配信拡張機能での Notification クラスの使用
Notification クラスは Microsoft.ReportingServices.Interfaces 名前空間にあり、配信拡張機能がレポートの配信に使用するサブスクリプション情報を表します。 Notification クラスには、配信するレポートの表示、通知の状態の決定、およびユーザー データの設定に使用できる多数のプロパティが用意されています。
notification は、配信の中心的なオブジェクトです。
カスタム配信拡張機能を使用するサブスクリプションに関連付けられたイベントが起動すると、Report オブジェクトを含む通知が作成されます。 Report オブジェクトは、特定のレポートをサポートされている表示形式で表示するための機能をカプセル化します。また、このオブジェクトには、サーバー上のレポートの URL やレポート名など、レポート関連のプロパティが含まれます。 Report クラスの詳細については、「配信拡張機能での Report クラスの使用」を参照してください。
Notification オブジェクトは、表示拡張機能の Deliver メソッドに渡します。 Deliver メソッドに、通知を処理してレポートを配信するためのコードが含まれている必要があります。
Notification クラスの使用例については、「SQL Server Reporting Services Product Samples」(英語) を参照してください。
再試行機能
Reporting Services では、すぐに配信できない通知に対する再試行キューを作成できます。 レポート サーバーが配信拡張機能の Deliver メソッドを呼び出した後、配信拡張機能はレポート サーバーが後で配信を再試行するように要求できます。 この場合、レポート サーバーは通知を内部キューに配置し、特定の時間が経過した後に配信を再試行します。 管理者は、MaxNumberOfRetries XML 要素と PeriodBetweenRetries XML 要素を使用して、RSReportServer.config ファイルの配信拡張機能セクションに、レポート サーバーが実行する再試行回数の最大数と再試行の間隔を構成できます。 後の配信が成功するか、再試行の最大回数に達すると、通知が再試行キューから削除されます。 再試行の最大回数後に配信が失敗すると、通知が破棄されます。