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フォルダーとファイルの権限 (マスター データ サービス)

マスター データ サービス のインストール時に、ファイル システムで指定のインストール パスにフォルダーとファイルが SQL Server 共有機能用にインストールされます。 SQL Server 共有機能に既定のインストール パスを使用する場合、マスター データ サービス のインストール パスは drive:\Program Files\Microsoft SQL Server\110\Master Data Services です。 共有機能のインストール パスは変更できますが、親フォルダーから継承される権限と マスター データ サービス に対して明示的に設定されている権限に注意する必要があります。

継承された権限

Microsoft SQL Server フォルダー、Master Data Services フォルダー、および大半のサブフォルダーとファイルは、SQL Server のセットアップで指定した親フォルダーから権限を継承します。 既定のインストール場所を使用している場合、権限の継承元の親フォルダーは drive:\Program Files です。 次の表では、Program Files に対する既定の権限について説明します。

注意

Program Files に対する既定の権限を変更するか、または別のインストール場所を選択すると、マスター データ サービス のフォルダーとファイルは対応する親フォルダーから権限を継承します。そのため、次の表で説明する権限と異なる場合があります。

Program Files の既定の権限

グループ名またはアカウント名

権限

CREATOR OWNER

特別な権限

SYSTEM

特別な権限

管理者

特別な権限

Users

読み取りと実行、フォルダー内容の一覧表示、読み取り

TrustedInstaller

フォルダー内容の一覧表示、特別な権限

明示的権限

MDSTempDir フォルダーと マスター データ サービス Web.config ファイル (WebApplication フォルダーにあります) は、権限を継承しません。 これらには、選択したインストール パスに関係なく、マスター データ サービス をインストールするときに明示的に設定された権限があります。 これらの権限は変更しないでください。

MDSTempDir 権限

グループ名またはアカウント名

権限

SYSTEM

変更、読み取りと実行、フォルダー内容の一覧表示、読み取り、書き込み

管理者

変更、読み取りと実行、フォルダー内容の一覧表示、読み取り、書き込み

MDS_ServiceAccounts

変更、読み取りと実行、フォルダー内容の一覧表示、読み取り、書き込み

Web.config 権限

グループ名またはアカウント名

権限

SYSTEM

フル コントロール、変更、読み取りと実行、読み取り、書き込み

管理者

フル コントロール、変更、読み取りと実行、読み取り、書き込み

MDS_ServiceAccounts

読み取りと実行、読み取り

マスター データ サービス Web.config ファイルの内容の詳細については、「Web 設定リファレンス (Master Data Services)」を参照してください。

関連項目

概念

マスター データ サービスのインストール