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クライアントをアップグレードする |
プライマリ サイトをアップグレードしたら、そのサイトに割り当てるクライアントのアップグレードを計画します。Configuration Manager のプライマリ サイトまたはセカンダリ サイトは、古いサービス パック バージョンのクライアント (Configuration Manager を実行しているサイトと通信する、System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 を実行しているクライアントなど) からの通信をサポートできますが、このような通信は一時的な構成にする必要があります。 古いサービス パック バージョンの Configuration Manager を実行するクライアントでは、新しいサービス パック バージョンの Configuration Manager で提供されている新機能を使用できません。 クライアントをアップグレードすると、現在のクライアント ソフトウェアはアンインストールされ、新しいクライアント ソフトウェア バージョンがインストールされます。 クライアントをアップグレードするには、Configuration Manager がサポートする任意の方法を使用できます。
既存のクライアントをアップグレードする方法と新しいクライアントをインストールする方法については、「Configuration Manager で Windows ベースのコンピューターにクライアントをインストールする方法」を参照してください。 |
System Center 2012 R2 Configuration Manager へのアップグレードに関する考慮事項
System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードする場合のサイトと階層の変更について準備するには、次の情報を参考にしてください。
**自動的に行われる操作:**Configuration Manager サイトを新しいバージョンにアップグレードすると、自動的に次のアクションが行われます。
すべてのサイト システムの役割の再インストールなど、サイトのリセットが実行されます。
サイトが階層の最上位サイトの場合、その階層内の各配布ポイントでクライアント インストール パッケージが更新されます。 また、Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.1 および System Center 2012 R2 Configuration Manager に含まれている新しい Windows PE バージョンを使用するように、サイトで既定のブート イメージが更新されます。 ただし、アップグレードでは、イメージの展開で使用するための既存のメディアはアップグレードされません。
サイトがプライマリ サイトの場合、そのサイトのクライアント アップグレード パッケージが更新されます。
**アップグレード後の管理ユーザーの手動操作:**Configuration Manager サイトを新しいバージョンにアップグレードした後は、必ず次の操作を実行してください。
各プライマリ サイトに割り当てられているクライアントがアップグレードされ、新しいバージョンのクライアント ソフトウェアがインストールされていることを確認します。
サイトに接続し、サイト サーバーのリモート コンピューターで実行されている各 Configuration Manager コンソールをアップグレードします。
管理ポイント用のデータベース レプリカを使用するプライマリ サイトで、System Center 2012 R2 Configuration Manager 用のデータベース レプリカを再構成します。
サイトのアップグレード後は、CD および DVD の ISO ファイルや USB フラッシュ ドライブ、Windows To Go の展開で使用されたかハードウェア ベンダーに提供された事前設定メディアなどの、物理メディアを手動でアップグレードする必要があります。 サイトのアップグレードでは、既定のブート イメージが更新されますが、これらのメディア ファイルや外部で使用されたデバイスを Configuration Manager にアップグレードすることはできません。
Windows PE の元の (古い) バージョンを必要としないときに、既定以外のブート イメージの更新を計画してください。
**構成と設定に影響がある操作:**サイトを System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードすると、一部の構成と設定はアップグレード後に無効になるか、新しい既定の構成に設定されます。 次の表に、無効になる、または変化する構成および設定を示します。また、サイトのアップグレード時の構成および設定に役立つ情報について説明します。
構成または設定 |
説明 |
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ソフトウェア センター |
System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードすると、次のソフトウェア センター項目が既定値にリセットされます。
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ソフトウェア更新プログラムの概要作成スケジュール |
System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードすると、ソフトウェア更新プログラムまたはソフトウェア更新プログラム グループ用のカスタムの概要スケジュールは 1 時間という既定値にリセットされます。 アップグレードが完了した後に、カスタムの概要値を目的の頻度にリセットしてください。 |
System Center 2012 Configuration Manager SP2 へのアップグレードの計画
サービス パック 2 が提供する一連の更新プログラムと修正は、System Center 2012 Configuration Manager SP1 と System Center 2012 R2 Configuration Manager に同じように適用されます。 同じ更新プログラムがいずれかの製品に適用されて、展開の現在のバージョンが維持されつつ、更新の利点がもたらされます。
System Center 2012 Configuration Manager SP2 にアップグレードした後のサイトのバージョンは、アップグレード前のバージョンによって異なります。
