チュートリアル: 自由形式のレポートの作成 (レポート ビルダー)
このチュートリアルでは、サンプルの売上データに基づいて、フォーム レターのようなレポートを作成する方法を説明します。 このレポートでは、販売区域ごとに情報をまとめて、各区域の販売責任者の名前と売上情報の概要を表示します。 自由形式レポートでは、一覧データ領域を基盤として使用し、画像を使用した装飾用のパネル、データが挿入された静的テキスト、詳細情報を表示するテーブル、および必要に応じて概要情報を表示する円グラフと縦棒グラフを追加します。
次の図に、ここで作成するレポートと同様のレポートを示します。
このチュートリアルで作成するレポートについては、SQL Server 2012 レポート ビルダーのサンプル レポートに発展版が含まれています。 このサンプル レポートおよびその他のサンプル レポートをダウンロードする方法の詳細については、レポート ビルダーのサンプル レポートのページを参照してください。
学習する内容
このチュートリアルでは、次の方法を学習します。
空のレポート、データ ソース、およびデータセットを作成する
一覧を追加および構成する
グラフィックスを追加する
自由形式テキストを追加する
詳細情報を表示するテーブルを追加する
データの書式を設定する
レポートを保存する
その他のオプションの手順
レポートの領域を区切る罫線を追加する
概要データのビジュアル表現を追加する
このチュートリアルの推定所要時間: 20 分
必要条件
必要条件の詳細については、「チュートリアルの前提条件 (レポート ビルダー)」を参照してください。
1.空のレポート、データ ソース、およびデータセットを作成する
レポート ビルダーの [作業の開始] ダイアログ ボックスから共有データ ソースを選択し、埋め込みデータセットを作成して、データを一覧に表示します。
注 |
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このチュートリアルでは、外部のデータ ソースが必要ないようにクエリにデータ値が含まれています。 このため、クエリが非常に長くなっています。 ビジネス環境でクエリにデータを含めることはありません。 これは、学習に使用することのみを目的としています。 |
空のレポートを作成するには
[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[Microsoft SQL Server 2012 レポート ビルダー] の順にポイントして、[レポート ビルダー] をクリックします。
注 [作業の開始] ダイアログ ボックスが表示されます。 表示されない場合は、レポート ビルダーのボタンの [新規作成] をクリックします。
[作業の開始] ダイアログ ボックスの左ペインで [新しいレポート] が選択されていることを確認します。
右ペインで、[空のレポート] をクリックします。
新しいデータ ソースを作成するには
レポート データ ペインで、[新規作成] をクリックし、[データ ソース] をクリックします。
[名前] ボックスに「ListDataSource」と入力します。
[レポートに埋め込まれた接続を使用する] をクリックします。
接続の種類が Microsoft SQL Server であることを確認したら、[接続文字列] ボックスに「Data Source = <servername>」と入力します。
<servername> には、たとえば Report001 など、SQL Server データベース エンジンのインスタンスがインストールされているコンピューターを指定します。 レポート データは SQL Server のデータベースから抽出されるのではないので、データベース名を含める必要はありません。 指定したサーバー上の既定のデータベースを使用して、クエリが解析されます。
[OK] をクリックします。
新しいデータセットを作成するには
レポート データ ペインで、[新規作成] をクリックし、[データセット] をクリックします。
データ ソースが ListDataSource であることを確認します。
[名前] ボックスに「ListDataset」と入力します。
クエリの種類に [テキスト] が選択されていることを確認し、[クエリ デザイナー] をクリックします。
[テキストとして編集] をクリックします。
次のクエリをコピーし、クエリ ペインに貼り付けます。
SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Carrying Case' as Product, CAST(16996.60 AS money) AS Sales, 68 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory, 'Accessories' as Subcategory, 'Carrying Case' as Product, CAST(13747.25 AS money) AS Sales, 55 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Carrying Case' as Product, CAST(9248.15 AS money) As Sales, 37 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Tripod' as Product, CAST(1350.00 AS money) AS Sales, 18 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Tripod' as Product, CAST(1800.00 AS money) AS Sales, 24 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Tripod' as Product, CAST(1125.00 AS money) AS Sales, 15 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Lens Adapter' as Product, CAST(1147.50 AS money) AS Sales, 17 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory, 'Accessories' as Subcategory, 'Lens Adapter' as