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レポート サーバー実行ログ

レポート サーバー実行ログには、サーバー上で実行するレポート、またはスケールアウト配置内の複数のサーバー上で実行するレポートに関する情報が含まれます。レポート実行ログを使用して、レポートを要求する頻度、最も多く使用される形式、および各処理フェーズでかかる処理時間 (単位はミリ秒) を調査できます。

ログ情報の表示

レポート サーバーは、レポート実行に関するデータのログを内部データベース テーブルに記録します。このテーブルは、それ自体で完全な情報を提供しません。また、ユーザーが理解できる形式でデータを表示しません。

レポート実行データを表示するには、Reporting Services に用意されているサンプルの SQL ServerIntegration Services パッケージを実行し、実行ログからデータを抽出してクエリを実行できるテーブル構造にそのデータを格納する必要があります。詳細については、「レポート実行ログ データのクエリ実行とレポート作成」を参照してください。

レポート サーバー実行ログの構成設定

レポート実行のログ記録を有効または無効にするには、レポート マネージャの [サイトの設定] ページまたは Management Studio の [サーバーのプロパティ] ページでオプションを選択します。

既定では、ログ エントリが 60 日間保持されます。この期間を超えるエントリは、毎日午前 2 時に削除されます。長期間使用しているインストールでは、使用可能な情報は常に 60 日分のみになります。

レポート実行ログはレポート サーバー データベースに格納されます。記録される行数またはエントリの種類に制限を設定することはできません。ただし、追跡するログ情報を取得するためのレポートを作成することはできます。

ログ ファイル フィールド

次の一覧に、レポート実行ログに取得されるデータを示します。

  • 要求を処理したレポート サーバー インスタンスの名前

  • レポート識別子

  • ユーザー識別子

  • 要求の種類 (ユーザーまたはシステムのいずれか)

  • 表示形式

  • レポート実行に使用するパラメータ値

  • レポート処理の期間を示す開始時刻と終了時刻

  • データの取得、レポートの処理、レポートの表示にかかる時間 (単位はミリ秒)

  • レポート実行のソース (1 = 実行中、2 = キャッシュ、3 = スナップショット、4 = 履歴)

  • 状態 (rsSuccess またはエラー コードのいずれか。複数のエラーが発生する場合は、最初のエラーのみ記録)

  • 表示されるレポートのサイズ (バイト単位)

  • クエリから返される行数