**System Center 2012 R2 Configuration Manager:**サービス パック 2 をインストールした後の新しいサイトのバージョンは、自動的に System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 に更新されます。
**System Center 2012 Configuration Manager SP1:**サービス パック 2 をインストールした後の新しいサイトのバージョンは、System Center 2012 Configuration Manager SP2 になります。
System Center 2012 Configuration Manager SP2 の新機能
System Center 2012 Configuration Manager SP2 のインストールに関して、以下の項目が新しく追加または変更されています。
- 新しい System Center 2012 Configuration Manager SP2 サイトをインストールしたり、System Center 2012 Configuration Manager SP1 を実行している既存のサイトをアップグレードしたりできます。
System Center 2012 Configuration Manager SP2 のアップグレード チェックリスト
以下のチェックリストの情報は、サイトと階層のアップグレードに関連するアップグレード前の構成変更および追加のアクションを特定し計画するときに参考になります。
手順 |
説明 |
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階層内のすべてのサイトで、アップグレードがサポートされているバージョンを実行していることを確認する |
アップグレード開始前に、階層内の各サイトが同じバージョンの Configuration Manager を実行している必要があります。 これは、System Center 2012 Configuration Manager SP1 または System Center 2012 R2 Configuration Manager のいずれかです。 サイトにインストールされている、Configuration Manager の累積的な更新プログラムのバージョンは評価されません。これは、アップグレードのプロセスや成功には影響しません。 |
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新しいサイト システムの役割の前提条件を計画し、インストールされているサイト システムの役割およびコネクタ (Windows Intune コネクタなど) の前提条件をサイト システム サーバーが引き続き満たすことを確認し、セットアップ前提条件チェッカーを実行します。
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サイトのアップグレード中に、Configuration Manager によって各サイト システムの役割が再インストールされて、サイトでサイト システムの役割が自動的にアップグレードされます。 前提条件を満たしていない場合は、サイト システムの役割は再インストールされないか、再インストールされても正しく動作しない可能性があります。 詳細については、「前提条件チェッカー」トピックの「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」セクションを参照してください。 前提条件チェッカーの詳細については、「Configuration Manager の前提条件チェッカーのテクニカル リファレンス」を参照してください。
たとえば、オペレーティング システムを展開するために、System Center 2012 Configuration Manager SP2 では Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.0 ではなく Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.1 を使用します。 セットアップを実行する前に、サイト サーバーと、SMS プロバイダーのインスタンスを実行する各コンピューターで Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.0 をアンインストールしてから、Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.1 をインストールする必要があります。 サポートされているプラットフォームおよび前提条件の構成の全般的な情報については、「」を参照してください。No text is shown for link 'c1e93ef9-761f-4f60-8372-df9bf5009be0'. The title of the linked topic might be empty. Configuration Manager で Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.1 を使用する方法については、「Configuration Manager でのオペレーティング システム展開の前提条件」ガイドの「System Center 2012 Configuration Manager でのソフトウェアとオペレーティング システムの展開」トピックを参照してください。 |
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サイトのアップグレードに関する考慮事項の一覧を確認する |
サイトをアップグレードする前に、サイト サーバー、サイト データベース サーバー、およびリモート コンピューターにインストールされているサイト システムの役割で、運用上のすべての問題を解決する必要があります。 運用上の問題があると、サイトのアップグレードが失敗する可能性があります。 サイトおよびサイト システムの役割の状態の詳細については、「Configuration Manager サイトと階層の監視」を参照してください。 |
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サイト、サイト データベース サーバー、およびリモートのサイト システムの役割をホストするコンピューターのオペレーティング システムに適用できる、重要な更新プログラムすべてをインストールする |
サイトをアップグレードする前に、該当する各サイト システムの重要な更新プログラムすべてをインストールします。 更新のインストール時に再起動が必要な場合は、アップグレードを開始する前に該当するコンピューターを再起動します。 詳細については、「Windows Update」を参照してください。 |
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使用する Configuration Manager のアドインまたは拡張機能の要件を確認する |
サイトをアップグレードする前に、Configuration Manager で使用する製品アドインと拡張機能について提供されている情報を確認し、Configuration Manager サイトのアップグレード時に発生する互換性の問題やアップグレード後に発生する可能性がある問題を確認します。 |
