データベース、テーブル、またはパーティションの処理

このトピックのタスクでは、SQL Server Management Studio の [<object> の処理] ダイアログボックスを使用してテーブルモデルデータベース、テーブル、またはパーティションを手動で処理する方法について説明します。

テーブルモデルの処理の詳細については、「データの処理 (SSAS テーブル)」を参照してください。

タスク

[データベースの処理] ダイアログボックスの [モード] ボックスの一覧で、次のプロセスモードのいずれかを選択します。

モード	説明
既定の処理	データベースオブジェクトの処理状態を検出し、処理されていないオブジェクトや部分的に処理されたオブジェクトを完全処理状態にするために必要な処理を行います。空のテーブルとパーティションのデータが読み込まれ、階層、計算列、およびリレーションシップが構築または再構築 (再計算) されます。
完全処理	データベースとそのデータベースに含まれるすべてのオブジェクトを処理します。既に処理されたオブジェクトに対して完全処理を実行すると、そのオブジェクト内のすべてのデータが Analysis Services によって削除されてから、オブジェクトが処理されます。この種の処理は、構造上の変更をオブジェクトに加えた場合に必要となります。このオプションは最も多くのリソースを必要とします。
消去の処理	データベースオブジェクトからすべてのデータを削除します。
再計算の処理	階層、リレーションシップ、および計算列を更新して再計算します。

SQL Server Management Studio で、処理対象のテーブルを含むテーブルモデルデータベースの [テーブル] ノードを展開し、処理対象のテーブルを右クリックしてから [テーブルの処理] をクリックします。

[テーブルの処理] ダイアログボックスの [モード] ボックスの一覧で、次のプロセスモードのいずれかを選択します。

モード	説明
既定の処理	テーブルオブジェクトの処理状態を検出し、処理されていないオブジェクトや部分的に処理されたオブジェクトを完全処理状態にするために必要な処理を行います。空のテーブルとパーティションのデータが読み込まれ、階層、計算列、およびリレーションシップが構築または再構築 (再計算) されます。
完全処理	テーブルオブジェクトとそこに含まれているすべてのオブジェクトを処理します。既に処理されたオブジェクトに対して完全処理を実行すると、そのオブジェクト内のすべてのデータが Analysis Services によって削除されてから、オブジェクトが処理されます。この種の処理は、構造上の変更をオブジェクトに加えた場合に必要となります。このオプションは最も多くのリソースを必要とします。
データの処理	階層またはリレーションシップを再構築したり、計算列とメジャーを再計算したりせずに、テーブルにデータを読み込みます。
消去の処理	テーブルおよびテーブルパーティションからすべてのデータを削除します。
デフラグの処理	補助テーブルのインデックスをデフラグします。

SQL Server Management Studio で、処理対象のパーティションが存在するテーブルを右クリックして [パーティション] をクリックします。
[パーティション] ダイアログボックスの [パーティション] で、[処理] ボタンをクリックします。

[パーティションの処理] ダイアログボックスの [モード] ボックスの一覧で、次のプロセスモードのいずれかを選択します。

モード	説明
既定の処理	パーティションオブジェクトの処理状態を検出して、未処理または部分的に処理されたパーティションオブジェクトを完全に処理された状態にするために必要な処理を実行します。空のテーブルとパーティションのデータが読み込まれ、階層、計算列、およびリレーションシップが構築または再構築 (再計算) されます。
完全処理	パーティションオブジェクトとそこに含まれているすべてのオブジェクトを処理します。既に処理されたオブジェクトに対して完全処理を実行すると、そのオブジェクト内のすべてのデータが Analysis Services によって削除されてから、オブジェクトが処理されます。この種の処理は、構造上の変更をオブジェクトに加えた場合に必要となります。
データの処理	階層またはリレーションシップを再構築したり、計算列とメジャーを再計算したりせずに、パーティションまたはテーブルにデータを読み込みます。
消去の処理	パーティションからすべてのデータを削除します。
追加の処理	パーティションを新しいデータで増分更新します。