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配置プロパティを設定する方法 (Reporting Services)

Business Intelligence Development Studio のレポート デザイナで、プロジェクトのアイテムをパブリッシュするには、レポート サーバーのほかに、レポートのフォルダ、および共有データ ソースを指定する必要があります。これらのプロジェクトのプロパティから成る複数の名前付きセットを作成すると、プロパティ セット間で切り替えることができるので便利です。それぞれのプロパティのセットは、構成です。たとえば、レポートをテスト サーバーにパブリッシュする構成や、実稼働サーバーにパブリッシュする別の構成などがあります。

プロジェクトのプロパティのセットの作成および管理には、構成マネージャを使用します。構成マネージャは、BI Development Studio の基となる Visual Studio によってサポートされる機能です。

注意注意

この機能は、インストール後に Reporting Services を構成するために使用する Reporting Services 構成マネージャと混同しないようにしてください。詳細については、「レポート サーバー インストールの構成」を参照してください。

BI Development Studio では、Report Server プロジェクトまたはソリューションからレポートをパブリッシュするアクションは、レポートの配置として知られています。

注意注意

この用語は、SQL Server 2008 で開発した Reporting Services ソリューションの配置と混同しないようにしてください。Reporting Services ソリューションの詳細については、配置 (Reporting Services)」を参照してください。

配置プロパティを設定するには

  1. レポート プロジェクトを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。

  2. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスの [構成] ボックスの一覧で、編集する構成をクリックします。一般的な構成は、[DebugLocal][Debug]、および [Production] です。

    注意注意

    複数の構成を使用すると、異なるレポート サーバー間または配置とプレビュー間をすばやく切り替えることができます。既定では、DebugLocal 構成を使用するとローカルのプレビュー ウィンドウにレポートが表示され、Debug 構成および Production 構成を使用するとレポート サーバーにレポートがパブリッシュされます。

  3. [StartItem] で、レポート プロジェクトの実行時にプレビュー ウィンドウまたはブラウザ ウィンドウに表示するレポートを選択します。

    注意注意

    構成マネージャの [配置] プロパティが選択されていない構成では、[StartItem] が必要です。

  4. [OverwriteDataSources] で、[True] を選択して、レポートがパブリッシュされるたびにサーバー上のデータ ソースを上書きするか、または [False] を選択して、サーバー上のデータ ソースを保持します。

  5. [TargetDataSourceFolder] ボックスに、パブリッシュした共有データ ソースを配置するレポート サーバー上のフォルダを入力します。[TargetDataSourceFolder] の既定値は [データ ソース] です。この値を空にした場合は、[TargetReportFolder] で指定した場所にデータ ソースがパブリッシュされます。

  6. [TargetReportFolder] ボックスに、パブリッシュしたレポートを配置するレポート サーバー上のフォルダを入力します。[TargetReportFolder] の既定値はレポート プロジェクトの名前です。

    注意注意

    ネイティブ モードで実行されているレポート サーバー上のフォルダにレポートをパブリッシュするには、そのフォルダに対するパブリッシュ権限が必要です。パブリッシュ権限は、ロールの割り当てを使用し、パブリッシュ操作を含むロールにユーザー アカウントをマップすることによって設定します。詳細については、「ロールの割り当ての作成と管理」および「パブリッシャ ロール」を参照してください。SharePoint 統合モードで実行されているレポート サーバーの場合は、SharePoint サイトへのメンバ権限または所有者権限が必要です。詳細については、「レポート サーバー アイテムのサイトおよびリスト権限のリファレンス」を参照してください。

  7. [TargetServerURL] ボックスに、対象レポート サーバーの URL を入力します。レポートをパブリッシュする前に、このプロパティに有効なレポート サーバーの URL を設定する必要があります。ネイティブ モードで実行されているレポート サーバーにパブリッシュする場合は、レポート サーバーの仮想ディレクトリの URL を指定します (たとえば、http://サーバー/レポート サーバー または https://サーバー/レポート サーバー)。これは、レポート マネージャではなく、レポート サーバーの仮想ディレクトリです。

    SharePoint 統合モードで実行されているレポートにパブリッシュする場合は、SharePoint トップレベル サイトまたはサブサイトへの URL を指定します。サイトを指定しなかった場合は、既定のトップレベル サイトが使用されます (たとえば、http://サーバー名, http://サーバー名/サイト または http://サーバー名/サイト/サブサイト)。

構成マネージャのプロパティを設定するには

  1. レポート プロジェクトを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。

  2. プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスで、[構成マネージャ] をクリックします。

  3. [構成マネージャ] ダイアログ ボックスで、編集する構成を選択します。現在アクティブな構成は [アクティブ] (<構成>) として表示されます。

  4. ソリューションのプロジェクトごとに、[プロジェクトのコンテキスト] で、[ビルド] または [配置] をオンまたはオフにします。

    注意注意

    [ビルド] をオンにした場合、レポート デザイナにより、レポート プロジェクトがビルドされ、プレビュー前またはレポート サーバーにパブリッシュする前にエラーが確認されます。[配置] をオンにした場合、配置プロパティで定義されている方法で、レポート デザイナによってレポート サーバーにレポートがパブリッシュされます。[配置] をオフにした場合、レポート デザイナにより、ローカルのプレビュー ウィンドウに [StartItem] プロパティで指定したレポートが表示されます。