Product, CAST(742.50 AS money) AS Sales, 11 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Lens Adapter' as Product, CAST(1417.50 AS money) AS Sales, 21 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory, 'Accessories' as Subcategory, 'Carrying Case' as Product, CAST(13497.30 AS money) AS Sales, 54 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory, 'Accessories' as Subcategory, 'Carrying Case' as Product, CAST(11997.60 AS money) AS Sales, 48 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory, 'Accessories' as Subcategory, 'Carrying Case' as Product, CAST(10247.95 AS money) As Sales, 41 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory, 'Accessories' as Subcategory, 'Tripod' as Product, CAST(1200.00 AS money) AS Sales, 16 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Tripod' as Product, CAST(2025.00 AS money) AS Sales, 27 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Tripod' as Product, CAST(1425.00 AS money) AS Sales, 19 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Lens Adapter' as Product, CAST(887.50 AS money) AS Sales, 13 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory, 'Accessories' as Subcategory, 'Lens Adapter' as Product, CAST(607.50 AS money) AS Sales, 9 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory, 'Accessories' as Subcategory,'Lens Adapter' as Product, CAST(1215.00 AS money) AS Sales, 18 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory, 'Digital' as Subcategory,'Compact Digital' as Product, CAST(10191.00 AS money) AS Sales, 79 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory, 'Digital' as Subcategory, 'Compact Digital' as Product, CAST(8772.00 AS money) AS Sales, 68 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory, 'Digital' as Subcategory, 'Compact Digital' as Product, CAST(10578.00 AS money) AS Sales, 82 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory,'Digital' as Subcategory, 'Slim Digital' as Product, CAST(7218.10 AS money) AS Sales, 38 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory,'Digital' as Subcategory, 'Slim Digital' as Product, CAST(8357.80 AS money) AS Sales, 44 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-05' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory,'Digital' as Subcategory,'Slim Digital' as Product, CAST(9307.55 AS money) AS Sales, 49 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory, 'Digital' as Subcategory,'Compact Digital' as Product, CAST(3870.00 AS money) AS Sales, 30 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory, 'Digital' as Subcategory,'Compact Digital' as Product, CAST(5805.00 AS money) AS Sales, 45 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory, 'Digital' as Subcategory, 'Compact Digital' as Product, CAST(8643.00 AS money) AS Sales, 67 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Lauren Johnson' as FullName,'Central' as Territory, 