Exchange Server 2010 の保護
公開日: 2016年3月
対象: System Center 2012 SP1 - Data Protection Manager、System Center 2012 - Data Protection Manager、System Center 2012 R2 Data Protection Manager
DPM は、Exchange 2010 をバックアップできます。Exchange のデータ、およびベア メタル バックアップがある Exchange サーバーをバックアップできます。
アップグレードを開始する前に
保護を設定する前に、「Exchange Server 2010 の前提条件」に目を通してください。
保護のセットアップ
DPM の展開 — DPM が正しくインストールされ展開されていることを確認します。そうなっていない場合は、次をお読みください。
記憶域のセットアップ — 記憶域がセットアップされたことを確認します。オプションの詳細については、次を参照してください。
短期的な記憶域、ディスクおよび記憶域プールについては、「ディスク バックアップの計画」を参照してください
Azure Backup を搭載している Azure 向の記憶域については、「Azure のバックアップ計画」を参照してください
テープ用の長期的な記憶域については、「テープベースのバックアップの計画」を参照してください
**DPM 保護エージェントを設定します。**エージェントは、Exchange サーバーにインストールする必要があります。「保護エージェントの展開を計画する」および「保護エージェントの設定」を参照してください。
新しい保護グループの作成ウィザードの [グループ メンバーの選択] ページで保護グループを設定します。保護するデータを格納する DAG をすべて選択します。各 Exchange サーバーで、システム状態のバックアップまたは (システム状態を含む) 完全なベア メタル バックアップを実行することを選択することもできます。これは、データのみでなくサーバー全体を回復する機能が必要な場合に便利です。保護グループとベア メタル バックアップの詳細については、次を参照してください。
次に 保護グループの作成と管理 の指示に従います。新しい保護グループ ウィザードを実行する場合、ウィザードで Exchange に固有の設定を構成できることに留意してください。
保護グループを作成したら、初回のデータ レプリケーションが実行されます。バックアップは保護グループ設定に沿って行われます。
監視の設定
保護グループの作成が済むと、初期レプリケーションが行われ、DPM は Exchange データのバックアップと同期を開始します。DPM では、最初の同期とそれ以降のバックアップを監視します。複数の方法で Exchange データを監視できます。
アラートを発行し通知を構成することで、既定の DPM の監視を使用して、プロアクティブな監視向けの通知を設定できます。インスタンス化された回復の重大、警告、情報の各アラートおよび状態の通知を電子メールで送信できます。
Operations Manager を使用するとアラートを一元的に発行できます。
監視通知の設定
DPM 管理者コンソールで、[監視]、[操作]、[オプション] の順にクリックします。
[SMTP サーバー] をクリックして、通知の送信元のサーバー名、ポート、電子メール アドレスを入力します。 有効なアドレスを入力する必要があります。
[認証済み SMTP サーバー] に、ユーザー名とパスワードを入力します。ユーザー名とパスワードは、前の手順で説明されている「差出人」アドレスのユーザーのドメイン アカウント名である必要があります。そうでない場合、通知の配信は失敗します。
SMTP サーバーの設定をテストするには、[テスト電子メールの送信] をクリックし、DPM がテスト メッセージを送信する先の電子メール アドレスを入力し、[OK] をクリックします。[オプション] > [通知] をクリックし、受信者に通知するアラートの種類を選択します。[受信者] に、DPM から通知のコピーを送信する各宛先の電子メール アドレスを入力します。
SMTP サーバーの設定をテストするには、[テスト通知の送信]> [OK] をクリックします。
Operations Manager のアラートを発行します。
DPM 管理者コンソールで、[監視]、[操作]、[オプション] の順にクリックします。
[オプション] で [アラートの発行] > [アクティブなアラートの発行] をクリックします。
[アラートの発行] を有効にすると、ユーザーの操作が必要となる既存のすべての DPM アラートは、DPM アラート イベント ログに発行されます。すると、DPM サーバーにインストールされている Operations Manager エージェントがこれらのアラートを Operations Manager に発行し、新しいアラートが生成されるたびにコンソールに更新を続けます。