多次元データベースのプロパティ設定 (Analysis Services)
Microsoft SQL Server Analysis Services データベース プロパティには、SQL Server データ ツール (SSDT) データベース デザイナーで構成できるものが多数あります。
このデザイナーでは、次の種類のタスクを実行できます。
Analysis Services データベースにオンライン モードで接続している場合は、Analysis Services データベースの名前を変更できます。 プロジェクト モードで作業している場合は、プロジェクトの次の配置のためにデータベース名を変更できます。 詳細については、「多次元データベース名の変更 (Analysis Services)」および「Analysis Services プロジェクトのプロパティの構成 (SSDT)」を参照してください。
ユーザーに表示するデータベースの説明を入力できます。 また、データベースの名前も表示できますが、変更はできません。 データベース名を変更するには、プロジェクトのプロパティを編集する必要があります。
1 つまたは複数の言語によるデータベース名と説明の翻訳を提供できます。 詳細については、「キューブの翻訳」、「ディメンションの翻訳」、および「翻訳 (Analysis Services - 多次元データ)」を参照してください。
既定の勘定科目の種類のマッピングを表示し、必要に応じて変更できます。 勘定科目の種類のマッピングは、1 つまたは複数のメジャーで ByAccount 集計関数を使用する場合に使用します。 勘定科目の種類ごとに別名を指定し、その勘定科目の種類に関連する既存の集計関数を変更できます。 既定の集計を変更する方法の詳細については、「準加法の動作の定義」を参照してください。
データベース プロパティ
上記に加え、データベースのプロパティには、[プロパティ] ウィンドウで構成できるものが複数あります。
プロパティ |
説明 |
---|---|
Aggregation Prefix |
データベース内のすべてのパーティションの集計名に使用される共通のプレフィックスです。 詳細については、「AggregationPrefix 要素 (ASSL)」を参照してください。 |
Collation |
Analysis Services プロジェクトを Analysis Services インスタンスに配置すると、ここで別の値を指定しない限り、データベースには Collation サーバー プロパティの値が継承されます。 |
DataSourceImpersonationInfo |
データベース内のすべてのデータ ソース オブジェクトに対して既定の権限借用モードを指定します。 これは Analysis Services サービスで、オブジェクトの処理、サーバーの同期、および OpenQuery や SystemOpenSchema のデータ マイニング ステートメントの実行に使用するモードです。 |
[推定サイズ] |
ディスク上のデータベース ファイルの推定サイズを提供します。 データが複数の場所に格納されている場合、この推定値はデータベース フォルダーの下に格納されているデータ ファイルのみに制限されます。 EstimatedSize は、メモリの推定の基礎としても使用できます。 通常、メモリ要件は、データベースがメモリに読み込まれるときに作成される追加のデータ構造により、ディスク上のデータのサイズよりも大きくなります。 メモリ要件を詳しく推定するには、データベースのメモリ要件を把握する手段として、タスク マネージャーを使用してデータベースを処理する前後の Analysis Services プロセス メモリを確認し、使用されたメモリを調べることもできます。 |
言語 |
Analysis Services プロジェクトを Analysis Services インスタンスに配置すると、ここで別の値を指定しない限り、データベースには Language サーバー プロパティの値が継承されます。 |
MasterDataSource ID |
リモート パーティションで使用します。 詳細については、「リモート パーティション」を参照してください。 |
関連項目
参照
[データベースのプロパティ] ダイアログ ボックス (SSAS - 多次元)