SSIS デザイナ
SSIS デザイナは、Integration Services パッケージの作成および管理に使用できるグラフィカル ツールです。SSIS デザイナは、Business Intelligence Development Studio で Integration Services プロジェクトの一部として使用できます。
SSIS デザイナを使用すると、次のタスクを実行できます。
パッケージ内に制御フローを構築します。
パッケージ内にデータ フローを構築します。
パッケージおよびパッケージ オブジェクトにイベント ハンドラを追加します。
パッケージの内容を表示します。
実行時に、パッケージの実行の進行状況を表示します。
SSIS デザイナには、パッケージ制御フロー、データ フロー、およびイベント ハンドラを構築するタブが 1 つずつ、パッケージの内容を表示するタブが 1 つ、計 4 つのタブが常に表示されています。実行時には、5 番目のタブが表示され、実行中のパッケージの進行状況と実行完了後の実行結果を表示します。
また、SSIS デザイナには、パッケージがデータに接続するために使用する接続マネージャを追加および構成する、[接続マネージャ] 領域が含まれています。
次の図は、SSIS デザイナと [ツールボックス] ウィンドウを示しています。
Integration Services には、さらに、パッケージに機能を追加するダイアログ ボックスとウィンドウが含まれており、Business Intelligence Development Studio では、開発環境を構成しパッケージを使用するためのウィンドウとダイアログ ボックスが用意されています。詳細については、「Integration Services のユーザー インターフェイス」を参照してください。
[制御フロー] タブ
パッケージ内に制御フローを構築するには、[制御フロー] タブのデザイン画面を使用します。アイテムを [ツールボックス] からデザイン画面にドラッグし、アイテムのアイコンをクリックして、矢印を別のアイテムにドラッグすると、アイテムが制御フローに連結されます。
詳細については、「パッケージの制御フローの作成」を参照してください。
[データ フロー] タブ
パッケージ内にデータ フロー タスクが含まれている場合、データ フローをパッケージに追加できます。パッケージ内にデータ フローを構築するには、[データ フロー] タブのデザイン画面を使用します。アイテムを [ツールボックス] からデザイン画面にドラッグし、アイテムのアイコンをクリックして、矢印を別のアイテムにドラッグすると、アイテムがデータ フローに連結されます。
詳細については、「パッケージのデータ フローの作成」を参照してください。
[イベント ハンドラ] タブ
パッケージ内にイベントを構築するには、[イベント ハンドラ] タブのデザイン画面を使用します。[イベント ハンドラ] タブで、イベント ハンドラを作成するパッケージまたはパッケージ オブジェクトを選択し、次にイベント ハンドラに関連付けるイベントを選択します。イベント ハンドラには制御フローと、オプションでデータ フローが含まれます。
詳細については、「パッケージのイベント ハンドラの作成」を参照してください。
[パッケージ エクスプローラ] タブ
パッケージは、タスク、接続マネージャ、変数、その他の要素が多数含まれていて複雑な場合があります。パッケージをエクスプローラ ビューで表示すると、パッケージ要素の全一覧を確認できます。
詳細については、「パッケージ オブジェクトの表示」を参照してください。
[進行状況] タブと [実行結果] タブ
パッケージの実行中は、[進行状況] タブにパッケージの実行の進行状況が表示されます。パッケージの実行が完了すると、[実行結果] タブに実行結果が表示され、そのまま使用できます。
注意 |
---|
[進行状況] タブでのメッセージの表示を有効または無効にするには、[SSIS] メニューの [進行状況レポートのデバッグ] オプションを切り替えます。 |
[接続マネージャ] 領域
パッケージで使用する接続マネージャを追加および変更するには、[接続マネージャ] 領域を使用します。Integration Services には、テキスト ファイル、OLE DB データベース、.NET プロバイダなど、さまざまなデータ ソースに接続する接続マネージャが含まれています。
詳細については、「Integration Services の接続」および「接続マネージャの作成」を参照してください。
|