Business Intelligence Development Studio でのパッケージの設計
このセクションでは、SSIS デザイナで Integration Services パッケージを作成するときに、通常実行するタスクについて説明します。
SSIS デザイナは、パッケージ作成用のグラフィック ツールです。このデザイナは、Business Intelligence Development Studio の Integration Services プロジェクトから利用できます。
SSIS デザイナには、パッケージの制御フロー、データ フロー、およびイベント ハンドラを構築するための個別のデザイン画面が含まれています。デザイナからは、パッケージへの機能や拡張機能の追加、およびパッケージのトラブルシューティングを行うためのダイアログ ボックス、ウィンドウ、ウィザードにアクセスすることもできます。たとえば、SSIS デザイナから、ログ記録を実装するための [SSIS ログの構成] ダイアログ ボックス、変数を追加したり構成するための [変数] ウィンドウ、およびブレークポイントを設定するための [ブレークポイントの設定] ダイアログ ボックスにアクセスできます。SSIS デザイナで用意されているウィンドウ、ダイアログ ボックス、およびウィザードに関する詳細については、「SSIS デザイナ」を参照してください。
パッケージは、Integration Services プロジェクトのコンテキスト内で作成されます。SSIS デザイナを使用するには、既存の Integration Services プロジェクトを開くか、新しいプロジェクトを作成する必要があります。Business Intelligence Development Studio で新しい Integration Services プロジェクトを作成すると、新しいパッケージが自動的にプロジェクトに追加されます。SSIS デザイナを開くには、Integration Services プロジェクトの [SSIS パッケージ] フォルダにあるパッケージをダブルクリックします。詳細については、「Integration Services プロジェクト」を参照してください。
SSIS デザイナは、パッケージを管理および監視する Integration Services サービスに対して依存関係はなく、SSIS デザイナでパッケージを作成または変更するために、このサービスを実行する必要はありません。ただし、SSIS デザイナが開いている間にサービスを停止すると、SSIS デザイナで提供されるダイアログ ボックスを開くことができなくなり、"RPC サーバーを利用できません。" というエラー メッセージが返されます。SSIS デザイナをリセットして引き続きパッケージを処理するには、デザイナを閉じて Business Intelligence Development Studio を終了し、次に Business Intelligence Development Studio、Integration Services プロジェクト、およびパッケージを再度開く必要があります。
このセクションの内容
Integration Services プロジェクトの作成
デザイン時に Integration Services パッケージのコンテナとして機能する新しいプロジェクトの作成方法について説明します。Business Intelligence Development Studio でのパッケージの作成
テンプレートを使用するか既存のパッケージをコピーして、新しいパッケージを作成する方法について説明します。ウィザードを使用したパッケージの作成
必要な接続マネージャ、データ ソース、およびデータの変換先を含む新しいパッケージの作成に使用できるウィザードについて説明します。パッケージのプロパティの設定
パッケージに関連付けられるさまざまなプロパティを設定する方法について説明します。パッケージの制御フローの作成
SSIS デザイナの [制御フロー] タブを使用して、パッケージの制御フローを作成する方法について説明します。パッケージのデータ フローの作成
SSIS デザイナの [データ フロー] タブを使用して、パッケージのデータ フローを作成する方法について説明します。パッケージのイベント ハンドラの作成
SSIS デザイナの [イベント ハンドラ] タブを使用して、パッケージのイベント ハンドラを作成する方法について説明します。接続マネージャの作成
パッケージによって実行時にデータ ソースへの接続に使用される接続マネージャを追加および構成する方法について説明します。パッケージでのデータ ソースの使用
パッケージのデータ ソース オブジェクトの使用方法について説明します。パッケージでのデータ ソース ビューの使用
パッケージのデータ ソース ビュー オブジェクトの使用方法について説明します。パッケージ オブジェクトの再利用
パッケージ、データ ソース、およびデータ ソース ビューをコピーし、パッケージに含まれるオブジェクトをコピーする方法について説明します。パッケージの注釈の使用
注釈を使用して、パッケージの自己文書化を可能にする方法について説明します。パッケージ オブジェクトの表示
SSIS デザイナの [パッケージ エクスプローラ] タブで、パッケージ内のすべての要素の階層表示を表示する方法について説明します。パッケージのデバッグ
ブレークポイントの設定やデータ ビューアを使用した実行時のデータ表示など、パッケージのトラブルシューティングに関する Integration Services の機能、および Business Intelligence Development Studio のデバッグ環境について説明します。パッケージの保存
ファイル システムにパッケージを保存し、パッケージのコピーをファイル システムまたは SQL Server の msdb データベースに保存する方法について説明します。パッケージの削除
Business Intelligence Development Studio からパッケージを削除する方法について説明します。
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