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プライマリ サイトの管理ポイントのデータベース レプリカを無効にする |
Configuration Manager では、管理ポイントのデータベース レプリカが有効になっているプライマリ サイトを正常にアップグレードすることはできません。 データベースのアップグレードをテストするサイト データベースのバックアップを作成する前、および実稼働サイトをアップグレードする前に、データベースのレプリケーションを無効にしてください。 詳細については、「管理ポイントのデータベース レプリカの構成」をご覧ください。 |
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NLB を使用するソフトウェアの更新ポイントを再構成する |
Configuration Manager では、ネットワーク負荷分散 (NLB) クラスターを使用してソフトウェアの更新ポイントをホストしているサイトは、アップグレードできません。 ソフトウェアの更新ポイントに NLB クラスターを使用している場合、PowerShell を使用して NLB クラスターを削除してください (System Center 2012 Configuration Manager SP1 以降では、Configuration Manager コンソールには NLB クラスターを構成するオプションがありません)。 詳細については、「Configuration Manager (サービス パックなし) から Configuration Manager SP1 へのアップグレード」トピックの「Configuration Manager でのソフトウェア更新プログラムの計画」セクションを参照してください。 |
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中央管理サイトとプライマリ サイトのサイト データベースをバックアップする |
サイトをアップグレードする前に、サイト データベースをバックアップして、障害回復に使用するバックアップを正常に作成できることを確認します。 詳細については、「Configuration Manager のバックアップと回復」をご覧ください。 |
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サイトのアップグレード時に各サイトのすべてのサイト メンテナンス タスクを無効にする |
Configuration Manager サイトのバージョンをアップグレードする前に、アップグレード プロセスがアクティブになっている間にそのサイトで実行される可能性がある、サイト メンテナンス タスクを無効にします。 次のタスクが含まれますが、これらのタスクに限定されません。
アップグレード プロセス中にサイト データベースのメンテナンス タスクが実行されると、サイトのアップグレードが失敗する可能性があります。 タスクを無効にする前に、サイトのアップグレードが完了した後で構成を復元できるように、タスクのスケジュールを記録してください。 サイト メンテナンス タスクの詳細については、「Configuration Manager のメンテナンス タスクの計画」トピックの「Configuration Manager のサイト運用の計画」セクションを参照してください。 |
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前提条件ファイルと再頒布可能ファイルをダウンロードする |
System Center 2012 Configuration Manager SP2 ソース メディアのセットアップ ダウンローダーを使用して、製品バージョンのアップグレードに必要な前提条件の再頒布可能ファイル、言語パック、および製品の最新の更新プログラムをダウンロードします。 セットアップ ダウンローダーの詳細については、「セットアップ ダウンローダー」トピックの「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」セクションを参照してください。 |
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セカンダリ サイトをアップグレードする準備をする |
サービス パックなしの SQL Server 2012 Express を使用しているセカンダリ サイトのアップグレードを計画するときは、まず、セカンダリ サイト サーバーの SQL Server 2012 Express インストールに累積的な更新プログラム 2 を適用することが推奨されます。 Configuration Manager では、SQL Server Express を新しいセカンダリ サイトのインストールの一部としてインストールするときに、サービス パックなしの SQL Server 2012 Express がインストールされ、必要な累積的な更新プログラム 2 をインストールの一部としてインストールできないためです。 SQL Server Express を新しいサイトの一部としてインストールするように Configuration Manager に指定すると、前提条件の確認では SQL Server Express の既存のインストールが検出されず、SQL Server Express がサイトのインストールの一部としてインストールされます。 |
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サイトのアップグレード時のサーバー言語とクライアント言語の管理を計画する |
System Center 2012 Configuration Manager SP2 では、以前のバージョンと同じサーバー言語およびクライアント言語をサポートしています。 ただし、サイトのアップグレード時に、アップグレード プロセスで新しいバージョンの各言語パックがインストールされます。 セットアップを実行すると、サイトの現在の言語構成が確認されてから、以前にダウンロードした前提条件ファイルが保存されているフォルダー内の使用可能な言語パックが識別されます。 その後で、現在のサーバー言語パックとクライアント言語パックの選択を確認したり、言語のサポートを追加または削除するように選択を変更したりできます。 ダウンロードした前提条件ファイルで使用可能な言語パックのみ利用することができます。
サイトにサーバー言語パックまたはクライアント言語パックを以前にインストールしており、その言語パックのバージョンがアップグレード ファイルの前提条件ファイルで使用できない場合、その言語を選択することはできません。 アップグレードが実行されると、その言語のサポートはサイトから削除されます。 言語パックの詳細については、「Configuration Manager のクライアントおよびサーバーのオペレーティング システムの言語の計画」トピックの「Configuration Manager のサイトと階層の計画」セクションを参照してください。 詳細については、「セットアップ ダウンローダー」の「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」セクションをご覧ください。 |
