レッスン 13: Excel での分析
このレッスンでは、SQL Server Data Tools で "Excel で分析" 機能を使用して Microsoft Excel を開き、モデル ワークスペースへのデータ ソース接続を自動的に作成して、ワークシートにピボットテーブルを自動的に追加します。 "Excel で分析" 機能を使用すると、モデルを配置する前に、モデル デザインの有効性をすばやく簡単にテストできます。 このレッスンでは、データの分析は行いません。 このレッスンの目的は、モデル作成者が、モデル デザインのテストに使用できるツールに慣れることです。 モデル作成者向けの "Excel で分析" 機能を使用する場合とは異なり、エンド ユーザーは Excel や Power View などのクライアント レポート アプリケーションを使用して、配置済みのモデル データへの接続と参照を行います。
このレッスンを完了するには、SQL Server Data Tools と同じコンピューター上に Excel がインストールされている必要があります。 詳細については、「Excel で分析 (SSAS テーブル)」を参照してください。
このレッスンの推定所要時間: 20 分
必要条件
このトピックはテーブル モデリング チュートリアルの一部であり、チュートリアルでの順番に従って実行する必要があります。 このレッスンの実習を行う前に、前のレッスン「レッスン 11: パーティションの作成」を完了している必要があります。
既定のパースペクティブと Internet Sales パースペクティブを使用した参照
ここでは、すべてのモデル オブジェクトを含む既定のパースペクティブと「レッスン 8: パースペクティブの作成」で作成した Internet Sales パースペクティブの両方を使用してモデルを参照します。 Internet Sales パースペクティブでは、Customer テーブル オブジェクトが除外されます。
既定のパースペクティブを使用して参照するには
SQL Server Data Tools で、[モデル] メニューの [Excel で分析] をクリックします。
[Excel で分析] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。
Excel で新しいブックが開きます。 現在のユーザー アカウントを使用してデータ ソース接続が作成され、既定のパースペクティブを使用して表示可能なフィールドが定義されます。 ピボットテーブルがワークシートに自動的に追加されます。
Excel の [ピボットテーブルのフィールドリスト] に、Date メジャーと Internet Sales メジャーが表示され、Customer、Date、Geography、Product、Product Category、Product Subcategory、および Internet Sales の各テーブルとそれぞれの列もすべて表示されます。
ブックを保存せずに Excel を閉じます。
Internet Sales パースペクティブを使用して参照するには
SQL Server Data Tools で、[モデル] メニューの [Excel で分析] をクリックします。
[Excel で分析] ダイアログ ボックスの [現在の Windows ユーザー] を選択したままにして、[パースペクティブ] ボックスの一覧で [Internet Sales] を選択し、[OK] をクリックします。 Excel が開きます。
Excel の [ピボットテーブルのフィールドリスト] で、フィールドリストから Customer テーブルが除外されます。
ロールを使用した参照
ロールはテーブル モデルに欠かせない要素です。 ユーザーがメンバーとして追加されているロールが少なくとも 1 つなければ、ユーザーはモデルを使用してデータにアクセスし、分析することができません。 "Excel で分析" 機能を利用して、定義したロールをテストすることができます。
Internet Sales Manager ユーザー ロールを使用して参照するには
SQL Server Data Tools で、[モデル] メニューの [Excel で分析] をクリックします。
[Excel で分析] ダイアログ ボックスの [モデルへの接続に使用するユーザー名またはロールの指定] で、[ロール] を選択します。次に、ボックスの一覧で [Internet Sales Manager] を選択し、[OK] をクリックします。
Excel で新しいブックが開きます。 ピボット テーブルが自動的に作成されます。 [ピボット テーブル フィールド リスト] には、新しいモデルで使用できるすべてのデータ フィールドが表示されます。
次の手順
このチュートリアルを続行するには、次のレッスン「レッスン 14: 配置」に進んでください。