'Digital' as Subcategory, 'Slim Digital' as Product, CAST(9877.40 AS money) AS Sales, 52 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Warren Pal' as FullName,'North' as Territory, 'Digital' as Subcategory, 'Slim Digital' as Product, CAST(12536.70 AS money) AS Sales, 66 as Quantity UNION SELECT CAST('2009-01-06' AS date) as SalesDate, 'Fernando Ross' as FullName,'South' as Territory, 'Digital' as Subcategory, 'Slim Digital' as Product, CAST(6648.25 AS money) AS Sales, 35 as Quantity
[実行] をクリックしてクエリを実行します。
クエリの結果が、レポートに表示できるデータになります。
[OK] をクリックします。
2.一覧を追加および構成する
Reporting Services では、テーブル、マトリックス、および一覧の 3 種類のデータ領域テンプレートが提供されます。 これらはすべて Tablix というデータ領域に基づきます。一覧のテンプレートは自由形式のレポートの作成に適しています。 詳細については、「一覧 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
ニュースレターのようなレポートで販売区域ごとの売上情報を表示するには、一覧を使用します。 情報は、区域ごとにグループ化されます。 区域ごとのデータをグループ化する新しい行グループを追加し、組み込みの詳細行グループを削除します。
一覧を追加するには
リボンの [挿入] タブの [データ領域] で [一覧] をクリックし、レポート本文内に一覧をドラッグします。 一覧のサイズを縦 7 インチ、横 6 1/4 インチにします。
注 このレポートでは、用紙サイズを Letter (8.5 X11) にし、余白を 1 インチとします。 縦が 9 インチまたは横が 6 1/2 インチよりも大きいレポート ページでは、空のページが生成される可能性があります。
注 一覧の領域全体は大きな四角形で占められています。
一覧を右クリックし、[Tablix のプロパティ] をクリックします。
重要 一覧内の四角形ではなく、一覧を右クリックしてください。 一覧を選択するには、一覧の左上隅をクリックします。
[データセット名] ドロップダウン リストの [ListDataset] を選択します。
[OK] をクリックします。
四角形を右クリックし、[四角形のプロパティ] をクリックします。
[全般] タブで [後に改ページを追加する] チェック ボックスをオンにします。
[OK] をクリックします。
新しい行グループを追加し、詳細グループを削除するには
行グループ ペインで、詳細グループを右クリックし、[グループの追加] をポイントして [親グループ] をクリックします。
ドロップダウン リストの [Territory] を選択します。
[OK] をクリックします。
一覧に列が追加されます。 この列には、[Territory] セルが格納されます。
一覧の Territory 列を右クリックして、[列の削除] をクリックします。
[グループのみを削除] をクリックします。
行グループ ペインで、詳細グループを右クリックし、[グループの削除] をクリックします。
[グループのみを削除] をクリックします。
[OK] をクリックします。
3.グラフィックスを追加する
一覧データ領域を使用する利点の 1 つは、表形式のレイアウトに制限されずに、四角形やテキスト ボックスなどのレポート アイテムをどこにでも追加できることです。 ここでは、グラフィック (任意の色で塗りつぶされた四角形) を追加して、レポートの体裁を整えます。
レポートにグラフィック要素を追加するには
リボンの [挿入] タブにある [四角形] をクリックし、一覧の左上隅に四角形をドラッグします。 四角形のサイズを縦 7 インチ、横 1 インチにします。
四角形を右クリックし、[四角形のプロパティ] をクリックします。
[塗りつぶし] タブをクリックします。
[塗りつぶしの色] ドロップダウン リストの [その他の色] をクリックし、[スレート グレー] を選択します。
[OK] をクリックします。
[実行] をクリックして、レポートをプレビューします。
レポートの左側に、スレート グレー色の四角形からなる縦長のグラフィックが追加されています。
4.自由形式テキストを追加する
テキスト ボックスには、各レポート ページに繰り返し表示される静的テキストとデータ フィールドが含まれます。
テキストをレポートに追加するには
[デザイン] をクリックしてデザイン ビューに戻ります。
リボンの [挿入] タブにある [テキスト ボックス] をクリックし、一覧の左上隅、以前追加した四角形の内部にテキスト ボックスをドラッグします。 テキスト ボックスのサイズを縦 3 インチ、横 5 インチにします。
テキスト ボックスの上部にカーソルを置き、「Newsletter for 」と入力します。
注 for の後に必ずスペースを入れてください。 このスペースによって、入力したテキストと次の手順で追加するフィールドが分けられます。
Territory フィールドをテキスト ボックスにドラッグし、手順 3. で入力したテキストの後に配置します。
すべてのテキストを選択して右クリックし、[テキストのプロパティ] をクリックします。
[フォント] タブをクリックします。
[フォント] ボックスの一覧の [Times New Roman]、[サイズ] ボックスの一覧の [20 pt]、および [色] ボックスの一覧の [栗色] を選択します。
[OK] をクリックします。
手順 3. で入力したテキストの下にカーソルを置き、「Hello」と入力します。
注 「Hello」の後に必ずスペースを入れてください。 このスペースによって、入力したテキストと次の手順で追加するフィールドが分けられます。
FullName フィールドをテキスト ボックスにドラッグして、手順 9. で入力したテキストの後に配置し、コンマ (,) を入力します。