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サイトのアップグレードに関する考慮事項の一覧を確認する |
サイトをアップグレードすると、一部の機能と構成が既定の構成にリセットされます。System Center 2012 Configuration Manager SP2 でこれらの変更を計画するには、このトピックの「System Center 2012 Configuration Manager SP2 へのアップグレードに関する考慮事項」で情報を確認します。 |
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最新のサイト データベース バックアップのコピーで、データベースのアップグレード処理をテストする |
Configuration Manager の中央管理サイトまたはプライマリ サイトをアップグレードする前に、サイト データベースのコピーでサイト データベースのアップグレード処理をテストすることを計画します。 アップグレードのテストは必須ではありませんが、テストすることで、実稼働データベースが影響を受ける前に、アップグレードの問題を特定できます。 サイト データベースのアップグレードが失敗すると、サイト データベースが運用不可能になり、機能を復元するにはサイトの回復が必要になる可能性があります。 詳細については、「Configuration Manager サイト データベースのアップグレードのテスト」トピックの「Configuration Manager を新しいサービス パックにアップグレードする」セクションを参照してください。 |
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サイト システムの役割をホストするサイト サーバーと各コンピューターを再起動して、更新プログラムの最後のインストールや前提条件で保留中の操作がないことを確認する |
会社固有の内部プロセス |
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System Center 2012 Configuration Manager SP2 をインストールします。 |
まず、階層内の最上位サイトで、System Center 2012 Configuration Manager SP2 ソース メディアから Setup.exe を実行します。 最上位サイトでアップグレードが完了してレプリケーションが [アクティブ] になったら、各子サイトのアップグレードを開始できます。 各サイトのアップグレードが完了してから、次のサイトのアップグレードを開始します。 階層内のすべてのサイトが新しい製品バージョンにアップグレードされるまで、階層はバージョンが混在したモードで動作します。 アップグレードのインストールを実行する方法については、「Configuration Manager サイトのアップグレード」トピックの「Configuration Manager を新しいサービス パックにアップグレードする」セクションを参照してください。 混在モードでの Configuration Manager 階層の操作については、「System Center 2012 Configuration Manager の異なるサービス パック バージョンを使用したサイト間の相互運用性」トピックの「異なるバージョンの Configuration Manager 間の相互運用性」セクションを参照してください。 |
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スタンドアロンの Configuration Manager コンソールをアップグレードする |
既定では、中央管理サイトまたはプライマリ サイトをアップグレードする際、インストール時にサイト サーバーにインストールされている Configuration Manager コンソールもアップグレードされます。 ただし、サイト サーバー以外のコンピューターにインストールされている各 Configuration Manager コンソールは、手動でアップグレードする必要があります。
Configuration Manager コンソールをアップグレードすると、インストール プロセスによって既存の Configuration Manager コンソールはアンインストールされ、新しいバージョンのソフトウェアがインストールされます。 そのため、サイト サーバー以外のコンピューターでコンソールをアップグレードするには、Configuration Manager でサポートされている任意の方法を使用して Configuration Manager コンソールをインストールできます。 これらのサポートされる方法には、手動のインストールや、コンソールをインストールする展開も含まれます。 コンソールをインストールする方法の詳細については、「Configuration Manager のサイトのインストールと階層の作成」トピックの「Configuration Manager コンソールのインストール」セクションを参照してください。 |
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プライマリ サイトで管理ポイント用のデータベース レプリカを再構成する |
プライマリ サイトで管理ポイント用のデータベース レプリカを使用する場合、データベース レプリカをアンインストールしてから、サイトをアップグレードする必要があります。 プライマリ サイトをアップグレードしたら、管理ポイント用のデータベース レプリカを再構成します。 詳細については、「データベースのレプリカを使用するための構成」トピックの「管理ポイントのデータベース レプリカの構成」セクションを参照してください。 |
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アップグレードの前に無効にしたデータベース メンテナンス タスクを再構成する |
アップグレードの前にサイトのデータベース メンテナンス タスクを無効にした場合、アップグレードの前に使用していたのと同じ設定を使用して、サイトでこれらのタスクを再構成します。 |
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クライアントをアップグレードする |
プライマリ サイトをアップグレードしたら、そのサイトに割り当てるクライアントのアップグレードを計画します。Configuration Manager のプライマリ サイトまたはセカンダリ サイトは、古いサービス パック バージョンのクライアントからの通信をサポートできますが、このような通信は一時的な構成にする必要があります。 古いバージョンの Configuration Manager を実行するクライアントでは、新しいバージョンの Configuration Manager で提供されている新機能を使用できません。
