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レポート ビルダ 1.0 の起動

レポート ビルダでは、Microsoft.NET Framework 2.0 に含まれる ClickOnce という配置テクノロジを使用しています。ClickOnce を使用すると、Windows ベースのアプリケーションを簡単にインストールおよびアップグレードできます。ClickOnce アプリケーションは、完全信頼モードまたは部分信頼モードで実行できます。レポート ビルダは完全信頼モードで実行されます。レポート ビルダを初めて起動すると、ユーザーが与えられた権限を使用して、コンピュータでレポート ビルダを完全信頼するかどうかを確認するメッセージが表示されます。たとえば、管理者権限を持つユーザーは、レポート ビルダの起動に使用されているコンピュータに対するレポート ビルダの管理者権限を付与します。

ClickOnce アプリケーションの配置、ClickOnce アプリケーション セキュリティの適用、またはインターネット ゾーンでの ClickOnce アプリケーションの実行の詳細については、Microsoft Developer Network Web サイト (www.microsoft.com/msdn) の「Windows フォーム アプリケーションの ClickOnce 配置」、「Windows フォームのセキュリティの概要」、または「信頼されたアプリケーションの配置の概要」を参照してください。

レポート サーバーおよびロールが正しく構成されていることを確認するには、「レポート ビルダ 1.0 およびレポート ビルダ 2.0 へのアクセスを構成する方法」、「ロールの割り当て」、および「レポート ビルダ ロール」を参照してください。

注意注意

レポート ビルダの起動を試行する際に、URL でユーザーの資格情報を渡すことは避けてください。資格情報を指定して、レポート ビルダを起動したりレポート ビルダからサーバーに接続することはできません。Internet Explorer では既定でこの構文はサポートされなくなりました。Internet Explorer の詳細については、https://support.microsoft.com/kb/834489 を参照してください。

URL を使用したレポート ビルダの起動

既定では、レポート マネージャの [レポート ビルダ] ボタンをクリックすると、レポート ビルダが起動します。レポート ビルダはレポート サーバーにインストールされている Web アプリケーションであるため、URL を使って起動することもできます。レポート ビルダを起動するには、次の URL を使用します。

http://<servername>/reportserver/reportbuilder/reportbuilder.application

この URL では、<servername> はレポート サーバーが配置されているコンピュータの名前であり、reportserver はレポート サーバー インスタンスの名前です。レポート サーバーの仮想ディレクトリの詳細については、「レポート サーバーの URL の構成」を参照してください。

追加パラメータ

レポート ビルダの起動に使用する URL では、次のパラメータもサポートされています。

  • 特定のレポートを自動的に開くには、URL に次のパラメータを追加します。

    ?<reportpath>

    たとえば、次の URL を使用すると、レポート ビルダが開き、MyReports フォルダにある Quarterly Sales by Region という名前のレポートが表示されます。

    http://<servername>/reportserver/reportbuilder/reportbuilder.application?/My+Reports/Quarterly+Sales+By+Region

  • 特定のレポート モデルを自動的に読み込むには、URL に次のパラメータを追加します。

    ?model=<modelpath>

    たとえば、次の URL を使用すると、レポート ビルダが開き、Models フォルダにある Adventure Works という名前のレポート モデルが読み込まれます。

    http://<servername>/reportserver/reportbuilder/reportbuilder.application?model=/Models/Adventure+Works

  • 特定のレポート モデルの分析観点を自動的に読み込むには、URL に次のパラメータを追加します。

    ?model=<modelpath>&perspective=<perspectiveID>

    たとえば、次の URL を使用すると、レポート ビルダが開き、Adventure Works というレポート モデル内の Employees という分析観点が読み込まれます。

    http://<servername>/reportserver/reportbuilder/reportbuilder.application?model=/Models/Adventure+Works&perspective=Gda518f2c-5598-418a-8bc4-bb9afe064a64

注意注意

分析観点 ID を調べるには、SQL ServerBusiness Intelligence Development Studio を起動し、リスト ビューで分析観点を選択して、[プロパティ] ウィンドウの [全般] カテゴリの ID 番号をコピーします。または、レポート モデルの XML を表示して <Perspectives> タグを探します。分析観点 ID は、<Perspectives> タグの中に記載されています。

SharePoint 統合モードでのレポート ビルダの起動

レポート サーバーを SharePoint 統合モードで実行するように構成した場合でも、レポート ビルダは使用できます。

レポート サーバーを SharePoint 統合モードで実行するには、レポート サーバーを SharePoint サイトまたはファームに追加する必要があります。レポート サーバーを SharePoint 統合モード用に構成する方法の詳細については、「SharePoint 3.0 統合用の Reporting Services の構成」を参照してください。レポート サーバーを SharePoint 統合モード用に構成したら、SharePoint ライブラリにコンテンツの種類としてレポート ビルダ レポートを追加する必要があります。詳細については、「レポート サーバー コンテンツの種類をライブラリに追加する方法 (Reporting Services の SharePoint 統合モード)」を参照してください。

SharePoint ライブラリを設定したら、次のいずれかの方法でレポート ビルダを起動できます。

  • [新規作成] メニューを開き、[レポート ビルダ レポート] をクリックします。

    レポート ビルダ ウィンドウが開いたら、モデルとレポート レイアウトを選択します。

  • レポート (.rdl) ファイルをポイントし、下矢印をクリックして、[レポート ビルダでの編集] をクリックします。

    レポート ビルダ ウィンドウが開き、デザイン モードでモデルが選択され、レポートが表示された状態になります。

  • モデル (.smdl) ファイルをポイントし、下矢印をクリックして、[レポート ビルダへの読み込み] をクリックします。

    レポート ビルダ ウィンドウが開き、モデルが選択された状態になります。既定では、レポート レイアウトにはテーブル レポートが選択されます。

  • レポートを表示して [アクション] メニューを開き、[レポート ビルダで開く] をクリックします。

    レポート ビルダ ウィンドウが開き、デザイン モードでモデルが選択され、レポートが表示された状態になります。