sysmail_configure_sp (Transact-SQL)
データベース メールの構成設定を変更します。 sysmail_configure_sp で指定した構成設定は、SQL Server インスタンス全体に適用されます。
構文
sysmail_configure_sp [ [ @parameter_name = ] 'parameter_name' ]
[ , [ @parameter_value = ] 'parameter_value' ]
[ , [ @description = ] 'description' ]
引数
[@parameter_name = ] 'parameter_name'
変更するパラメーターの名前を指定します。[@parameter_value = ] 'parameter_value'
パラメーターの新しい値を指定します。[@description = ] 'description'
パラメーターの説明を指定します。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
結果セット
なし
説明
データベース メールでは次のパラメーターが使用されます。
パラメーター名 |
説明 |
既定値 |
AccountRetryAttempts |
指定したプロファイル内の各アカウントを使用して、外部メール処理が電子メール メッセージの送信を試行する回数。 |
1 |
AccountRetryDelay |
外部メール処理が次回のメッセージ送信の試行を待機する時間 (秒単位)。 |
5000 |
DatabaseMailExeMinimumLifeTime |
外部メール処理がアクティブな状態にとどまる最小時間 (秒単位)。 データベース メールで多くのメッセージが送信される場合は、この値を増やしてデータベース メールをアクティブな状態に保ち、頻繁な開始と停止によるオーバーヘッドを回避するようにしてください。 |
600 |
DefaultAttachmentEncoding |
電子メールの添付ファイルに適用する既定のエンコード。 |
MIME |
MaxFileSize |
添付ファイルの最大サイズ (バイト単位)。 |
1000000 |
ProhibitedExtensions |
電子メールへの添付ファイルとして送信できない拡張子のコンマ区切りのリスト。 |
exe,dll,vbs,js |
LoggingLevel |
データベース メール ログに記録されるメッセージ。 1、2、3 のいずれかの値になります。
|
2 |
ストアド プロシージャ sysmail_configure_sp は msdb データベースにあり、dbo スキーマが所有しています。 現在のデータベースが msdb でない場合、このプロシージャを実行するときには名前に 3 つの要素を指定する必要があります。
権限
このプロシージャの実行権限は、既定では sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーに与えられています。
使用例
A. 各アカウントに対して 10 回再試行するようデータベース メールを設定する
次の例では、各アカウントに対して 10 回再試行するようデータベース メールを設定します。10 回を超えると、そのアカウントは到達不能と見なされます。
EXECUTE msdb.dbo.sysmail_configure_sp
'AccountRetryAttempts', '10' ;
B. 添付ファイルの最大サイズを 2 MB に設定する
次の例では、添付ファイルの最大サイズを 2 MB に設定します。
EXECUTE msdb.dbo.sysmail_configure_sp
'MaxFileSize', '2097152' ;
関連項目
参照
sysmail_help_configure_sp (Transact-SQL)
データベース メール ストアド プロシージャ (Transact-SQL)