既存のクライアントをアップグレードする方法と新しいクライアントをインストールする方法については、「Configuration Manager で Windows ベースのコンピューターにクライアントをインストールする方法」を参照してください。 |
System Center 2012 Configuration Manager SP2 へのアップグレードに関する考慮事項
**自動的に行われる操作:**Configuration Manager サイトを新しいバージョンにアップグレードすると、自動的に次のアクションが行われます。
すべてのサイト システムの役割の再インストールなど、サイトのリセットが実行されます。
System Center 2012 Configuration Manager SP1 から SP2 にアップグレードした場合:サイトが階層の最上位サイトの場合、その階層内の各配布ポイントでクライアント インストール パッケージが更新されます。 また、Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.1 に含まれている新しい Windows PE バージョンを使用するように、サイトで既定のブート イメージが更新されます。 ただし、アップグレードでは、イメージの展開で使用するための既存のメディアはアップグレードされません。
System Center 2012 R2 Configuration Manager から System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 にアップグレードした場合:System Center 2012 R2 Configuration Manager で使用する Windows アセスメント & デプロイメント キットのバーンジョンは System Center 2012 R2 Configuration Manager と同じ 8.1 であるため、既定のブート イメージは更新されません。
サイトがプライマリ サイトの場合、そのサイトのクライアント アップグレード パッケージが更新されます。
**アップグレード後の管理ユーザーの手動操作:**Configuration Manager サイトを新しいバージョンにアップグレードした後は、必ず次の操作を実行してください。
各プライマリ サイトに割り当てられているクライアントがアップグレードされ、新しいバージョンのクライアント ソフトウェアがインストールされていることを確認します。
サイトに接続し、サイト サーバーのリモート コンピューターで実行されている各 Configuration Manager コンソールをアップグレードします。
管理ポイント用のデータベース レプリカを使用するプライマリ サイトで、データベース レプリカを再構成します。
サイトのアップグレード後は、CD および DVD の ISO ファイルや USB フラッシュ ドライブ、Windows To Go の展開で使用されたかハードウェア ベンダーに提供された事前設定メディアなどの、物理メディアを手動でアップグレードする必要があります。 サイトのアップグレードでは、既定のブート イメージが更新されますが、これらのメディア ファイルや外部で使用されたデバイスを Configuration Manager にアップグレードすることはできません。
System Center 2012 Configuration Manager SP1 から SP2 にアップグレードした場合:Windows PE の元の (古い) バージョンを必要としないときに、既定以外のブート イメージの更新を計画してください。
System Center 2012 R2 Configuration Manager から System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 にアップグレードした場合:System Center 2012 R2 Configuration Manager で使用する Windows アセスメント & デプロイメント キットのバーンジョンは System Center 2012 R2 Configuration Manager と同じ 8.1 であるため、既定以外のブート イメージを更新する必要はありません。
Windows Phone デバイスを管理している場合は、次の操作を行います。
Microsoft Intune コネクタで、Windows Phone 8 および Windows Phone 8.1 がオンになっていることを確認します。
ポータル サイト アプリが展開されたままになっていることを確認します。 ベスト プラクティスとして、ポータル サイト アプリのアンインストール パッケージは削除して構いません。このパッケージは必要なくなります。
ポータル サイト アプリの展開の種類を次のように編集します。
[要件] タブに要件がリストされていない場合は、[追加] をクリックして要件を追加します。
オペレーティング システム条件を含むすべての要件では、[Windows Phone 8] だけが選択されるようにしてください。 この設定は、Windows Phone 8 以降には機能しません。 [Windows Phone 8.1] が選択されていないことを確認します。
**構成と設定に影響がある操作:**サイトを System Center 2012 Configuration Manager SP2 にアップグレードすると、一部の構成と設定はアップグレード後に無効になるか、新しい既定の構成に設定されます。 次の表に、無効になる、または変化する構成および設定を示します。また、サイトのアップグレード時の構成および設定に役立つ情報について説明します。
構成または設定 |
説明 |
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ソフトウェア センター |
System Center 2012 R2 Configuration Manager にアップグレードすると、次のソフトウェア センター項目が既定値にリセットされます。
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ソフトウェア更新プログラムの概要作成スケジュール |
System Center 2012 Configuration Manager SP2 にアップグレードすると、ソフトウェア更新プログラムまたはソフトウェア更新プログラム グループ用のカスタムの概要スケジュールは既定値の 1 時間にリセットされます。 アップグレードが完了した後に、カスタムの概要値を目的の頻度にリセットしてください。 |
System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 へのアップグレードの計画
