次の方法で共有


COUNTAX 関数

COUNTAX 関数は、テーブルに対する式の結果を評価する際に、空白以外の結果の個数を求めます。 ちょうど COUNTA 関数と似ていますが、この関数の目的は、テーブル内の各行を繰り返し処理していき、指定された式の結果が空白以外となる行の数をカウントすることです。

構文

COUNTAX(<table>,<expression>)

パラメーター

項目

定義

table

式の評価対象の行を含むテーブル。

expression

テーブルの行ごとに評価する式。

戻り値

整数。

説明

COUNTA 関数と同様、COUNTAX 関数は、その情報の種類に関係なく、何かの情報が格納されているセルの個数を数えます。当然、他の式が格納されているセルもカウントの対象となります。

たとえば、空の文字列に評価される式が列に含まれている場合、その結果を COUNTAX 関数は空白以外として扱います。 通常、COUNTAX 関数は空のセルをカウントしませんが、このケースでは、セルに数式が含まれているためにカウントの対象となります。

論理値またはテキストをカウントする必要がない場合は、COUNTX 関数を使用してください。

集計対象の行が見つからない場合、この関数は空白を返します。 行が存在し、いずれの行も指定の条件を満たしていない場合、この関数は 0 を返します。 Microsoft Excel では、条件を満たす行が見つからない場合にも 0 が返されます。

使用例

次の例は、Reseller テーブルに [Status] = Active という条件でフィルターを適用した結果のテーブルを使用し、Phone 列に含まれている空白以外の行数をカウントしています。

=COUNTAX(FILTER('Reseller',[Status]="Active"),[Phone])

関連項目

参照

COUNT 関数

COUNTA 関数

COUNTAX 関数

COUNTX 関数

その他の技術情報

統計関数 (DAX)