手順 9. および 10. で追加したテキストを選択して右クリックし、[テキスト ボックスのプロパティ] をクリックします。
[フォント] タブをクリックします。
[フォント] ボックスの一覧の [Times New Roman]、[サイズ] ボックスの一覧の [16 pt] を選択し、[色] ボックスの一覧の [その他の色] をクリックして [スレート グレー] を選択します。
[OK] をクリックします。
手順 9. ~ 13. で追加したテキストの下にカーソルを置き、次の "意味不明" のテキストをコピーして貼り付けます。
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手順 15. で追加したテキストを選択して右クリックし、[テキスト ボックスのプロパティ] をクリックします。
[フォント] タブをクリックします。
[フォント] ボックスの一覧の [Arial]、[サイズ] ボックスの一覧の [10 pt]、および [色] ボックスの一覧の [黒] を選択します。
[OK] をクリックします。
手順 15. で貼り付けたテキストの下にカーソルを置き、「Congratulations on your total sales of 」と入力します。
注 of の後に必ずスペースを入れてください。 このスペースによって、入力したテキストと次の手順で追加するフィールドが分けられます。
Sales フィールドをテキスト ボックスにドラッグして、手順 20. で入力したテキストの後に配置し、感嘆符 (!) を入力します。
[Sales] を右クリックし、[式] をクリックします。
[式] ボックスの式を変更して、次のように Sum 関数を指定します。
=Sum(Fields!Sales.value)
[OK] をクリックします。
手順 20. ~ 23. で追加したテキストを選択して右クリックし、[テキスト ボックスのプロパティ] をクリックします。
[フォント] タブをクリックします。
[フォント] ボックスの一覧の [Times New Roman]、[サイズ] ボックスの一覧の [16 pt]、および [色] ボックスの一覧の [栗色] を選択します。
[OK] をクリックします。
[Sum(Sales)] を選択し、[ホーム] タブの [数値] グループで、[通貨] ボタンをクリックします。
"クリックしてタイトルを追加" というテキストが含まれているテキスト ボックスを右クリックし、[削除] をクリックします。
リスト ボックスを選択し、方向キーを使用して、リスト ボックスをページの先頭に移動します。
[実行] をクリックして、レポートをプレビューします。
レポートに静的テキストが表示され、各レポート ページには特定の販売区域についてのデータが含まれています。 売上には通貨の書式が適用されます。
5.売上の詳細情報を表示するテーブルを追加する
テーブルまたはマトリックスの新規作成ウィザードを使用して、自由形式レポートにテーブルを追加します。 ウィザードの完了後、合計を表示する行を手動で追加します。
テーブルを追加するには
リボンの [挿入] タブの [データ領域] で [テーブル] をクリックし、[テーブル ウィザード] をクリックします。
[データセットの選択] ページで、[ListDataset] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
[フィールドの配置] ページで、[使用できるフィールド] から Product を [値] にドラッグします。
SalesDate、Quantity、および Sales について、手順 4. を繰り返します。 Product の下に SalesDate を、SalesDate の下に Quantity を、SalesDate の下に Sales を配置します。
[次へ] をクリックします。
[レイアウトの選択] ページで、テーブルのレイアウトを確認します。
テーブルはごく単純です。 5 つの列から成り、行グループや列グループは含まれていません。 グループがないため、グループに関連するレイアウト オプションは使用できません。 このチュートリアルでは後ほど、テーブルを手動で更新して合計が表示されるようにします。
[次へ] をクリックします。
[スタイルの選択] ページのスタイル ペインで、[スレート] を選択します。
[完了] をクリックします。
テーブルをレッスン 4 で追加したテキスト ボックスの下にドラッグします。
注 テーブルが一覧内に配置されていることを確認してください。
行グループ ペインで詳細を右クリックし、[合計の追加] をポイントして [後] をクリックします。
[実行] をクリックして、レポートをプレビューします。
レポートに、売上の詳細情報と合計が入力されたテーブルが表示されます。
6.データの書式を設定する
数値データの書式を通貨にし、日付の書式を日付と時刻のみに設定します。
フィールド テーブルの書式を設定するには
[デザイン] をクリックしてデザイン ビューに切り替えます。
[Sum(SalesSales)] が格納されているテーブルのセルをクリックし、[ホーム] タブの [数値] グループで、[通貨] ボタンをクリックします。
[SalesDate] が格納されているセルをクリックし、[数値] グループで、ドロップダウン リストから [日付] を選択します。
[実行] をクリックして、レポートをプレビューします。
レポートには書式が設定されたデータが表示され、読みやすくなりました。
7.レポートを保存する
レポートは、レポート サーバー、SharePoint ライブラリ、またはコンピューターに保存することができます。
このチュートリアルでは、レポートをレポート サーバーに保存します。 レポート サーバーにアクセスできない場合は、レポートをコンピューターに保存してください。
レポート サーバーにレポートを保存するには
レポート ビルダーのボタンの [名前を付けて保存] をクリックします。
[最近使ったサイトとサーバー] をクリックします。
レポートを保存する権限があるレポート サーバーの名前を入力するか選択します。
"レポート サーバーに接続しています" というメッセージが表示されます。 接続が完了すると、レポート サーバー管理者がレポートの既定の場所として指定したレポート フォルダーのコンテンツが表示されます。
[名前] に表示されている既定の名前を「SalesInformationByTerritory」に変更します。
[保存] をクリックします。