重要 |
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このセクションは、System Center 2012 Configuration Manager SP2 を実行している階層を System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 にアップグレードする場合にのみ適用されます。System Center 2012 R2 Configuration Manager サイトを System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 にアップグレードする場合は、「System Center 2012 Configuration Manager SP2 へのアップグレードの計画」を参照してください。 |
階層内のすべてのサイトで System Center 2012 Configuration Manager SP2 を実行している場合、その階層を System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 にアップグレードできます。
アップグレードするには:
階層の最上位層サイトで、System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 のインストールを実行します。 各サーバーにインストールする必要があるサービス パックとは異なり、このアップグレードは階層の最上位層サイトで 1 回だけ実行します。 この操作により、階層内の各サイトで System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 の機能が有効になります。
アップグレードのセットアップを実行するには、サーバーに対するローカル管理者のアクセス許可がアカウントに割り当てられている必要があります。
このアップグレードにより、追加の機能が有効になりますが、フィーチャーやコンポーネントはアップグレードされません。したがって、新しいサービス パックをインストールする場合に必要な設定やサイト システムの役割に関する考慮事項または変更はありません。 さらに、Configuration Manager へのアップグレードによって一般に影響される構成 (Windows アセスメント & デプロイメント キット 8.1 のバージョンとブート イメージなど) を更新する必要もありません。
System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 へのアップグレードが完了したら、アクティブな Configuration Manager コンソールをすべて再起動します。
サービス パックをアンインストールするためのサポート
Configuration Manager サイト サーバーでは、以下のアンインストールをサポートしていません。
Service Pack
System Center 2012 Configuration Manager SP1 を復元するための System Center 2012 R2 Configuration Manager
System Center 2012 Configuration Manager SP2 または System Center 2012 R2 Configuration Manager を復元するための System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1
ただし、Configuration Manager には、クライアントから更新プログラムをアンインストールする処理を限定的にサポートしています。 累積的な更新プログラムの更新を Configuration Manager クライアントに適用すると、更新プログラムはインストールされます。 更新プログラムの詳細については、「System Center 2012 Configuration Manager の更新」を参照してください。
[!メモ]
System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 を実行しているサイトをアンインストールしてから、同じコンピューターに同じバージョンを再インストールすることを計画している場合は、[セットアップ] を使用してサイトをアンインストールしないでください。 代わりに、System Center 2012 R2 Configuration Manager SP1 メディアの configmgr2012r2sp1.msi を実行してサイトをアンインストールします。 [セットアップ] を使用してサイトをアンインストールしてから、サイトを再インストールすると、R2 が提供する機能が使用可能になりません。
Configuration Manager を旧サービス パック バージョンに復元するには、次のセクションの情報を参照してください。
Configuration Manager サイトのダウングレード
Configuration Manager は、サービス パックを削除してサイトを旧バージョンに復元する処理をサポートしていません。 代わりに、すべてのサイト システムの役割をアンインストールしてから、セットアップを実行し、Configuration Manager サイトをアンインストールするオプションを選択します。 サイトをアンインストールしたら、必要なバージョンの Configuration Manager を使用してサイトを再インストールできます。 ただし、Configuration Manager 階層内のサイトは共通のデータベースを共有しているため、サイトをアンインストールするには、まずその子サイトをアンインストールする必要があります。 さらに、サイトを再インストールすると、親サイトよりも古いサービス パック バージョンを使用するサイトをインストールできません。
サイトのアンインストールの詳細については、「サイトと階層の使用停止」を参照してください。
Configuration Manager クライアントのダウングレード
Configuration Manager は、Configuration Manager クライアントからのサービス パック バージョンの削除をサポートしていません。 この場合、代わりにクライアントをアンインストールしてから、適切な Configuration Manager バージョンからクライアント ソフトウェアを再インストールします。
Configuration Manager コンソールのダウングレード
Configuration Manager は、Configuration Manager コンソールを旧バージョンまたは旧サービス パックのコンソールへのダウングレードをサポートしていません。 この場合、代わりに Configuration Manager コンソールをアンインストールしてから、必要なバージョンの Configuration Manager コンソールを再インストールします。