次の方法で共有


DQS 操作のためのデータへのアクセス

Data Quality Services (DQS) 操作にソース データを使用し、処理後のデータをエクスポートするには、次のいずれかの方法を使用できます。

  • ソース データを DQS_STAGING_DATA データベース内のテーブル/ビューにコピーし、その後、それを DQS 操作に使用する。 処理後のデータを、DQS_STAGING_DATA データベース内の新しいテーブルにエクスポートすることもできます。 これを行うには、Windows ユーザー アカウントに DQS_STAGING_DATA データベースへの読み取り/書き込みアクセス権を与える必要があります。

  • DQS 操作のソース データと、処理後のデータのエクスポート先に、自分専用のデータベースを使用する。 これを行うには、自分のデータベースが、Data Quality サーバー データベースと同じ SQL Server インスタンス内に存在する必要があります。 それ以外の場合、DQS 操作を行うために Data Quality クライアント でデータベースを使用することはできません。 また、Windows ユーザー アカウントには、照合結果をエクスポートする DQS_STAGING_DATA データベースへの読み取りアクセス権も付与する必要があります。これは、照合結果のエクスポートが、最初に照合結果が DQS_STAGING_DATA データベース内の一時テーブルにエクスポートされてから、エクスポート先データベース内のテーブルに移動されるという 2 段階で構成されるためです。

必要条件

  • DQSInstaller.exe ファイルを実行して Data Quality サーバー のインストールを完了しておく必要があります。 詳細については、「Data Quality Server のインストールを完了するための DQSInstaller.exe の実行」を参照してください。

  • データベースの SQL ログインへのアクセスを付与または変更するには、Windows ユーザー アカウントがデータベース エンジン インスタンスの適切な固定サーバー ロール (securityadmin、serveradmin、sysadmin など) のメンバーであることが必要です。

DQS_STAGING_DATA データベースへの読み取り/書き込みアクセス権をユーザーに付与するには

  1. Microsoft SQL Server Management Studio を起動します。

  2. Microsoft SQL Server Management Studio で、SQL Server インスタンスを展開し、[セキュリティ] を展開し、[ログイン] を展開します。

  3. SQL ログインを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  4. [ログインのプロパティ] ダイアログ ボックスの左ペインで [ユーザー マッピング] をクリックします。

  5. 右ペインで、[DQS_STAGING_DATA] データベースの [マップ] 列のチェック ボックスをオンにし、[DQS_STAGING_DATA のデータベース ロール メンバーシップ] ペインで次のロールを選択します。

    • db_datareader: テーブル/ビューからのデータの読み取り。

    • db_datawriter: テーブル内のデータの追加、削除、または変更。

    • db_ddladmin: テーブル/ビューの作成、変更、または削除。

    注意

    Data Quality クライアント の照合結果を DQS_STAGING_DATA ではなく自分専用のデータベースにエクスポートする場合、ユーザー アカウントには DQS_STAGING_DATA データベースの db_datareader ロールだけが必要です。

  6. [ログインのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックして変更を適用します。

次の手順

DQS 操作のデータ ソースとしてデータベースにアクセスする DQS 操作を実行してから、処理後のデータをデータベースにエクスポートしてください。

関連項目

概念

Data Quality Services のインストール