レポートがレポート サーバーに保存されます。 接続しているレポート サーバーの名前がウィンドウ下部のステータス バーに表示されます。
コンピューターにレポートを保存するには
レポート ビルダーのボタンの [名前を付けて保存] をクリックします。
[デスクトップ]、[マイ ドキュメント]、または [マイ コンピューター] をクリックして、レポートを保存するフォルダーを参照します。
[名前] に表示されている既定の名前を「SalesInformationByTerritory」に変更します。
[保存] をクリックします。
8.(省略可) レポートの領域を区切る線を追加する
レポートの編集領域と詳細領域を区切る線を追加します。
線を追加するには
[デザイン] をクリックしてデザイン ビューに戻ります。
リボンの [挿入] タブの [レポート アイテム] で、[線] をクリックします。
レッスン 4 で追加した自由形式のテキスト ボックスの下に線を引きます。
線をクリックします。
[ホーム] タブをクリックします。
[罫線] の領域で幅を [4 1/2] pt に、色を [栗色] に指定します。
9.(省略可) 概要データのビジュアル表現を追加する
四角形を利用して、レポートの表示方法を制御できます。 四角形の内側に円グラフや縦棒グラフを配置することで、レポートを思いどおりに表示できます。
四角形を追加するには
[デザイン] をクリックしてデザイン ビューに戻ります。
リボンの [挿入] タブの [レポート アイテム] で [四角形] をクリックし、一覧内でテーブルの右側に四角形をドラッグします。 四角形のサイズを横 2 インチ、縦 4 インチにします。
四角形とテーブルの上部を揃えます。
円グラフを追加するには
リボンの [挿入] タブの [データ領域] で [グラフ] をクリックし、[グラフ ウィザード] をクリックします。
[データセットの選択] ページで [ListDataset] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[円] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[グラフのフィールドの配置] ページで、Product を [カテゴリ] にドラッグします。
Quantity を [値] にドラッグして、[次へ] をクリックします。
[スタイルの選択] ページのスタイル ペインで、[スレート] を選択します。
[完了] をクリックします。
レポートの左上隅に表示されているグラフのサイズを変更し、縦 1 1/2 インチ、横 2 インチにします。
四角形の内側にグラフをドラッグします。
グラフのタイトルを右クリックし、[タイトル] をクリックします。
[グラフのタイトルのプロパティ] ダイアログ ボックスの [タイトルのテキスト] ボックスに、「Product Quantities Sold」と入力します。
[フォント] タブで、[サイズ] ボックスの一覧の [10 pt] をクリックします。
[OK] をクリックします。
縦棒グラフを追加するには
リボンの [挿入] タブの [データ領域] で [グラフ] をクリックし、[グラフ ウィザード] をクリックします。
[データセットの選択] ページで [ListDataset] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[列] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[グラフのフィールドの配置] ページで、Product を [カテゴリ] にドラッグします。
Sales を [値] にドラッグして、[次へ] をクリックします。
値は縦軸に表示されます。
[スタイルの選択] ページのスタイル ペインで、[スレート] を選択します。
[完了] をクリックします。
縦棒グラフがレポートの左上隅に追加されます。
グラフのサイズを横 2 インチ、縦 2 インチに変更します。
四角形の内側で円グラフの下にグラフをドラッグします。
グラフのタイトルを右クリックし、[タイトル] をクリックします。
[グラフのタイトルのプロパティ] ダイアログ ボックスの [タイトルのテキスト] ボックスに、「Product Sales」と入力します。
[フォント] タブで、[サイズ] ボックスの一覧の [10 pt] をクリックします。
縦軸のタイトルを右クリックし、[軸のタイトルの表示] チェック ボックスをオフにします。
横軸のタイトルについても、手順 13. を繰り返します。
凡例を右クリックして [凡例の削除] をクリックします。
注 軸のタイトルと凡例を削除すると、グラフのサイズが小さい場合に、グラフが見やすくなります。
四角形の内側にグラフが配置されていることを確認するには
このレッスンの前の手順で追加した四角形を右クリックします。
プロパティ ペインで Name プロパティに四角形の名前が表示されます。
円グラフを右クリックします。
プロパティ ペインで、Parent プロパティに四角形の名前が表示されていることを確認します。
縦棒グラフを右クリックし、手順 2. および 3. を繰り返します。
注 グラフが四角形の内側にない場合、表示レポートでグラフはいっしょに表示されません。
グラフのサイズを揃えるには
円グラフをクリックし、Ctrl キーを押しながら縦棒グラフをクリックします。
両方のグラフが選択されている状態で [レイアウト] をポイントし [同じ幅に揃える] をクリックします。
注 最初にクリックしたアイテムの幅が、サイズを変更するすべてのアイテムの幅になります。
[同じ高さに揃える] を使用して手順 1. と 2. を繰り返します。
[実行] をクリックして、レポートをプレビューします。
レポートに、円グラフと縦棒グラフで概要データが表示されます。
次の手順
これで、自由形式のレポートを作成する方法のチュートリアルは終了です。
一覧の詳細については、「テーブル、マトリックス、および一覧 (レポート ビルダーおよび SSRS)」、「一覧 (レポート ビルダーおよび SSRS)」、「Tablix データ領域部分 (レポート ビルダーおよび SSRS)」、および「Tablix データ領域のセル、行、および列 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
クエリ デザイナーの詳細については、「クエリ デザイナー (レポート ビルダー)」および「テキストベースのクエリ デザイナーのユーザー インターフェイス (レポート ビルダー)」を参照してください。