マスター データ サービスのインストール
次のワークフローでは、マスター データ サービス のインストールおよび構成の方法の概要について説明します。マスター データ サービス のインストールは次の 3 つの部分から構成されるプロセスです。
インストール前の作業: マスター データ サービス をインストールする前に、システム要件を確認します。
インストールの操作: SQL Server セットアップまたはコマンド プロンプトを使用して、マスター データ サービス をインストールします。
インストール後の作業: マスター データ サービス構成マネージャー を開き、インストール後の操作を実行できるようにします。 マスター データ サービス データベース、マスター データ マネージャー Web アプリケーション、および Web サービスの作成と構成を行い、サンプル モデルを配置します。
インストール前の作業
操作 |
詳細 |
関連項目 |
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インストール要件を確認する |
SQL Server セットアップを実行するコンピューターは、次の最小要件を満たしている必要があります。
Web サーバーのコンピューターとデータベース サーバーのコンピューターを分離するには、Web サーバー コンピューターでのみセットアップを実行し、サポート対象となる SQL Server のバージョンやエディションを実行するリモート コンピューターで マスター データ サービス データベースを作成します。 |
SQL Server 2012 の各エディションがサポートする機能 SQL Server 2012 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア |
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必要なロール、ロール サービス、および機能を構成する |
セットアップを実行する前に、必要な Windows ロール、ロール サービス、および機能でコンピューターを構成します。
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言語サポートの注意事項を確認する |
マスター データ サービス をインストールして実行する言語を決定します。 |
インストールの操作
操作 |
詳細 |
関連項目 |
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SQL Server セットアップを実行する |
マスター データ マネージャー Web アプリケーションおよび マスター データ サービス Web サービスがホストされるコンピューターで、SQL Server セットアップまたはコマンド プロンプトを使用して、マスター データ サービス をインストールします。 SQL Server セットアップを使用する場合、マスター データ サービス は [共有機能] の [機能の選択] ページから使用できるようになります。 コマンド プロンプトを使用する場合、マスター データ サービス は機能パラメーターとして使用できるようになります。 コマンド ライン セットアップ プロセスによって マスター データ サービス はインストールされますが、構成されないことに注意してください。 マスター データ サービス構成マネージャーを使用して構成する必要があります。 インストール プロセス:
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クラスター内のマスター データ サービス
SQL Server 2012 Cumulative Update 1 (CU1) 以降のマスター データ サービスは、SQL Server のクラスター化されたインスタンスのインストールの一環としてサポートされています。 SQL Server 2012 のマスター データ サービスでは、以前に SQL Server のインスタンスがクラスター ノードにインストールされたことのないクラスターのシナリオでのみ、インストールがサポートされています。 詳細については、こちらを参照してください。
インストール後の作業
操作 |
詳細 |
関連項目 |
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マスター データ サービス構成マネージャー を開き、インストール後の操作を実行できるようにします。 |
セットアップが完了すると、マスター データ サービス構成マネージャー が開きます。 マスター データ サービス構成マネージャーでは、次に示すインストール後の操作がローカル コンピューターで実行されます。
インストール プロセスのスクリプトを作成する場合は、マスター データ サービス構成マネージャーを開いて マスター データ サービス スナップインを登録することもできますが、構成を完了するための他の手順は手動で実行する必要があります。 マスター データ サービス構成マネージャーは、ウィザードによる構成プロセスを提供します。 マスター データ サービス を構成するためのコマンド ライン プロセスはありません。 |
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マスター データ サービス データベースを作成する |
マスター データ サービス構成マネージャーを使用して、マスター データの マスター データ サービス データベースを作成します。 |
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マスター データ マネージャー Web アプリケーションを作成する |
マスター データ サービス構成マネージャー を使用して、マスター データ マネージャー をホストする Web アプリケーションを作成して構成します。 |
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マスター データ サービス データベースを Web アプリケーションに関連付ける |
マスター データ サービス構成マネージャーを使用して、マスター データ マネージャー Web アプリケーションを マスター データ サービス データベースに関連付けます。 |
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Internet Explorer セキュリティ強化を構成する |
Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 コンピューターに マスター データ サービス をインストールするときに、マスター データ マネージャー アプリケーション サイトでスクリプトを許可するように Internet Explorer セキュリティ強化を構成しなければならない場合があります。 そうしないと、サーバー コンピューター上の マスター データ マネージャー アプリケーション サイトの参照が失敗します。 |
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マスター データ サービス Excel 用アドイン のインストール |
Excel 用アドイン は、マスター データを操作するユーザーがインストールできます。 |
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Data Quality Services (DQS) の統合の有効化 |
マスター データ サービス Excel 用アドイン のユーザーは、DQS 機能との統合を有効にして、類似データの照合に使用できます。 |
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サンプル モデルを配置します。 |
サンプル モデル パッケージはマスター データ サービスと共にインストールされており、MDSModelDeploy.exe を使用して配置できます。 |
インストール プロセスまたは初期構成時に問題が発生した場合は、TechNet Wiki の「インストールおよび構成の問題のトラブルシューティング」を参照してください。
コンピューター上の マスター データ サービス が不要になった場合は、マスター データ サービス をアンインストールしたうえで、アンインストール プロセスの影響を受けない項目を削除するかどうかを判断できます。 詳細については、「マスター データ サービスのアンインストールと削除」を参照してください。